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2021-12-19

<単独インタビュー>桜井ユキ、ドラマ「真犯人フラグ」で怪しいママ友を怪演「怖がられながらも、朋子を愛してほしい」



映画『娼年』(2018年)やNHKドラマ「だから私は推しました」(2019年)など、多数の話題作に出演する女優・桜井ユキ。近年では日曜ドラマ「真犯人フラグ」(日本テレビ系)の菱田朋子役での怪演が話題を呼んでいる。一挙手一投足に怪しさしか感じない朋子を演じる上で、最も大事にしている点は何なのか。

また、女優としてますます勢いを増す桜井は、デビュー10周年の節目に初の写真集を刊行する。撮影地に故郷・大分をはじめ、青春を過ごした地・福岡など縁の深い場所を選んだ理由は「ストーリー性のある写真集にしたかったから」だと語った。

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ドラマ「真犯人フラグ」出演「朋子を愛してほしい」



――映画『真っ赤な星』(2018)で演じられていた影のある役柄からすると、近年は桜井さんに対するイメージに変化が訪れているように感じます。


『真っ赤な星』をはじめ、何かを抱えているような暗めの役を演じることが多かったんですが、ここ数年は自分でも意外に思う役柄をいただくことが多くて。そういった役でも想像してもらえるようになったんだな、と新鮮に思っています。

――現在放送中のドラマ「真犯人フラグ」で演じられている菱田朋子は、その筆頭ではないでしょうか?

まさにその通りで、台本だけで彼女の人となりを捉えようとしても限界があるんですよ。事前に役作りをしたとしても、自分よがりになってしまう面もある。なので、最低限の事前情報だけを落とし込んだあとは、衣装とメイクでスイッチを入れるようにしています。



――衣装とメイク、ですか?


私にとって、衣装とメイクは役柄の人間性が出るスイッチなんです。どういう服を持っていて、どういうメイクをしているか。そこから想像すると、朋子がどういう人間なのかを考える良いヒントになります。

――確かに、朋子が履いている靴下にはいつも注目してしまいます。

足ツボの位置が分かるようになっている靴下ですよね。

靴下に限らず、現場でヒョイッと小道具を渡されることが多いんです。「今日はこれでお願いします!」と。それにどんな意味があるのか、私自身もわかっていないんですけど(笑)。



――ひとつひとつの小道具が、朋子の人柄を表しているかもしれないんですね。


最初は私自身も演じるのに戸惑ったキャラクターですが、今はようやく朋子と上手に付き合えているな、と感じます。視聴者の方には「怖いな」「気持ち悪いな」と思われながらも、朋子を愛してほしい。それが私の希望です。


桜井ユキの役者人生を形作ったターニングポイント

――「真犯人フラグ」など話題作への出演が続きますが、10年のキャリアを積んできて、女優として変化したと感じられる点はありますか?

役者の仕事を始めた当時は、気合を入れ過ぎていたんです。現場に入ったら一つの役のことしか考えられない、頭でっかちな状態になってしまっていて。役について考え続けていないと、不安だったんです。そんな方法しか知らなかったんですよね、きっと。

でも、それでは結果的に何も生まないんじゃないかと気づいて、少しずつ視野を広げられるようになりました。役に没頭しきるのではなく、桜井としての感情を動かす何かを日常的に取り入れれば、よりリアルな芝居につながる。そんな風に考えられるようになったのは、自分にとって大きな変化です。

 


――反対に「ずっと変わっていない」と思える点はありますか?


日々の仕事に慣れてくると、ついつい撮り終えることに重きを置いてしまいがちですが、「こなす芝居」だけは避けています。「この役はこんな感じだろうな」と安易な片付け方だけはしない。この先も守っていきたいポイントです。

――ターニングポイントとなった出来事について教えてください。

私の役者人生において、蜷川幸雄さんの演出助手をされていた石丸さち子さん、そして園子温監督との出会いが大きいです。特に石丸さんに師事していなければ、今の私はいなかったと思います。人間性を根本から叩き直され、芝居の基礎を叩き込んでもらいました。



園子温監督の現場は、用意していった芝居をやろうものなら「何か考えてきただろう」って言われるんです。準備が通用しない現場を、芝居を始めた頃に経験できたのは大きかった。私にとっての貴重なふたつの出会いです。

ルーツのある地で撮影「素のままの私が写ってる」



――デビュー10周年のタイミングで写真集「Lis blanc(リス・ブロン)」を刊行されます。タイトルに込められた思いを教えてください。


フランス語で「白百合」を表す言葉をタイトルに選びました。小さい頃、福岡にある祖父母の家でよく白百合の絵を描いていたんです。今回、初めて写真集を出させていただくにあたって、ふと白百合のイメージがわいて。



祖父や祖母と過ごした時間は私のルーツ。それを象徴する花の名前を、デビュー10周年の節目に出す写真集のタイトルにできたら素敵だな、と思いました。

役を背負っていない「桜井ユキ自身」を残したいと思っていたタイミングに、写真集を出せることになって嬉しいです。もしかしたら最初で最後かもしれないので、この機会に出せてよかったと思います。



――最も印象に残っている撮影過程について教えてください。


祖父・祖母の家で撮影した時間が心に残っています。日頃お仕事でご一緒しているスタッフさんと生まれ故郷に行くという、不思議なシチュエーション。私のマネージャーさんも福岡出身なので、一緒に里帰りしたような感覚もありました。仕事モードの自分と、素のままの自分を行き来するような心地で、最初はどんな顔をしたらいいかわかりませんでしたね。

今回、アンディ(ND CHOW)さんという写真家さんに撮影をお願いしたのですが、半ば戸惑っている私から見事に表情を引き出してくださいました。



――どんな経緯で、アンディさんに撮影を依頼されたのでしょうか?


アンディさんの撮られる写真には、たった一枚でもストーリーが感じられるんです。オシャレな服や派手な背景じゃなくても、写真に色気が”載る”。アンディさんにしか切り取れない世界観があるなと常々思っていて。「アンディさんにお願いしたら、どんな写真集になるんだろう?」と想像したらワクワクしました。
 
――もちろん素のままの桜井さんも素敵ですが、中には刺激的な写真も。女性こそ欲しくなる写真集になっているのではないでしょうか。

そう言っていただけると嬉しいです。露出の多い撮影に臨むために、いつも以上にボディメイクも頑張りました。もともとピラティスへ通っているのに加え、筋トレの回数を増やし、特にヒップラインが綺麗に見えるように気を遣っています。

腸内環境を保つため、腸に良さそうな発酵食品やお鍋、蒸し料理を多めに取り入れるなど、撮影中は食事にも気をつけましたね。
 


――「Lis blanc(リス・ブロン)」はどんな写真集に仕上がったと感じますか?


まるで映像作品を見ているような、ストーリー性のある写真集になっていたら嬉しいです。生まれた土地、青春時代を過ごした土地、祖父や祖母の家など、私の人生のストーリーを込めて撮影したので、温度感や人間味を感じ取ってもらえたらいいな、と思います。

(ヘアメイク=岡田知子<TRON>/スタイリスト=李靖華/撮影=田上富實子/取材・文=北村有)
 
<衣裳クレジット:アクセサリー/¥28,600※税込 bohem(okano@bohem.jp)、その他スタイリスト私物>

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【応募期間】2021年12月19日(日)~ 12月22日(火)23:59

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