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「科捜研の女」第3話レビュー:自転車で走るマリコ!特大ラーメンを前にして…?(※ストーリーネタバレあり)


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木曜ドラマ「科捜研の女 season21」が、2021年10月14日(木)より放送スタート。沢口靖子主演の大人気サスペンスシリーズが、木曜の夜に帰ってくる。

画像分析やDNA鑑定などの科学技術を駆使し、難解な犯罪捜査に立ち向かう様を描いた本シリーズ。榊マリコ(沢口靖子)の活躍もさることながら、ともに捜査に精を出す刑事・土門薫(内藤剛志)の熱血ぶりも魅力だ。

本記事では、その第3話をcinemas PLUSのライターが紐解いていく。

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「科捜研の女 season21」第3話レビュー


榊マリコ。彼女のトレードマークといえば白衣、そして自転車。本作では自転車で颯爽とやってくる彼女の姿を時折見られる。この3話でも、マリコが自転車を走らせて事件を解決に導いた。

自転車が突如爆発を起こして死亡したIT企業社長・磐田(西ノ園達大)。まず事件の手がかりとなったのは、彼の首筋に付着した金継ぎの成分だった。磐田を恨む者たちのリストに金継ぎの器で珈琲を出すカフェがあり、訪ねていくマリコと土門。するとお店は、アプリ開発会社「ミラクル製作所」のオフィスになっていた。

同社の社員が作るアプリは、冷蔵庫の残り物で京料理が作れる「なんでも京料理」や、近くにいるマッチョをAIが教える「カモン、マッチョ」など。いずれもまだ欠点ありだが、なかなかユニーク。「なんでも京料理」などは、完成すればそれなりに人気を集めそうな気もした。

社長の越智(松尾諭)が開発したアプリで、磐田が主催するアプリコンテストに参加していた彼ら。しかし、舞台上で磐田から批判され笑いものになってしまった。

なにかと争いを繰り返し、どうにもまとまりのない「ミラクル製作所」の面々。後からわかったが、越智が磐田を見返すために作った会社らしい。越智いわく「ムカつく奴ってエネルギーになるし」。社員はみな磐田に恨みを抱き、かみ合わなくとも同じ憎しみのおかげでやってこれたという。

捜査を進めると、越智が事件当日、磐田に会いに行っていたのが判明。オフィスで金継ぎのカップを割って成分が付着した服のまま出かけて、爆発を目撃。彼が遺体に触れたため金継ぎの成分が付いたらしい。とはいえ、越智は犯行を否定した。

その後、自転車に仕掛けられた爆弾は激しい振動で爆発するものだとわかる。事件現場にはガタガタした石畳があり、磐田がその道を通ると想定済みでの犯行だったようだ。


磐田のスマホを調べると、中にあったのは越智が作ったアプリ。これは散歩やサイクリングの最中にラーメン屋の前を周って香りで満腹中枢を満足させ、ダイエットをサポートする…というもの。ラーメン店から営業開始時と終了時に通知を送ってもらい、それを元にルート案内するのだという。これを使えば石畳への誘導もできるかもしれない。「だったら試してみるしかないわね」とマリコは決意する。

自転車に乗って出発するマリコと呂太(渡部秀)。事件が起きたのと同じ曜日(水曜日)・同じ時間にアプリの案内ルートで爆発現場に到着できるかを調べる実験だ。

普段乗り慣れているだけあって、軽やかに自転車を進めるマリコ。しかし、次々美味しそうなラーメン店に案内され、これで匂いだけで満足とか絶対に無理では?と思ってしまう(実際、筆者は見ていてかなりラーメンが食べたくなった)。そして、現場近くまで来ると、アプリは石畳とは反対側の道を指定。ラーメン屋「豚新丸」の前で爆発した時刻になってしまった。

「豚新丸」に入ったマリコたち。先週の水曜日に営業していたかを訊ねると、以前は水曜定休だったが、先週から年中無休にしたと答える店主。ただ、犯行当日は開店してすぐマッチョな男たちが来店。こぞって特大の“横綱盛り”を注文して麺やスープがなくなり、早めにお店を閉めたという。


横綱盛りが何人前なのかを知りたがるマリコに「知りたきゃ食べてみな」という店主。特大の器にたっぷりの具がのったラーメンを食べながら「もしかして…」とマリコは頭をめぐらせていった。

定休日だったはずのお店が営業すれば、アプリの案内ルートが変わってしまう。なので、犯人はお店を閉めるためにマッチョな男たちを雇ったのでは…と考えるマリコたち。

「カモン、マッチョ」で探したところ、ラーメンを食べたのは大学のレスリング部員たちだとわかる。彼らの元を土門と亜美(山本ひかる)が訪ねると、報酬を置きにきた真犯人が防犯カメラに映っていた。犯人はアプリコンテストに優勝した会社の社長・水瀬悠真(伊島空)。磐田から「優勝を撤回するかも」という話を受けて憤慨したため犯行に及んだのだった。

なぜ磐田はコンテスト結果を覆そうとしたのか。

それは越智の会社の女性社員に会い、彼女の息子が「いい匂い」と食べ物にうっとりするのを見たからだった。貧乏で、隣の家から漂うおかずの匂いとともに白飯を食べる子ども時代を思い出した彼。食べ物の匂いは幸せなものだと気づいたのだ。だからこそ越智のアプリを試して、場合によっては優勝を差し替えよう…と、あの日アプリを起動して自転車を走らせたのだった。

今回、ちょいちょい笑ってしまったのが、上司のフォローにいそしむ蒲原(石井一彰)。「映える」を「はえる」と言った土門に「“ばえる”です」と耳打ち(やはり土門は流行りに疎かった…)。さらに、マリコに無茶ぶりされ苦虫を噛み潰す日野(斉藤暁)に、越智の言葉を借り「ムカつく奴は仕事のエネルギーになるって…」と声をかけていた。

他の若者二人・呂太と亜美はともにマイペースで空気を読まないタイプ。それだけに、周りを気遣いができる彼は意外と貴重な存在かも…と今更気づいてしまった。

なお、この3話で一番驚きだったのは、マリコが“横綱盛り”ラーメンをほぼたいらげていたこと。大食漢には全く見えないスリムなスタイルの彼女。しかし、人一倍ガッツがあり、科捜研の仕事に全身全霊で取組んでいるだけに、実はかなり食欲旺盛なのかもしれない。


「科捜研の女 season21」第3話ストーリー

京都市内の路上で自転車が爆発し、乗っていた男性が死亡する事件が起きた。臨場した榊マリコ(沢口靖子)は、遺体を確認して驚く。被害者は大手IT企業社長・磐田誠一郎(西ノ園達大)で、マリコは先日、彼が主催する“スマホアプリコンテスト”を見学したばかりだったのだ。何者かが自転車に爆発物を仕掛けたようだったが、不可解なことにハンドルには7台ものスマートフォンがズラリと装着されていた。また、マリコは遺体の首筋から、金色に光る謎の物質を採取する。

土門薫刑事(内藤剛志)が捜査を進めた結果、強引な経営手法の磐田に恨みを持つ人物は多く、リスト化したところ100名もの人物が浮上。特に、彼が運営する飲食店人気ランキングアプリの影響で経営難に追い込まれた店主は、かなりの数にのぼることがわかる。

そんな中、遺体の首に付着していた物質が、割れた食器を修復する“金継ぎ”の素材と判明。コーヒーの成分もわずかに検出される。マリコは、リストの中から金継ぎの器でコーヒーを提供するカフェを発見。さっそく訪ねてみると、カフェはすでに閉店し、アプリ開発会社“ミラクル製作所”のオフィスと化していた。

ミラクル製作所は、社長の越智弘基(松尾諭)や専務の溝口晴翔(兵頭功海)らたった4名の小所帯だったが、スマホアプリコンテストで、独特すぎる〝ダイエット″アプリを磐田に酷評された越智をはじめ、ほかの3人もそれぞれの理由で磐田を憎んでいて…!?

やがて――マリコは事件当日の被害者の行動をたどるべく、磐田が起動していたアプリをもとに京都の街を自転車で疾走することに! マリコが身体を張って確かめた真実とは…!? そして、古都の街並みを利用して犯人が仕組んだ、驚愕の爆破トリックとは…!?


(文:田下愛)


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