「ゲッサン」（小学館）にて好評連載中、コミックスのシリーズ累計1,100万部を突破した山本崇一朗原作の青春コメディ『からかい上手の高木さん』。いよいよ中学3年生になった高木さんと西片の、中学最後の夏休みを描いた劇場版「からかい上手の高木さん」が、6月10日(金)より全国公開となる。

とある中学校、隣の席になった女の子・高木さんに何かとからかわれる男の子・西片が、高木さんをからかい返そうと策を練るも、いつも高木さんに見透かされてしまう日常を描いた本作の見どころのひとつは、自然いっぱいな小豆島の風景。劇場版でも、そんな島の魅力が詰まったシーンがたくさん登場する。

今回は、美しい棚田から夏恒例の伝統行事“虫送り”まで、注目ポイントを場面写真やビジュアルと共におさらいしていく。

中山千枚田

島のほぼ中央、中山地区に位置し「日本の棚田百選」にも選ばれる、室町時代〜江戸時代に造られたと言われる棚田。標高 150〜200m の山腹に大小約 800 枚の田んぼが波状に連なる景色は圧巻で。7 月初旬には「虫送り」と呼ばれる、豊作を願う行事も開催される。

劇場版「からかい上手の高木さん」のティザービジュアルはまさにこの棚田を描いたもの！夏の光が差し込み、キラキラと輝く美しい稲穂が印象的だ。

虫送り

火手（ほて）とよばれるたいまつに火を灯し、田んぼのあぜ道をみんなで歩いて虫よけと豊作を祈願する、約300年前から中山地区で続く伝統行事。映画『八日目の蝉』で描かれたことでも知られている。暗いあぜ道にぼんやりと光が浮かび上がるこの幻想的な景色広がる「虫送り」は本作の劇中でも重要なシーンの一つとして描かれている。

鹿島明神社

TVアニメ第1期5話「雨宿り」や10話「背比べ」など、たびたび登場し『高木さん』には今や欠かせないスポットでもある鹿島明神社。劇中では、神社で2人が偶然子ネコと出会い、飼い主を探すことに……。

西光寺

朱塗の三重塔が目印の西光寺。特報では、高木さんの後ろに佇む弘法大師像の姿も。『高木さん』ではお馴染みとなった、古い家が立ち並ぶ「迷路のまち」の中にあるお寺。本編のどこで登場するか、お楽しみに！

TVシリーズでもお馴染みのロケ地や劇場版ならではの景色まで、映画館の大きなスクリーンで小豆島の自然を体感してみては？

ストーリー

とある中学校、隣の席になった女の子・高木さんに、何かとからかわれる男の子・西片。どうにかして高木さんをからかい返そうと策を練るも、いつも高木さんに見透かされてしまう。季節はめぐり、3 年生に進級した 2 人。周囲は将来を考え始め、不安と期待が入り混じる中、高木さんと西片の距離は未だ変わらぬまま。そして、中学最後の夏がはじまろうとしていた——夏休みが始まる前日、2 人は帰り道で偶然ちいさな子ネコと出逢う。その子を「ハナ」と名付け、神社の境内で母ネコを見つけるまで面倒をみることに…。徐々に懐いてゆくハナを見守りながら過ごす 2 人。ちいさな出会いがもたらした、幸せに包まれた真夏の日々が、あらたな想いを育んでゆく——。

作品情報

劇場版「からかい上手の高木さん」 
6 月 10 日(金)ロードショー！
キャスト
高橋李依（高木さん） 梶 裕貴（西片）
小原好美（ミナ） M・A・O（ユカリ） 小倉 唯（サナエ） 落合福嗣（木村） 岡本信彦（高尾）
内山昂輝（浜口） 悠木 碧（北条） 内田雄馬（中井） 小岩井ことり（真野） 田所陽向（田辺先生）
水瀬いのり（ハナ） 戸松 遥（太田）
スタッフ
監督 ：赤城博昭
構成 ：福田裕子
脚本 ：福田裕子 伊丹あき 加藤還一
キャラクターデザイン：髙野 綾
美術設定：池田祐二 美術監督：笠原由紀 色彩設計：横井未加 撮影監督：牧野真人 編集：中葉由美子
音響監督：えのもとたかひろ 音楽 ：堤 博明
アニメーション制作 ：シンエイ動画
主題歌 ：大原ゆい子「はじまりの夏」（TOHO animation RECORDS）
製作：劇場版からかい上手の高木さん製作委員会
配給 ：東宝映像事業部
＜公式サイト＞ http://takagi3.me 
＜公式 Twitter＞ @takagi3_anime