「天国と地獄」も絶好調!高橋一生のキャリアで輝く5本の映画
記念すべき初主演映画
『ミートボールマシーン』
21世紀に入って成人となった高橋一生は、『恋愛寫眞』(03)『世界の中心で、愛を叫ぶ』(04)『LOVE MY LIFE』(06)タケちゃん『マリッジリング』(07)『デトロイト・メタル・シティ』(08)など数多くの映画に助演しながら大人の俳優への階段を上り始めていきました。
そのさなか。彼の記念すべき初主演映画が2005年の『MEATBALL MACHINE ミートボールマシン』です。
謎の生命体に寄生されてバトル・モンスター“ネクロボーグ”へ変貌してしまった人間たちの壮絶な戦いを描いたSFヴァイオレンス・スプラッタ・アクション映画。
もともと山本淳一監督が1999年に制作した自主映画を、山口雄大監督と共同メガホンで劇場用映画としてリメイクしたもの。
(山口監督は、高橋一生が2004年に初主演したTVドラマ「怪奇大家族」のメイン監督のひとりでもありました)
スプラッタ度が高く血しぶき満載、グロテスクなシーンも多い作品でもありますが、気弱ながらも愛のために闘う主人公を真摯に演じる高橋一生の悲壮な勇姿は感動的。
イッセイ・ファンなら勇気を出して一度は見ておいてもよい作品でしょう。
初の映画賞受賞作品
齋藤工監督の『blank13』
2010年代に入ってTVドラマ出演が多くなっていった高橋一生は、2015年の『民王』の貝原茂平役で一躍脚光を浴び、第1回コンフィデンスアワード・ドラマ賞&第86回ザテレビジョンドラマアカデミー賞の助演男優賞をそれぞれ受賞しました。
2016年には映画『シン・ゴジラ』のオールスター・キャストのひとりとして出演。
さらに2017年「カルテット」「おんな城主直虎」「わろてんか」といったドラマで多大な注目を集めることとなり、ここに至って揺るぎのないスターの地位を獲得しました。
その翌2018年に公開された映画『blank13』で、高橋一生は第15回ウラジオストク国際映画祭長編コンペティション部門最優秀男優賞を斎藤工&リリーフランキーと共に受賞しています。
俳優・斎藤工が本名の齋藤工・名義で長編映画初監督したこの作品、13年ぶりに見つかった父親(リリー・フランキー)との確執と懐かしい過去の思い出の狭間に立たされる息子(斎藤工&高橋一生)の忸怩たる想いを描いたヒューマン映画の秀作でした。
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