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2021年08月05日

『MINAMATA−ミナマタ−』ジョニー・デップが憧れた写真家ユージンの素顔を捉えた貴重写真一挙公開!

『MINAMATA−ミナマタ−』ジョニー・デップが憧れた写真家ユージンの素顔を捉えた貴重写真一挙公開!



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ジョニー・デップ製作/主演最新作『MINAMATA―ミナマター』より、ユージンの最も近くにいた二人、元妻アイリーン・美緒子・スミスと、元助手の写真家・石川武志からのコメントが到着。合わせて石川が撮影した、ユージンの素顔を切り取った姿など貴重な写真が一挙解禁された。

熊本県水俣市のチッソ水俣工場による工業排水を原因とし、現在まで補償や救済をめぐる問題が続く日本における“四大公害病”のひとつ水俣病。その存在を世界に知らしめたのが、写真家ユージン・スミス氏とアイリーン・美緒子・スミス氏が1975年に発表した写真集「MINAMATA」だ。

ジョニー・デップ自身が長年の憧れだったと語るユージン氏。彼の遺作ともなったこの写真集を基に、ジョニー自身の製作/主演で待望の映画化が実現した。映画では、報道写真家として功績を評価されながらも心に傷を抱えたユージン氏が、当時の妻アイリーン氏とともに水俣を訪れ1971年から1974年の3年間現地で暮らし、人々の日常や抗議運動、補償を求め活動する様子を何百枚もの写真に収めていく濃密な日々がドラマチックに描かれる。「彼(ユージン氏)は心の中に痛みを抱えていた。でも、水俣が彼の心を再び開いたんだと思う」と語るジョニー・デップが容姿から内面に至るまで、傷ついた写真家が、再びカメラを手に取り、闘いに身を投じていくその生き様を見事に体現し現代に蘇らせた。



1970年に通訳者として富士フイルムのコマーシャル制作の仕事に携わり、 ユージン・スミスと出会ったアイリーン・美緒子・スミス。1971 年ユージンと結婚後、水俣に移住し共に水俣病の問題について取材を行ったアイリーン。当時の水俣やユージンについて誰よりも知り、語ることのできる人物である。1975年、世界中で反響を呼んだユージンと連名による写真集「MINAMATA」を出版。公私ともにユージンを側で支え見つめてきたアイリーンは彼について、「私の知るユージンは、決して諦めず、何があっても真実と向き合う人。ユージンが大事にしていた人との繋がりの大切さを映画を通じて深く感じてもらえたら」とコメント。

またユージンを側で見ていたもう一人の人物に、写真家の石川武志がいる。写真学校に通っていた石川は、1971年9月ミナマタプロジェクトで来日中のユージン・スミスに東京の自宅近の路上で偶然出会い、アシスタントになる。アシスタントを務めながら、自身も水俣病に苦しむ人々を撮影。1975年渡米し、ユージンのアパートに住みながら、写真集「MINAMATA」の出版などに立ち会った。ユージンの姿を助手として、同じ写真家として見つめてきた石川は、「ユージンは僕に人生に必要なことを全て教えてくれた人。僕をアシスタントとしてではなく、一人の人間として接してくれた。」と、師弟関係を超え、人間同士での深い関係を感じさせるコメントを寄せた。



1975年、ユージンの助手を辞めフリーランスになった石川は、40年にわたる取材を経て水俣の過去と現在を写し出したフォト&エッセイ「MINAMATA NOTE 1971-2012 私とユージン・スミスと水俣」を2012年10月に出版。公害病の原点である水俣病について「何も終わっていない」と自らに問いかけ撮影した。その写真集の中からと、さらにユージンやアイリーンのプライベートが垣間見える姿を捉えた、石川だからこそ撮れる貴重な写真を一挙公開。ユージンが水俣で工場を前にし撮影する様子、水俣病患者に優しく寄り添う姿、溢れるほどのプリントの中で写真選びをするユージン、アイリーンとの仲睦まじい姿などが写し出されている。

コメント

アイリーン・美緒子・スミス

私の知るユージンは、決して諦めず、何があっても真実と向き合う人でした。
映画を観た後のその想いを胸に、自分の花を咲かせてほしいです。
そして、ユージンが大事にしていた人との繋がりの大切さを映画を通じて深く感じてもらえたら嬉しいです。

石川武志

ユージンは私に人生に必要なことを全て教えてくれた人。
私をアシスタントとしてではなく、一人の人間として接してくれました。
ユージン・スミスとアイリーンとの歴史的なプロジェクト「MINAMATA」に立ち会えたことは私の宝です。映画を通して、観客の皆様にもシェアして頂けたら嬉しいです。

ストーリー

1971年、ニューヨーク。アメリカを代表する写真家の一人と称えられたユージン・スミスは、今では酒に溺れ荒んだ生活を送っていた。そんな時、アイリーンと名乗る女性から、熊本県水俣市にあるチッソ工場が海に流す有害物質によって苦しむ人々を撮影してほしいと頼まれる。水銀におかされ歩くことも話すことも出来ない子供たち、激化する抗議運動、それを力で押さえつける工場側──そんな光景に驚きながらもシャッターは冷静に切り続けるユージンは、チッソの社長からのネガを大金で買うという申し出を拒否したために危険な反撃にあう。追い詰められたユージンは、水俣病と共に生きる人々にある提案をし、彼自身の人生と世界を変える写真を撮る──。

作品情報

製作:ジョニー・デップ 監督:アンドリュー・レヴィタス 脚本:デヴィッド・ケスラー  音楽:坂本龍一
原案:写真集「MINAMATA」W.ユージン・スミス、アイリーンM.スミス(著)
出演:ジョニー・デップ、真田広之、國村隼、美波、加瀬亮、浅野忠信、岩瀬晶子and  ビル・ナイ
提供:ニューセレクト株式会社、カルチュア・パブリッシャーズ、ロングライド   
配給:ロングライド、アルバトロス・フィルム
2020年/アメリカ/英語・日本語/115分/1.85ビスタ/カラー/5.1ch/原題:MINAMATA/日本語字幕:髙内朝子
公式サイト:longride.jp/minamata/

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©︎Ishikawa Takeshi © 2020 MINAMATA FILM, LLC

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