【徹底解説】スパイダーマン新タイトル『No Way Home』に決定!「ワンダビジョン」好評のマーベルの未来はこうなる!
ついにX-MENブランドと合流か?
マーベル映画というと少し前まで大きな流れが三つありました。一つはマーベル・スタジオが仕切るMCU。いわゆるアベンジャーズのシリーズです。次がソニー・ピクチャーズが仕切るスパイダーマンのユニバース。サム・ライミ監督&トビー・マグガイア主演の三部作、アンドリュー・ガーフィールド主演で二作品作られた『アメイジング・スパイダーマン』、そしてトム・ホランド主演のスパイダーマンシリーズ。
これにスピンオフの『ヴェノム』などがあります。トム・ホランド版からはMCUと歩調を合わせるようになって、独立のシリーズはソニー・ピクチャーズが仕切り、合流作品はマーベル・スタジオが取り扱うようになっています。他にも一時期は『パニッシャー』や『ゴーストライダー』なんかの権利も持っていました。これは今はマーベル・スタジオに戻ってきています。
そして、もう一つが20世紀FOXが仕切っていた『X-MEN』ブランドシリーズ。これには派生した『ウルヴァリン』シリーズや『デッドプール』シリーズなども含まれます。他にも『ファンタスティック・フォー』や『デアデビル』の権利を持っていた時期もありました。
という形で、この三系統があったわけですが、マーベル・スタジオと20世紀FOXがディズニー・ピクチャーズの傘下に入り、権利関係が再整理されて『ファンタスティック・フォー』や『X-MEN』ブランドはディズニー傘下のマーベル・スタジオ管理案件となりました。
そして、『X-MEN』ブランドの『デッドプール』がちゃんとR指定作品としてMCUに合流するなどというニュースが流れ、いずれはアベンジャーズシリーズとX-MENシリーズが大合流するのでは?などと思っていたところで、衝撃的な展開を見せたのが「ワンダビジョン」の第5話。
ドラマのヒロイン・ワンダことスカーレット・ウィッチの兄ピエトロ=クイックシルバーが登場するのですが(そもそもMCUでは死んでるはずなので、それだけでも驚きなのですが…。)なんとこのピエトロを『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』に登場したアーロン・テイラー=ジョンソンではなく『X-MENフューチャー&パスト』と『アポカリプス』に登場したエヴァン・ピーターズが登場したのです。小さな接点ですがMCUとX-MENブランドが確かなつながりを持った瞬間です。マーベル原作映像作品はいよいよ、一本化へ大きく進んでいくようです。
ちなみに、ライバルのDCコミックはもともとワーナー・ブラザースの傘下企業と言うことで映像化作品は全てワーナー・ブラザースの映画。経営難によって映像化権を切り売りしていたマーベルとはここが大きく違います。
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