人生を学べる名画座

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2021年06月27日

弘兼憲史人生を学べる名画座 Vol.11|『砲艦サンパブロ』|「「何が旗だ 何が名誉だ」」

弘兼憲史人生を学べる名画座 Vol.11|『砲艦サンパブロ』|「「何が旗だ 何が名誉だ」」



『砲艦サンパブロ』(1966)

監督:ロバート·ワイズ

脚本:ロバート·アンダーソン、ロバート·ワイズ

出演:スティーブ·マックィーン、リチャード·クレンナ、キャンディス·バーゲン ほか

主な受賞歴:アカデミー賞作品賞、主演男優賞など8部門ノミネート

概要
名匠R·ワイズ監督による3時間に及ぶ大作映画。第二次大戦前、中国に派遣された砲艦を舞台に、ストイックなまでに自分の信念を貫き通す一人の機関兵の姿を描いている。機関兵を熱演したマックィーンが、意外にも彼のキャリアで唯一のアカデミー主演男優賞ノミネートとなった。派手な戦闘シーンは少なく、艦内の人間模様に重きを置いた演出が素晴らしい。設定こそ違うが、暗にベトナム戦争への批判と取れるシーンは多く、一部では本作を「アメリカの良心」と呼んだ。

ストーリー
1926年の中国。揚子江沿いに駐留する米海軍の旧式砲艦サンパブロ。艦内ではヒマな任務に慣れ切った乗組員が、怠惰な生活を送っていた。ある日この艦に一等機関兵ホルマンが赴任してくる。彼は中国人とも良心的に接するが、それは米兵からも中国人からも反感を買うだけだった。やがて中国国内の排外運動が高まり、サンパブロからも犠牲者が出てしまう。

発売:20世紀フォックス ホーム エンターテイメント ジャパン

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