『ファンタビ』でも大活躍!エディ・レッドメイン“夜明け前”の作品とは?


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これまでの映画の歴史を見ると、それまで無名だったり、知る人ぞ知るレベルだった俳優が、いきなりトップスターに躍り出るということがありました。

これぞまさしく“アメリカンドリーム”というのでしょうが、そのきっかけの最たる例が毎年恒例・映画の祭典・アカデミー賞授賞式です。

たった一夜にして、一気にトップスターへの扉が開く瞬間を見ると、授賞式を見ている映画ファンとしても嬉しくなります。

アカデミー賞・ライジングスター誕生の瞬間


『オードリー・ヘプバーン』(C)2020 Salon Audrey Limited. ALL RIGHTS RESERVED.

アカデミー賞では2~3年に一度、まさにライジングスターの誕生というべき大ブレイクの瞬間を見ることができます。

1953年オードリー・ヘプバーンもまさにシンデレラガールと言っていいでしょう。主演女優賞を受賞した『ローマの休日』は彼女のハリウッドデビュー作でした。

この辺りの流れはGW公開のドキュメンタリー映画『オードリー・ヘプバーン』で詳しく見られます。

受賞はしなかったもの1976年の『ロッキー』のシルベスター・スタローンも一夜にして大ブレイクをした人です。

主演男優賞に加えて自身が書いた脚本賞でもアカデミー賞にノミネートされ、作品賞と監督賞を受賞、ここから彼のスター街道が始まりました。近しいところでも『ドリームガールズ』のジェニファー・ハドソン、『それでも夜は明ける』のルピタ・ニョンゴ、『ボヘミアン・ラプソディ』のラミ・マレックなどが一夜にしてスターの仲間入りを果たしました。


(C)UNIVERSAL PICTURES

そんな若者たちの中に『博士と彼女のセオリー』のエディ・レッドメインもいます。

エディ・レッドメインのこれまで


『リリーのすべて』(C)2015 Universal Studios. All Rights Reserved.

1982年、イギリス・ロンドンで生まれたエディ・レッドメイン。意外な気もしますが、今年(2022年)でもう40歳なんですね。いつまでもベビーフェイスなので、もうミドルエイジだと言われるとちょっと驚いてしまいます。

実家が実業家で銀行家で、パブリックスクール時代はあのウィリアム王子と同級生だったということ、彼の持つ品の良さはそんな育ちの良さから来ているのでしょうか。

そして2002年、20歳の時に舞台でプロの役者としてデビュー。

以降、舞台俳優としてキャリアを積みながら2006年に『ザ・デンジャラス・マインド』でメインキャストとしてスクリーンデビュー。

本作は日本で劇場公開されずWOWOWなどで『悪魔のルームメイト』のタイトルで放映されました。

日本未公開作品ですが、共演には『ヘレディタリー/継承』や『ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密』、そして今年のアカデミー賞4部門ノミネートの『ナイトメア・アリー』のトニ・コレットがいるので、今となっては“未発掘のお宝映画”的な存在です。

そして、2012年のトム・フーパー監督のミュージカル映画『レ・ミゼラブル』のマリウス役で注目を浴びます。

ちょうど俳優としてデビューしてから10年目の時でした。


『博士と彼女のセオリー』(C)UNIVERSAL PICTURES

2年後の2014年には『博士と彼女のセオリー』で実在の天才物理学者・スティーブン・ホーキング博士役を演じて、その年の映画賞を総なめ。アカデミー賞主演男優賞も受賞しました。

翌年にはトム・フーパー監督と再び組んだ『リリーのすべて』で性適合手術を受けたリリー・エルベを演じて2年連続でアカデミー賞・主演男優賞にノミネート、一気にスター俳優となりました。


(C)2016 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. ALL RIGHTS RESERVED

その翌年の2016年にはもう『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』が始まります。

主役のニュート・スキャマンダーを演じるこのシリーズは2018年の『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』、そして今年2022年4月公開の『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』へと続き、計5部作の予定で進んでいます。

『ダンブルドアの秘密』は『ファンタスティック・ビースト』シリーズの第3弾であり、『ハリー・ポッターと賢者の石』から始まるJ・K・ローリングの“魔法ワールド”シリーズ11作目の映画となります

日本でも根強いファンが多く、大ヒットを記録し続けていて今回の『ダンブルドアの秘密』も大ヒットが期待されます。

エディ・レッドメインの夜明け前『イエロー・ハンカチーフ』


『イエロー・ハンカチーフ』(C)2009 DODI FILM PRODUCTIONS. ALL RIGHTS RESERVED.

エディ・レッドメインのまさに夜明け前といえる作品が2008年の『イエロー・ハンカチーフ』

山田洋次監督の1977年の名作「幸福の黄色いハンカチ」をハリウッド映画でリメイクした一作です。

オリジナルで高倉健が演じた主役を、今年の3月、惜しまれつつ亡くなったアカデミー賞俳優ウィリアム・ハートが演じています。


『イエロー・ハンカチーフ』(C)2009 DODI FILM PRODUCTIONS. ALL RIGHTS RESERVED.

アメリカ南部、憂うつな日々を送る少女マーティーンは、風変わりな青年ゴーディにドライブへ誘われ、流されるまま旅に出ます。
やがて2人はミシシッピ川のほとりでひとりたたずむ中年男性ブレットに出会い、旅路をともにすることに。6年の刑期を終えたばかりのブレットは、「ニューオーリンズで確かめたいことがある」と、過去を語りだます。

内容は物語の時代感を現代的に修正した以外は、かなりオリジナルに忠実なロードムービーとなっています。


(C)1977,2010 松竹株式会社

オリジナルで高倉健とともに旅路を共にする若者カップルはこれが映画初出演だった武田鉄矢と、まだ若手女優の一人だったころの桃井かおりが演じていました(桃井かおりはこのリメイク版にもカメオ出演しています)。

武田鉄矢がハリウッドに行くとエディ・レッドメインになるというのは何と言っていいのか……。

桃井かおりの役どころは、『トワイライト』シリーズでヒロインを務めていた時期のクリステン・スチュワート。


『イエロー・ハンカチーフ』(C)2009 DODI FILM PRODUCTIONS. ALL RIGHTS RESERVED.

当時としては彼女の方が知名度が高かったので、その相手役的なポジションにキャスティングされてエディ・レッドメインが大抜擢に近かったのではないかと思います。

そんなクリステン・スチュワートも『スペンサー』で故ダイアナ妃を演じて今年・2022年のアカデミー賞で主演女優賞にノミネートされて、大人の俳優へとステップアップしています。


『イエロー・ハンカチーフ』(C)2009 DODI FILM PRODUCTIONS. ALL RIGHTS RESERVED.

改めて『イエロー・ハンカチーフ』のキャストの並びを見てみると、ウィリアム・ハートクリステン・スチュワートエディ・レッドメイン、そしてオリジナルでは倍賞千恵子に当たるキャラクターのマリア・ベロと、今となってはものすごく豪華な並びです。

この『イエロー・ハンカチーフ』が2008年の作品、4年後には『レ・ミゼラブル』で、6年後には『博士と彼女のセオリー』ですから、まさにエディ・レッドメインの夜明け前と言った作品といえるでしょう。


『イエロー・ハンカチーフ』(C)2009 DODI FILM PRODUCTIONS. ALL RIGHTS RESERVED.

今年で俳優デビュー20年となり、主演作『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』が公開されることもあるので、このタイミングで『イエロー・ハンカチーフ』をチェックしておくはいかがでしょうか?

(文:村松健太郎)

■『イエロー・ハンカチーフ』配信サービス一覧



| 2008年 | 日本 | 96分 | (C)2009 DODI FILM PRODUCTIONS. ALL RIGHTS RESERVED | 監督:ウダヤン・ブラサッド | ウィリアム・ハート/マリア・ベロ/クリステン・スチュワート/エディ・レッドメイン/桃井かおり(特別出演) |

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