映画コラム

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2021年03月04日

『太陽は動かない』日本映画史に刻まれる特大スケールのバディ映画が誕生!

『太陽は動かない』日本映画史に刻まれる特大スケールのバディ映画が誕生!


『太陽は動かない』詳細あらすじ




謎に包まれた日本のエージェントが世界を股にかけて暗躍していた。表向きは小さなニュース配信会社を装った、その組織の名は“AN通信”。そのエージェントは24時間ごとに本部への定期連絡をしなければ情報を漏洩させた、裏切ったとされて、心臓に埋め込まれたチップの起爆装置が発動し、解除の申請ができなかった場合5分で爆死する…。

東欧・ブルガリアのとあるアパート。AN通信のエージェント山下が監禁され、絶体絶命のピンチに陥っていました。その山下を助けるべく、AN通信は敏腕エージェントを送り込みます。一気にアパート侵入すると屈強な敵たちを次々と倒していきます。

その男こそ鷹野一彦。そして、救出用の車を調達してきたのが若き相棒田岡亮一。二人は山下をアパートから脱出させますが、本部への連絡が間に合わず、二人の目の前で爆死します。鷹野と田岡は改めて任務の厳しさ、冷酷さを知るのでした。

山下救出に続く任務が鷹野と田岡のもとに届きます。司令塔はエージェント鷹野の育ての親とも言うべき風間。新たな任務はこれまでにない難解モノでした。ことのはじまりは中国で活動していたはずの山下がブルガリアいたこと。山下の痕跡を追ううちに、中国の巨大エネルギー企業CNOXの会長アンディ・ウォンの存在にたどり着きます。

エネルギー分野の寵児も言うべき彼はしかし、裏社会で陰然たる力を持ったフィクサーの一人でさらなる勢力の拡大を目指していました。鷹野と田岡はアンディ・ウォンの狙いを探るために、彼が参加するチャリティパーティーが開かれるウィーンに飛びます。

そこで見たアンディ・ウォンの隣には国籍不明の謎の美女AYAKOの姿がありました。さらに鷹野と因縁深い韓国人エージェントデイビッド・キムの姿もありました。調査を進める中で浮かび上がってきたのは、全人類の未来を決める次世代型太陽光エネルギーの実用化に関する巨大利権。

CONX=アンディ・ウォンは日本の大手電機メーカーMETと組んで次世代型太陽光エネルギーの開発に乗り出していました。しかし、この動きにはアンディ・ウォンの陰謀が隠されていました。CNOX=アンディ・ウォンはMETから特殊な蓄電技術だけを盗み取りエネルギー技術の実用化を独占しようとしていたのでした。

やがて、その利権と極秘情報、特殊技術を巡って世界各国のエージェントや裏組織が動き出し争奪戦に発展します。鷹野と田岡は命がけの肉弾戦と頭脳戦に挑むことに。もちろんその任務の最中でも心臓の起爆装置は常に動き続け、24時間ごとのタイムリミットが彼らに迫ります…。

(文:村松健太郎)

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(C)吉田修一/幻冬舎 (C)2020「太陽は動かない」製作委員会

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