「婚姻届に判を捺しただけですが」第4話:百瀬のキャラ変・美晴の闇に戸惑いを隠せない(※ネタバレありレビュー)
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清野菜名がヒロインを務める「婚姻届に判を捺しただけですが」が、2021年10月19日(火)放送スタートした。
有⽣⻘春作の同名コミックをドラマ化。
独身を謳歌している27歳の大加戸明葉(清野)に、広告代理店に勤める30歳のサラリーマン・百瀬柊(坂口)が“ある理由”から偽装結婚を申し込む。
共同生活が始まり、衝突ばかりの2人。果たして、百瀬が偽装結婚をする本当の理由とは? 2人の関係に変化はあるのか?
本記事では、その第4話をcinemas PLUSのライターが紐解いていく。
「婚姻届に判を捺しただけですが」第4話レビュー
明葉(清野菜名)からのハグに「初めて女友達ができた」と喜ぶ百瀬(坂口健太郎)。なにかと「明葉さんは友達ですから」とはにかみ、ゲームしようと言ってきたり、食器は各自という自ら提案したルールを破ってシュークリームをくれたり、果てはご飯を作ってくれようとしたりする。今までのドライな態度はどこへ行ったのかというレベルのキャラ変に、明葉だけでなく観ているこちらも戸惑いを隠せない。
会社でも友達ができた喜びを隠せない様子に、かわいらしいと思う一方で、今までどれだけ友達いなかったんだろうと不憫になる。
百瀬への思いを断ち切ろうとする明葉、百瀬からの誘いを断りまくるが、無碍にしすぎたのが気になり、日帰りの箱根旅行にいくことに……と思いきや百瀬の兄・旭夫妻も一緒だった。
旅館の人は美晴を百瀬の妻と勘違いし、「平気なふりしてたけど、本当は嫌だったでしょ」と旭は明葉を気遣う。やはりいい人……。俺は慣れてるから~という旭。
「この先、俺たち夫婦の間にほころびみたいなものができたとしても、つぎはぎだらけでも、俺は美晴のそばにいられればそれでいいかな〜って」
優しいはずの旭の目から、一瞬表情が消えた気がした。
一方百瀬は美晴と話していた。
「旭くんとなら完璧な家族を作れる。彼となら、あたしが一番欲しい理想の家族を手に入れられる ほころびひとつなく」
「だから私、あなたのお兄さんと結婚したの」
この瞬間、笑顔だった美晴の表情が真顔になる。いや、うっすら微笑んでいるのかもしれないが、瞳孔が開いているんじゃないかと思うほど、何だか怖い。倉科カナ、すごい。
ええ~。
お互い好きで想い合う素敵な夫婦だと思っていた。けど違ったのか……?
美晴は家庭に恵まれなかったようだから、何より理想の家族を手に入れたかったのかな。旭、それをすべてわかっているような感じだったな。
視聴者の衝撃を和らげるかのように出てきたおもちタイム。おもちかわいい。でも足りないのでもっとおもちの尺を増やしてほしい。
旅行の後ずっと元気がない百瀬を気にする明葉だが、何も言わない彼にもどかしさを感じ、無理やり飲みに誘う。調子に乗って百瀬の女性経験に言及してしまい「そんなこと恋愛感情がなくてもできますよ」「試しにそのうるさい口黙らせてみましょうか」と迫られる。
なんだなんだ、今度は敬語俺様キャラか? キャラ変は1話1回までにして! 戸惑うから!
好きな作家が思った感じと違ったが、「作品もまりぞの先生自身もどっちも本物。がっかりなんてしない」「誰かを好きになるって勝手なことなんですよ」という明葉に励まされ、「僕は美晴が好きです、これからもずっと」と宣言する百瀬だった。
誰かを好きになるって勝手なこと、確かにそうだ。結構当たり前なんだけど、あらためて言葉にされると新鮮だなぁ。
みんな大好き唯斗くん(高杉真宙)。今回も顔がいいし、フープピアスがチャラい感じでいい。
「人も犬とか猫と同じ。生きてくためには誰かに甘えないとねぇ」
ちょっと真理な気がする。ヘラヘラしてるかと思いきや。
「あんたにアッキーはもったいないよ」と百瀬に言ってくれたりする。
次回の活躍も楽しみだし、Paraviで観られる番外編「婚姻届けに判を捺したいだけですが」でも彼の魅力が爆発しているので、未視聴のかたはぜひ。
急に離婚届を置いていなくなってしまった美晴。どどどどうした……。
あと、指を触っただけで指輪のサイズってわかるの?
一週間待てなくてそわそわしちゃいそうだけど、待て次回。
「婚姻届に判を捺しただけですが」第4話ストーリー
友情のハグをしたことで、初めての女友達ができたと喜ぶ百瀬(坂口健太郎)。食事は各自、お互いの食器は使わないという百瀬自身が決めたルールをまるっきり無視して、明葉(清野菜名)に懐きまくり。「友達」という言葉を嬉しそうに繰り返す百瀬の態度に、明葉は戸惑うばかり。
そんな中、温泉旅館の招待券を貰った百瀬は明葉を日帰り温泉旅行に誘う。百瀬への不毛な恋に悩みながらも、“友達だから”と結局は一緒に行くことにした明葉。覚悟を決めた出発当日、そこには美晴(倉科カナ)と旭(前野朋哉)の姿もあり…!
(文:ぐみ)
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