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『ザ・バッド・ガイズ』レビュー:我らが兄いマ・ドンソク、今回はチームプレイで巨悪を討つ!

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■増當竜也連載「ニューシネマ・アナリティクス」SHORT

すっかり韓国映画界の兄い的存在として日本のファンも急増中のタフガイ、マン・ドンソクが今回はチームプレイで巨悪を討つ!



犯罪歴のある者たちで結成された特殊犯罪捜査課という設定が、望月三起也の名作漫画「ワイルド7」を彷彿させてニンマリさせられますが、そこに集められたメンバーもそれぞれ個性が立っていてユニーク。

特に紅一点の詐欺師クァク・ノスン(キム・アジュン)は峰不二子を彷彿させる魅惑の悪女ぶりで、日本でこういった大人の色気とアクションを両立できる女優はなかなかいないのでは?(いや、武田梨奈がいる! 芋生悠も今後有望株だ)などと思いつつ、一方ではマ・ドンソクのように強烈ながらも好感度大の男優もわが国にどれだけいるか?(小沢仁志を太マッチョ格闘家レベルに肉体改造させたら?)……などなど考えていくと、なおさら韓国俳優陣の層の厚さを痛感させられます。



キャストのみならずアクション&サスペンスの見せ場そのものの描出にも怠りはなく、囚人護送車襲撃シーンからクライマックスの一大バトルシーンまで徹底したサービスぶり。

それでいて主人公パク・ウンチョル(マ・ドンソク)の“伝説の拳”どころではないツッコミどころ満載の大奮闘の数々も、スター映画としての華やかさを好もしく際立たせていきます。

総じて韓国のヴァイオレンス映画はハードなシーンと妙にゆるいシーンのバランスが絶妙だったりしますが、本作もその例に漏れず、特に今回に関してはマ・ドンソクそのものの大らかで頼もしいオーラがそれを全く違和感のないものに仕立てているといっても過言ではないでしょう。



某戦国武将の名前まで絡ませた後半のストーリー展開には正直ギョッとさせられたりもしましたが、なるほどこれはこれで筋の通ったものとして納得できさえすれば、あとはもうクライマックスの特殊犯罪捜査課のミラクル・ファイトを堪能するのみ!

ふと、日本もそろそろヤクザ同士の縄張り争いばかりではなく、こういったハードながらもどこか爽快なアクション・メインの映画が作られないものかと、少しうらやましく思ったりしてしまった次第です。

(やはり小沢仁志をマッチョにするか、武田梨奈や芋生悠をヒロインに据えての壮絶ガーリー・アクションを展開させるか……夢は膨らむ一方です)

(文:増當竜也)

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