『茜色に焼かれる』レビュー:現代社会の心無い仕打ちの中を真摯に生きる弱者に贈る人間讃歌
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『茜色に焼かれる』レビュー:現代社会の心無い仕打ちの中を真摯に生きる弱者に贈る人間讃歌
『茜色に焼かれる』作品情報
ストーリー7年前、理不尽な交通事故で夫・陽一(オダギリジョー)を亡くした田中良子(尾野真千子)と中学生の息子・純平(和田庵)。良子は昔演劇に傾倒しており、芝居が上手だった。純平をひとりで育て、夫への賠償金は受け取らず、施設に入院している義父の面倒もみている。だが経営していたカフェがコロナ禍で破綻。花屋のバイトと夜の仕事の掛け持ちを続ける良子だったが、それでも家計は苦しく、そのせいで純平はいじめにあっている。哀しみと怒りを心に秘めながらも、わが子への溢れんばかりの愛を抱え気丈に振る舞う良子。一方、純平はそんな母を気遣って日々の屈辱を耐え過ごす。そんなふたりが最後の最後まで絶対に手放さなかったものとは……。
予告編
基本情報
出演:尾野真千子/和田庵/片山友希/オダギリジョー/永瀬正敏 ほか
監督:石井裕也
公開日:2021年5月21日(金)
製作国:日本
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(C)2021『茜色に焼かれる』フィルムパートナーズ