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2022年08月23日

「赤いナースコール」第7話:またしても壮絶なラストに驚愕「勝手なことしてると殺されますよ」のベッキーの凄みにも震えた

「赤いナースコール」第7話:またしても壮絶なラストに驚愕「勝手なことしてると殺されますよ」のベッキーの凄みにも震えた


©「赤いナースコール」製作委員会


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佐藤勝利(Sexy Zone)主演のドラマ「赤いナースコール」が2022年7月11日深夜スタート。

秋元康が企画、原作を手掛けた本作は、事故がきっかけでとある病院に入院したカップルがトラブルと恐怖に巻き込まれていくノンストップミステリー&サスペンス。テレビ東京ドラマ初主演となる佐藤勝利が主役・春野翔太朗を演じる。

本記事では、第7話をcinemas PLUSのドラマライターが紐解いていく。

「赤いナースコール」第7話レビュー

7話を観終わった感想から話すと、(以下、ネタバレあります)ラストシーンを迎えるまで今回は比較的、大丈夫な回だったな……と余裕をかましていたら最後にしてやられた!!

前回、事件を捜査している工藤(池田鉄洋)の相棒、加藤(堀口紗奈)が犯人に生きたまま火葬場で焼き殺された。
しかも犯人は「工藤さん、工藤さん、工藤さん、助けてーーーー!」という加藤の絶望に近い断末魔をわざわざ音声に残していた。
加藤の遺骨を見つめる工藤。
©「赤いナースコール」製作委員会
「この中に足りないものがあるはずだ!」と骨壺をひっくり返し、鑑識に調べさせると工藤の予想通り、加藤の「喉ぼとけ」がなくなっていた。
どうやら犯人が持ち去ったらしい。

開始10分でこの描写。

ホラー嫌いな視聴者、あるいはホラー好きな視聴者には「たまらない」展開だ。

工藤は院内で加藤が捜査した痕跡を探そうと必死だ。
加藤がいなくなった時間前後に男性と女性の笑い声が聞こえたというアリサ(福本莉子)の証言。
壁に遺された不審な口紅の汚れ。
何が何でも相棒を殺した犯人を捜そうとする工藤は、少し狂気に満ちた様子だった。
ここまで主役の翔太朗(佐藤勝利)の姿はまだない。
「赤いナースコール」はもはや、池田が主役に近い。
©「赤いナースコール」製作委員会
7話をぎゅっと話すと、看護婦の山根(ベッキー)と医師の石原(板尾創路)はデキていた。

榎木田医院長(鹿賀丈史)の奥さん(渡辺真起子)が新登場。

看護婦の野田(上地春奈)と前回、老婆をトラックでひいた運転手が何やら怪しい話をしている。

病室を抜け出し、「会いたかった」と彼氏の翔太朗に会いにくる大胆なアリサ。

榎木田と自称21歳の西垣(浅田美代子)は院内の“何か”を探っている。

そしてラスト5分。
ここまで犯人のような怪しい動きをふんだんに見せていた野田が何者かによって病院の窓から突き落とされる。
落ちた先には鉄柱が……。
串刺しになった血だらけの野田の姿で終了。
そして、またもやチャイコフスキーが大音量で流れていた——。

もうため息しか出ない……。

SNSを中心に考察が盛り上がりをみせている。
犯人はアリサ説が急上昇だが、アリサが犯人であれば何のために?

とにかくベッキーが演じる山根の表情が怖い。
病室で翔太朗らが夜中に犯人考察をしていると、「勝手なことしてると殺されますよ」と患者を脅す。
こんな看護師、まっぴらごめんだ。

犯人はいったい誰だろうか?
次回は誰が殺されてしまうのか……。

著者は、「怖いが気になるから観る、そして後悔する」のループを来週以降も繰り返すのだろう。
やはりため息しか出ない……。

(文:駒子)


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