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「六本木クラス」6話:新(竹内涼真)の人間力の前に平伏必須?土下座するのはどっちだ



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竹内涼真主演、テレビ朝日系列木曜ドラマ「六本木クラス」が2022年7月7日より放送スタート。

Netflixで配信されるや否や、日本でも大人気となった韓国ドラマ「梨泰院クラス」のジャパンリメイクとなる本作。主人公・宮部新を竹内涼真、初恋の相手・楠木優香を新木優子、新が経営する居酒屋のスタッフ・麻宮葵を平手友梨奈が演じる。

本記事では、第6話をcinemas PLUSのドラマライターが紐解いていく。

「六本木クラス」第6話レビュー

復讐劇、青春群像、恋愛模様。オリジナルの「梨泰院クラス」ならびに日本版リメイクである「六本木クラス」を称するときに、よく使われる言葉だ。筆者自身も、繰り返しそう表現してきた。

しかし、ある意味でこの物語は、奪われ・奪い返す物語でもあるのかもしれない。

新(竹内涼真)と手を組んだ長屋の相川専務(稲森いずみ)。ともに長屋の主導権を握るため、高額投資をする戦略をとってきた。

しかし、長屋の会長・長屋茂(香川照之)はその動きに勘付き、二代目みやべが入っているビルを丸ごと買い上げる暴挙に出る。新たちがビルの契約更新を望んだとしても「老朽化が進んだビルを使わせるわけにはいかない」の一点張りだ。

振り返ってみれば、長屋会長は、新から多くのものを奪ってきた。高校生活、父親の命、心血注いで立ち上げた店も、鶴の一声で奪われる。新は”中卒”で”前科者”と人生におけるハンデを背負わされ、何度も苦渋をなめさせられてきた。

そんな新は出所後、マグロ漁船に乗ったり工場で働いたりし、店を出す資金を貯める。夢だった第一号店をオープンさせ、着々と復讐する土台を整えてきた。それは20年がかりの復讐計画であり、父親の尊厳を回復させるためでもあった。

いわば、奪われてきた多くのものを、奪い返す算段が整い始めているのだ。

しかし、新は言う。「たかが退学、たかが退去。結局あなたは、僕から何ひとつ奪えていない」「僕が考える強さは、人がつくるものです。みんなの信頼が僕を強くする」と。

”奪われている”と思わなければ、奪われる者にはならない。

新は長屋会長に面と向かって「僕は奪われていない」と宣言した。奪い取り、弱らせていると勘違いしていたのは長屋のほう。

奪う者と奪われる者が、逆転した瞬間だった。

龍二(鈴鹿央士)が「新さんは強い人です」と口にしたように、信念と熱意で生きる新にとって、仲間からの信頼はさらなる強さの種となる。

現状、二代目みやべは長屋に敵わないかもしれない。しかし、相手が飲食産業のトップであっても物怖じせず対峙する新の人間力は、すでに長屋会長を上回っている。

果たして、最後に土下座をするのは、どちらなのか?

今回、長屋と新のあいだに色濃く残る因縁について知った龍二は、葵(平手友梨奈)からの促しもあり店を辞めることを決意する。

葵自身、新の過去を彼自身の口から聞いたことで、より愛情を深める場面もあった。だからこそ、新を苦しめる存在は”潰したい”。「長屋を継いでくれれば、あなたのことを好きになるかも」とも取れるような発言をし、龍二を退職へと誘導する流れには小悪魔さを通り越した小賢しさを感じた。

新もそれを感じたからこそ、葵に対し「マネージャー失格だ」と告げたのだろう。新のためを思った行動が裏目に出ている葵、今後どのように盛り返していくのか。

(文:北村有)


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