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2021年03月05日

藤原竜也主演が熱い映画5選!『太陽は動かない』でも熱きタフガイを熱演!

藤原竜也主演が熱い映画5選!『太陽は動かない』でも熱きタフガイを熱演!


藤原竜也、闇の描出極まれり
『藁の楯』



こちらは藤原竜也の「陰」の要素をこれでもかと際立たせた犯罪サスペンス映画。

「ビーバップハイスクール」シリーズで有名な漫画家きうちかずひろが、本名の木内一裕・名義で発表した犯罪警察小説を三池崇監督のメガホンで映画化。

孫娘を清丸国秀(藤原竜也)に殺害された経済界の大物が、何と彼を殺した者に10億円の懸賞金を出すと発表。

恐れをなした清丸は警察に自首し、福岡から東京まで護送されることになり、銘苅(大沢たかお)と白岩篤子(松嶋菜々子)らSPがその任にあたります。

しかし道中、次から次へと清丸の命を狙う者が続出し……。

ここでは大金に目がくらんだ者たちと、それを嘲笑う凶悪犯、そんな彼を護らなくてはならない警察側の苦悩など、さまざまな人間の負の要素と、それに伴うサスペンス・アクションの数々が見事に融合。

作品スケール的に安全保障の理由で日本国内での撮影許可が下りず、台湾で多くのサクション・シーンを撮影敢行し、従来の日本映画界の制限を突破した作品でもあります。

特筆すべきはやはり藤原竜也演じる清丸で、一見おとなしそうでいて、その実とてつもない鬼畜サイコ野郎としての脅威を見事に体現。

こうした闇を描出し得る彼の資質は、後の『るろうに剣心京都大火編』&『同 伝説の最期編』(14)や『22年目の告白 私が犯人です』(17)などでも全面開花されています。

新作『太陽は動かない』の藤原竜也は、スパイとしての非情な職務に加えて、日毎の生命の危機といった恐怖と不安を忍ばせた主人公をこれでもかというくらいに熱く演じ切っていますが、それにはこれまでのキャリアの積み重ねが大きくものを言っていると言っても過言ではないでしょう。

(文:増當竜也)

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