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桜花ゼミナールの金の卵、Ωクラスの前田花恋(田中絆菜)の転塾問題に揺れた第3話。
慌てる講師陣たちを横目に校長の黒木蔵人(柳楽優弥)は「ほおっておきましょう、何もしなくて結構です」と言うだけ。
新人の塾講師、佐倉麻衣(井上真央)は、「前田さんの転塾は私のせいかもしれない」と自分を責める。
なぜなら、佐倉は担当するRクラスの子に個別に勉強を教えていたところ花恋に「マンツーマンで勉強教えるなんてひいきだよ、絶対。こっちは質問の順番待ちしているのに」と責められたばかりだったからだ。
今回も子役の演技にひきこまれ、あっという間の1時間だった。
主演の柳楽優弥や井上真央も子役出身だが、最近の子役は大人顔負けの演技力で魅せてくれる。
第3話のメインを飾った子役の田中の演技には、目を見張るものがあり、プロ根性が画面からも伝わってきた。
母親役の高岡早紀とのやり取りも、本当の親子かと思うほど自然であった。
筆者も子どもを転塾させた経験があるため、今回のストーリーは興味深かった。
黒木の言葉一つひとつが胸に刺さった。
中学受験をするにあたって進学塾は必須ではないものの、その存在はかなり大きい。
進学塾を最大限に活用できれば合格率も上がるからだ。
このドラマは受験戦争のリアルさをしっかりと追求されており、受験生を抱える親にとって刺激的だ。
ドラマの内容に戻ろう。
桜花ゼミナールよりもレベルの高いルトワックに転塾しようとした花恋だが、レベルの高さとスピードの速さについていけず、自傷行為をするほどまでに。
その変化に気付いた佐倉は黒木に報告をした。
講師たちには「ほうっておきましょう」と話した黒木だったが、花恋の心をしっかりと理解し、寄り添った。
自分の居場所はレベルの高いルトワックではなく、桜花ゼミナールだと気付いた花恋。
「花恋の席、まだ空けて待ってるよ」と優しく声をかけた黒木。
結局、花恋は桜花ゼミナールに笑顔で戻ってきた。
今回も黒木によって事なきを得た桜花ゼミナール。
こんな校長がいる塾なら「うちの子も入れたい」と思った視聴者も多いのではないだろうか。
かくいう、私もその一人。
来週もしっかり同ドラマで学びたいと思う。
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