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2021年09月11日

アキラ100%『達人 THE MASTER』初日舞台挨拶|初主演作の公開は「うれしい!このひとこと、本当にありがたい」

アキラ100%『達人 THE MASTER』初日舞台挨拶|初主演作の公開は「うれしい!このひとこと、本当にありがたい」



『達人 THE MASTER』の初日舞台挨拶 画像ギャラリーはこちら
 
お笑い芸人として活動する傍ら、近年俳優としても活躍する大橋彰(アキラ100%)の初主演作となる『達人 THE MASTER』の初日舞台挨拶が行われ、大橋彰、安倍萌生、宮本真希、井浦新、横尾初喜監督が登壇した。

本作は、映画『ゆらり』(2017)や『こはく』(2019)の横尾初喜監督が原案・脚本を務めた前代未聞のエキセントリックムービー。記憶を失った謎の男と、彼に恋心を寄せるひとりの女性が、記憶を取り戻すためにさまざまな訓練を行うことを通じて、ふたりの想いは徐々につながっていくが、男が記憶を取り戻した時、衝撃の展開が明らかになる――。


 
映画を鑑賞したばかりの観客の前に立った大橋は、初主演作の公開に「うれしい!このひとことですね。自分の人生で主演映画が公開なんて中々ある事ではないじゃないですか。それをこういう形で映画を観ていただけることができて。本当にありがたいなと思っております」と感謝のコメントを発しつつも、「始めに監督から、彰さんで映画を撮ろうと思っていますと言われた時はうれしいというよりも、ちょっと大丈夫なのかなという不安の方が大きかったので。映画を見終わった皆さんがどういう風に観ていただけたのか、不安な気持ちはありますが。でも本当に映画の中で、自分が物語を生きられるということは本当にしあわせなことだなと思って。こういう機会を与えてくださった監督をはじめ、スタッフさん、共演者の皆さんに感謝の気持ちでいっぱいです」と続けた。

劇中では、役作りとして、まゆげを多めに付け加えたという大橋は、「まゆげとポンチョの衣装というのは本当にこのキャラクターに合っているなと思いました。過去のシーンで、女性に誘われるところがあるんですが、そこで『なんでこんな服を着ているの?』と言われるところで、『確かに』と思ったらめちゃくちゃ面白くて。笑っちゃいましたが、この服があったからこそ、成立しているなと思いました」と述懐。



さらに井浦は、ぱっと見、「これが井浦新である」と言われなければ気付かないほどの衝撃的なビジュアルを持つ「No.4」を演じているが、このキャラクターは井浦自身が提案したものだったという。その理由として「衝動ですよね」と切り出した井浦は、「監督と具体的にどんな話をしたのか忘れてしまったのですが、自分がインする直前に、監督にこんな造型はどうですかとメッセージを送って。突然生まれちゃったんですよ。最初は(大橋演じる)達人さんと同じような感じで向き合おうと思っていたんですが、突然、この作品のノイズにならないといけないという強迫観念にかられたんです」とその理由を述べた。



また、宮本演じるお色気たっぷりの家政婦・奈津は、今までの彼女のイメージを覆すようなコミカルな役柄となったが、宮本自身も「こういうイメージはないですよね。めちゃくちゃ楽しかったんですよ。わたしも初チャレンジというか、なんでこのキャスティングがわたしになったんだろうとは思いましたが、コメディーといえばこの人、というようなキャスティングではない、ということだったので、思い切り楽しませていただきました」と述懐。また、両親を事故で亡くし心を閉ざしている資産家・牧田家の跡取り娘、静子を演じた安倍は「感情の赴くままに、そして現場の雰囲気を感じながらやっていたという感じなので。けっこうまわりの方のキャラが濃すぎたので、わたしは監督とこれは大丈夫ですかねと聞きながらやっていたという感じでしたね」と振り返った。

また、本作が生まれた経緯について、横尾監督は「実際、僕もコロナで、去年の4月からドラマや映画の制作が止まって。けっこう悶々(もんもん)とする日々があって。エンタメって必要なのかなと考えていたんですけど、この時期にどういう映画が作れるんだろうと。少しでも笑える作品が、少しでも日々の救いになったらいいなと思って。この話自体は、10年前からずっと温めていたものだったので、これでやろうと進めたという感じです」と明かした。

さらにこの日は、本作のタイトルにちなみ、それぞれのキャスト陣が「自分は○○の達人」と発表し合うというコーナーも設けられた。そこでまずは大橋が「皆さん、ご存じかどうか分からないんですが、お盆の達人ですかね……。すいません、こんなこと言っちゃって」と発表し、会場を盛り上げた。さらに横尾監督は「僕は妻(女優の遠藤久美子)に弱い達人ですかね」と発表。「妻とごはんを食べていると、プリプリしていたんで、『どうしたの? もしかしたら映画に出演できなかったからプリッとしているの?』と尋ねたら、『当たり前でしょ』と。そこで『じゃ主題歌を歌う?』と聞いたら、『いいの?』と笑顔になって。という経緯で主題歌をやってもらうことになりました」と、本作の主題歌に遠藤久美子が歌う「愛していると言わせて」が起用された経緯を明かした。
 
そんなイベントもいよいよ終盤。最後のコメントを求められた大橋は「この映画は、肩の力を抜いて、ニコニコしながら観ていただける、楽しい作品じゃないかなと思っております。こんな状況で、お友だちや、家族に会えなかったりということもあると思いますが、やはり誰かがいてくれるしあわせってあると思うんです。そういうことを僕もこの作品を通じて、感じながらやっていましたし、そういう小さなしあわせが一個ずつ積み重なって、うれしさとか、そういうものを感じていただけたらと思います」とメッセージを送った。
 
本作は、本日よりシネマート新宿他にて全国順次公開中。

作品情報

出演:大橋彰(アキラ100%) 安倍萌生 宮本真希
   榊英雄 山口森広 織田あいか 中山祐太 秋山勇次
   森下能幸 井浦新
原案・監督:横尾初喜 脚本:森ハヤシ 横尾初喜 音楽:上田壮一
制作協力:UNITED PRODUCTIONS Paul&Iverson avenir 
製作:GOLDEN TREE 
配給:SDP 
上映時間:76分 
『達人 THE MASTER』公式サイト:https://tatsujin-the-master.com/

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©ゴールデンツリー/「達人 THE MASTER」製作チーム

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