「それってパクリじゃないですか?」第5話:テンパる亜季にそっと寄り添い、優しさを見せる北脇。2人のアッチも気になる。
原作は、奥乃桜子の「それってパクリじゃないですか?~新米知的財産部員のお仕事~」(集英社オレンジ文庫)。
本記事では、第5話をCINEMAS+のドラマライターが紐解いていく。
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「それってパクリじゃないですか?」第5話レビュー
月夜野ドリンクの新作、「カメレオンティー」の発売に向けてポスターができあがった。大掛かりな宣伝をしようと思っていた矢先、このポスターに社長の増田(赤井英和)がまったく知らない人の個人ブログに掲載されていた写真を無断で使用していたことが発覚。
会社の社長が個人のブログから無断で拝借し、商品のポスターに使うなんて…ありえなさすぎてクスっと笑ってしまった。
この対応は、亜季(芳根京子)が担当することに。
さらに亜季は上司の熊井(野間口徹)から「拒絶理由通知書」を見せられる。
以前、同期の窪地(豊田裕大)が発明した甘酒の特許の許可が下りていないようで、その対応も求められた。
亜季はポスタートラブルと窪地の発明した商品の特許を取れるようにしなければならない。
大きな仕事を前にテンパる亜季。
そんな亜季をそっと影で支える北脇(重岡大毅)。
亜季は目の前の仕事に精一杯といった感じで恋愛なんてとんでもない様子だが、北脇のほうは亜季の行動を自然と目で追ってしまう。
不器用な北脇は自分では気づいていないが、亜季にどんどん魅かれていっている様子が表情や行動でよくわかる。
今回の北脇という“朴とつ”だけど根は優しい男を重岡が見事に演じている。
その北脇に片想いしているのは、亜季の友人のゆみ(福地桃子)。
この先、この3人は三角関係に発展するのか?
窪地を演じるのは、MEN’S NON-NO専属モデルとしてデビューした豊田裕大。
5月5日に公開された映画『銀河鉄道の父』で宮沢賢治(菅田将暉)の弟・清六役で出演している。
たしかにどことなく菅田に雰囲気が似ており、いい感じの役者だ。
今後、大いに注目したい。
窪地は月夜野ドリンクのライバル会社ハッピースマイルに引き抜かれようとしていた。
ここのところ上司の高梨(常盤貴子)から厳しく指導されていたのでハッピースマイルに心が動きかけていた。
しかし、亜季ら資材部の懸命な努力のおかげで晴れて甘酒の特許が認められ、月夜野ドリンクに残ることを決めた。
ポスター問題も北脇のおかげでクロスライセンス契約することで見事に解決。
密かに北脇によって助けられていた亜季は、さらに大きく成長した姿を見せてくれた。
テーマが難しいためか、今クールのドラマの中ではあまり注目されていない。
しかし、筆者の中での満足度は非常に高い。
回を追うごとに亜季と北脇に感情移入していく自分がいる。
早くも折り返した同ドラマ。
今から着地点が気になって仕方がない。
(文:駒子)
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