2021年秋冬はコミック原作映画が熱い!『軍艦少年』『前科者』ほか続々実写化



12月10日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷他にて全国公開となる『軍艦少年』は、「ギャングキング」「セブン☆スター」などを執筆し、ヤンキー漫画のカリスマとして人気を誇る柳内大樹が想いを込めて放つ、渾身の熱き青春漫画が原作だ。

この秋冬にむけて、本作ほか、続々と人気コミック原作の実写化映画の劇場公開が決定している。今回は、原作ファンはもちろん、映画ファンからの熱視線も止まらない2021年秋冬以降のコミック原作映画を一挙紹介する。

『劇場版 きのう何食べた?』(11月3日公開/漫画:よしながふみ)

(C)2021 劇場版「きのう何食べた?」製作委員会 (C)よしながふみ/講談社

「大奥」などで知られ、累計発行部数815万部(電子版含む)突破のよしながふみの人気漫画を原作に、2LDK同性カップルのほろ苦くも温かい暮らしと日々の食卓を描くドラマシリーズの劇場版。料理上手で倹約家の弁護士と恋人の美容師が挑む、穏やかな日常を揺るがす騒動が巻き起こる。西島秀俊、内野聖陽を始めとし、山本耕史、磯村勇斗ほか、劇場版からの新キャストとして松村北斗(SixTONES)が出演。

『ボクたちはみんな大人になれなかった』(11月5日公開/原作:燃え殻/漫画:野原多央 ※コミカライズ)

(C)2021 C&Iエンタテインメント

さまざまな世代の心を掴み、絶賛された燃え殻のデビュー作品『ボクたちはみんな大人になれなかった』。ウェブ連載中からその「エモさ」が話題を呼び、2017年に書籍化されると瞬く間に大ベストセラーとなった半自伝的恋愛小説が、ついに映画化。主人公のボク=佐藤を演じるのは、『モテキ』、『怒り』、『アンダードッグ』などの映画はもちろん、ダンスや演劇の世界でも唯一無二の存在感を放つ森山未來。佐藤がずっと忘れられずにいる初めての恋人・かおり役には、映画・ドラマともに出演作が相次ぐ伊藤沙莉。公開を目前に、野原多央によるコミカライズ版が10月26日よりイブニング(講談社)にてスタートしている。

『土竜の唄 FINAL』(11月19日公開/漫画:高橋のぼる)

(C)2021「土竜の唄」製作委員会 (C)高橋のぼる・小学館

シリーズ累計発行部数950万部突破の高橋のぼるによる大ヒットコミックスを原作に、世界を熱狂させる三池崇監督、宮藤官九郎脚本、生田斗真主演で実写映画化したアクションコメディーシリーズの完結編。潜入捜査官(モグラ)として犯罪組織に送り込まれた男が、巨額の麻薬密輸取引を阻止しボスを逮捕すべく奔走する。ほか、岡村隆史、菜々緒、仲里依紗、堤真一、岩城滉一といったおなじみのキャストが集結し、新たに『HK/変態仮面』シリーズ、『孤狼の血 LEVEL2』などの鈴木亮平、『マリア様がみてる』などの滝沢カレンが参加している。

『ずっと独身でいるつもり?』(11月19日公開/漫画:おかざき真里)

(C)2021日活

「女子をこじらせて」の雨宮まみによるエッセイを「サプリ」「渋谷区円山町」などで知られるおかざき真里が漫画化し、共感を呼んだ伝説的コミックを原作に、女性たちのリアルな姿をコミカルにポップに毒々しく、優しい視点によって映し出す。主演は『マスカレード・ナイト』『M 愛すべき人がいて』など女性の本音をリアルに表現してきた田中みな実。脇を固めるのは数多くの作品で唯一無二の存在感を放つ市川実和子、名バイプレイヤーの徳永えり、乃木坂46を卒業したばかりの松村沙友理が出演。監督として『おいしい家族』『君が世界のはじまり』などのふくだももこ、脚本を『家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。』などの坪田文が手がけている。

『前科者』(2022年1月28日公開/原作:香川まさひと 漫画:月島冬二)

(C)2021 香川まさひと・月島冬二・小学館/映画「前科者」製作委員会

小学館「ビッグコミックオリジナル」にて2018年より連載中で、2019年にはさいとう・たかを賞の最終候補作品に選ばれた、香川まさひろ原作・月島冬二作画の人気コミック「前科者」の実写映画化。『花束みたいな恋をした』『るろうに剣心 最終章』など2021年公開の話題作に出演した有村架純を主演に、『ヒメアノ~ル』で唯一無二の存在感を見せた森田剛、『東京リベンジャーズ』の磯村勇斗、さらに若葉竜也、マキタスポーツ、石橋静河、リリー・フランキーらが出演。『二重生活』『あゝ、荒野』で国内外の映画賞を受賞した岸善幸監督が過去と未来に向き合い続ける人たちの希望と再生の物語を描いた、本格社会派エンターテインメント。

『軍艦少年』(12月10日公開/漫画:柳内大樹)

©2021『軍艦少年』製作委員会

「ギャングキング」「セブン☆スター」などを執筆し、ヤンキー漫画のカリスマとして人気を誇る柳内大樹が想いを込めて放つ、渾身の熱き青春漫画を実写化。気の荒い主人公・坂本海星役を演じたのは、『HiGH&LOW THE MOVIE』『いのちスケッチ』などに出演し、劇団EXILEのメンバーとして注目を集める佐藤寛太。失意に沈む主人公の父・坂本玄海役を演じたのは、『BROTHER』『キングダム』などに出演し、国内外でバイプレイヤーとして精力的に活動する加藤雅也。

また、海星の同級生・結役に『樹海村』の山口まゆ、海星の友人・純役に『ハニーレモンソーダ』の濱田龍臣、玄海の幼馴染・野母崎巌役に『どついたるねん』の赤井英和、海星の教師で玄海の同級生・泉役に『うなぎ』の清水美沙、海星の母で玄海の妻・坂本小百合役に『HERO』の大塚寧々など、フレッシュな若手俳優とベテランの実力派俳優が脇を固めている。監督を務めたのは、「おっさんずラブ」「あのときキスしておけば」などのYuki  Saito。そして、10-FEETでボーカル/ギターとして作詞作曲も担当する卓真が主題歌を手掛けており、ソロ名義初となる楽曲を書き下ろしている。



さらに、映像作品のロケーションとして脚光を浴びる軍艦島が舞台となっており、世界文化遺産登録後初となる映画撮影を敢行している。心の拠所とは、魂の救済とは、自身の幸福とは何か。大切な家族を失った親子が生きる意味を見出していく、喪失と再生を描く珠玉の物語。

『軍艦少年』の映画化について、原作者の柳内大樹は「『軍艦少年』を描くきっかけは僕が大切な人を亡くしたことでした。テーマは“大切な人の死をどう乗り越えるか”です。亡くなった人の気持ちはわかりませんが、亡くなった人の立場になって想像することはできます。この映画を観て新たな“門出”になっていただけたら幸いです」とコメントしている。

この秋冬以降のコミック原作映画化続出のブームに乗り、原作コミックファンは実写化での表現を想像しながら楽しみにしていただきつつ、映画を先に楽しんだ方は原作コミックをチェックして、より一層物語の世界に没頭してみては?

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配給:ハピネットファントム・スタジオ

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