『私は確信する』劇中モデルで実在の弁護士デュポン=モレッティからコメント到着!
フランスで40万人を動員した大ヒット裁判サスペンス劇『私は確信する』より、2月12日(金)の公開に先駆け、劇中でオリヴィエ・グルメが演じた実在の有名弁護士、エリック・デュポン=モレッティから本作へのコメントが到着した。
本作は、ヒッチコック狂による“完全犯罪”と世間を騒がせた、フランスで実際に起こった“ヴィギエ事件”の映画化作品。2000年2月、フランス南西部トゥールーズ。ある冬の日、38歳のスザンヌ・ヴィギエが、3人の子供たちを残して忽然と姿を消した。夫である法学部教授のジャックに殺人容疑がかけられるが、明確な動機がなく、決め手となる証拠は見つからない。メディアのセンセーショナルな報道が過熱するなか、ジャックの殺人罪を問う裁判が始まる。無実を確信するシングルマザーのノラは、弁護士デュポン=モレッティに弁護を懇願。自らも助手となり、250時間の通話記録を調べるうちに、新たな真実と疑惑に気付くが…。
エリック・デュポン=モレッティは、「無罪請負人」の異名を持つ実在の有名弁護士で、2020年の内閣改造では、マクロン大統領による異例の大抜擢で、法務大臣に就任。自身をモデルとした弁護士が登場する本作に「この事件で、裁判の弁護を担当しました。映画も観ましたが、オリヴィエ・グルメとマリーナ・フォイスの演技には驚くばかりでした。この二人の素晴らしい俳優が深みを生み出していて、夢中になる映画でした。」とコメントを寄せた。
また、字幕を監修したフランス司法が専門の島岡まな教授(大阪大、フランス刑法専門)からは、「犯人を処罰することはとても重要だ。「正義感」の強い人ほど犯人探しに躍起になる。しかし、それ以上に重要なことは、無実の人が裁判で有罪とされ処罰される冤罪を何としても避けること、それこそが本当の「正義」なのだ。デュポン=モレッティ弁護士が最終弁論でそう熱く語る場面は、圧巻だ。人間は神ではないので、真実は誰にもわからない。大事なことは、憶測で決めるのではなく、証拠に基づき判断(確信)すること。証拠がなければどんなに疑わしくても無罪というのが「推定無罪」の原則なのだ。一介の料理人ノラが、息子に「証拠がなければ無罪よ」と教えている場面も感銘を受ける。」とのコメントが届いた。
ストーリー
10 年前に失踪した妻を殺した容疑で、裁判にかけられたジャック。250 時間に及ぶ電話記録が、隠された真実を暴き出す。彼の無実を信じるシングルマザーのノラは、敏腕弁護士エリックと裁判と事件に挑む!三人の子供たちを残して姿を消したスザンヌ。夫である大学教授のジャックは妻殺害の容疑者となる。彼の無実を信じるシングルマザーのノラは、敏腕弁護士デュポン¬=モレッティに弁護を懇願、アシスタントになり事件の調査を始める。新たな真実と疑惑が浮かび上がる、スリリングな展開に息を吞む。冤罪か、有罪か。裁判の行方は―。
作品情報
監督:アントワーヌ・ランボー出演:マリーナ・フォイス『シンク・オア・スイム イチかバチか俺たちの夢』、オリヴィエ・グルメ『息子のまなざし』、ローラン・リュカ『ハリー、見知らぬ友人』、フィリップ・ウシャン、インディア・ヘアほか
原題:Une intime conviction/110分/2018年/フランス語/フランス/日本語字幕:丸山垂穂/字幕監修:島岡まな(大阪大教授、フランス刑法専門)
配給・宣伝:セテラ・インターナショナル/宣伝協力:テレザ
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©Delante Productions - Photo Séverine BRIGEOT