国内ドラマ

REGULAR

2022年11月23日

「ファーストペンギン!」第8話:洋(堤真一)が家出!?和佳(奈緒)に抱くのは恋心なのか

「ファーストペンギン!」第8話:洋(堤真一)が家出!?和佳(奈緒)に抱くのは恋心なのか

奈緒主演、堤真一や鈴木伸之が脇を固める日テレ系列ドラマ「ファーストペンギン!」が、2022年10月5日より放送をスタート。

寂れた漁港を復興する”実話を元にした”オリジナルストーリーである本作。奈緒演じるシングルマザーの岩崎和佳(いわさき・のどか)は、職なし・宿なしのギリギリ状態で5歳の息子を連れ、とある港町に行き着く。堤真一演じる漁師かつ漁船団「さんし船団丸」の社長・片岡洋(かたおか・ひろし)と出会ったことで、和佳の生活に変化が訪れる。

本記事では、第8話をCINEMAS+のドラマライターが紐解いていく。

▶︎「ファーストペンギン!」画像を全て見る

「ファーストペンギン!」第8話レビュー

日本の水産業を立て直すため、水産フェアで講演をすることに決めた和佳(奈緒)。農林水産省・溝口(松本若菜)の後押しもあり、聴講していた漁師たちの反応も上々。

前回、漁協側が送り込んできた“工作員”のせいで、バラバラになってしまったさんし船団丸をなんとかするためにも、新しい漁師を勧誘するチラシをまく洋(堤真一)。和佳の講演のおかげで、お魚ボックスに興味を持ってくれる漁師はいるものの……わざわざ、さんしに来てくれる経験者はいない。

目の前の現実をなんとかしたい洋と、日本水産業の未来も見据えている和佳。視点が短期・長期に分かれているだけで、目指すゴールは同じなはずなのだが……。ちょっとした言い争いが原因で、洋は東京に置き去りになってしまう。

講演の場で出会った、ビジネスコーディネーターを名乗る波佐間(小西遼生)の存在も、洋のモヤモヤに拍車をかけていた。和佳は特段、彼に特別な好意を寄せているようには見えないのだが、洋にはそうは見えなかったのだろう。

果たして、洋が和佳に抱いているのは、恋心なのか?

洋、東京へ置き去り事件が勃発しているなか、さんしでは新事実が発覚。そもそも、この事態の発端となった“ロープを切った真犯人”は、小森(北川尚弥)ではなく逢坂(矢崎広)である可能性が浮上したのだ。

逢坂と、ぬいぐるみを介したやりとりを思い返した山藤そよ(志田未来)。調べてみたら、履歴書も免許証も偽造だった。携帯はプリペイド式で連絡がつかない。決定的な証拠はないものの、逢坂が漁協側による工作員だったと見て、間違いはなさそうである。

それにしても、事務も接客もできて、漁師たちの健康管理やカウンセリングのようなことまで対応し、おまけに推理力もあるとは……。そよそよ、恐るべしである。

こんな、てんやわんやな状況で、「貸し剥がし」と呼ばれる最後の手段に出た漁協。彼らもまた、さらに大きな圧力に脅されている立場ではある。しかし、今日〜明日で2億近い借り入れを耳揃えて返せというのは、さすがに……。

しかし、これまでも「なんとかするから!」と宣言し、実際になんとかしてきた和佳。講演で知り合った波左間の紹介で、支援してくれる会社と繋がることができ、窮地を脱した

東京に置き去りにされていた洋も、無事に帰ってこられて、一件落着……と思いきや。

「さんしの救世主じゃ!」と波左間が崇められている現場に遭遇してしまった洋、またもやヘソを曲げて踵を返してしまう。

いいかげん帰ってきてよ……と皆が思っている最中、なんと、帰ってきたのは永沢(鈴木伸之)だった。

立派なイクメンに成長しつつあった永沢だが、奥さんを引き連れてきた様子は見受けられなかった。まさか、ここにきて本当に、彼女の妊娠はウソだったのだろうか

日本の水産業をなんとかする以前に、個人の私的なアレコレで潰れてしまうのではないか……と心配しているのは、筆者だけではないはず。

(文:北村有)


無料メールマガジン会員に登録すると、
続きをお読みいただけます。

無料のメールマガジン会員に登録すると、
すべての記事が制限なく閲覧でき、記事の保存機能などがご利用いただけます。

©Nippon Television Network Corporation

RANKING

SPONSORD

PICK UP!