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『ラスト・フル・メジャー』レビュー:オールスター・キャストによるヴェトナム戦争秘話

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■増當竜也連載「ニューシネマ・アナリティクス」SHORT

ふと気がつくと、ヴェトナム戦争も終結からまもなく半世紀を迎えようとしています。

この間に数限りなく、アメリカは初の大敗を喫した戦争を題材にした映画を作り続けてきました。

そしてここにまた新たなヴェトナム戦争を題材にした映画が公開されます。

『ラスト・フル・メジャー 知られざる英雄の真実』、それは30年間封印されていた、ひとりの兵士の名誉についてのトゥルー・ストーリーです。

ひとりの勇敢な兵士の死に
なぜ名誉勲章が授与されない?

映画『ラスト・フル・メジャー』はヴェトナム戦争のさなか1966年に発動したアビリーン作戦と、それから30年以上の時を経た1999年、二つの時代を交互しながらひとりの兵士についての真実が綴られていきます。



1999年、ペンタゴン空軍省の官僚ホフマンは、30年以上前からずっと請願されてきた、ある兵士の名誉勲章授与の調査を行うことになりました。

1966年、アメリカ空軍ピッツェンバーガー(セバスチャン・スタン)は孤立した陸軍中隊を救助するべく単身ヘリコプターから地上に降りて、多くの負傷兵を救出するも、自らは銃弾に斃れました……。

ピッツェンバーガーの両親(クリストファー・プラマー&)と戦友タリー(ウィリアム・ハート)は、彼の功績は名誉勲章授与にふさわしいと何度も軍に働きかけるも、なぜかそれは叶わないまま時だけが無為に過ぎています。

エリートのホフマンにとって、この調査は気乗りのしない仕事でした。

しかし、タリーや両親、そして当時を知る退役軍人たちの数々の証言を聴いて行くにあたって心を動かされていきます。

ついにはヴェトナムのハノイにまで渡って調査を進めていくホフマンは、ピッツェンバーガーこそ名誉勲章がふさわしい人物であると確信。

しかし、ではなぜ授与されないのか?

そこには驚くべき背景が隠されていたのでした……。

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