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2023年06月09日

「ケイジとケンジ、時々ハンジ。」最終話:最大の敵は闇バイトの指示役? そしてそれぞれの関係は…

「ケイジとケンジ、時々ハンジ。」最終話:最大の敵は闇バイトの指示役? そしてそれぞれの関係は…


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桐谷健太主演のドラマ「ケイジとケンジ、時々ハンジ。」が2023年4月13日にスタートした。

桐谷と脚本家の福田靖の3年ぶりの再タッグとなる本作は、異色の情熱刑事・仲井戸豪太を中心に「事件にまつわる全ての人々」をサスペンス&コミカルに描く群像劇。共演は比嘉愛未、磯村勇斗ら。


本記事では、最終話をCINEMAS+のドラマライターが紐解いていく。

「ケイジとケンジ、時々ハンジ。」最終話レビュー


最終話で仲井戸(桐谷健太)らが挑むのは闇バイトの指示役の逮捕だ。

リアルでもつい最近まで大きく取り上げられていた事件が頭を過る。
実行犯は捕まるものの、彼らは指示役と直接会うわけではない。分かっていることは指示役の名前が「キング」ということぐらい。そのため、まったく核心には踏み込めない。
実行犯たちの勾留期間の終わりを迎えてもヒントさえも得られなかった。

そんなとき、強盗被害に遭った老夫婦のもとに、盗まれたのと同じ金額の500万円が送られてくる。
送り主はモデルの森野さやか(横田真悠)。
話を聞くうちに、仲井戸たちはさやかの婚約者・阿久津(佐野玲於)がキングではないかとにらむ。


キングを捕まえるためにとった作戦はおとり捜査。
さやかが自分の正体に気がついたのではないかと考えた阿久津は、闇バイトでさやかを殺すバイトを募集。
そこに仲井戸が応募し、阿久津に迫るというものだった。
横浜みなとみらい警察署の署長・牛島(伊藤淳史)は反対するが、検事の二階堂(北村有起哉)は自分が責任を取ると発言。捜査をしていると気づけば、阿久津はすぐに証拠を消してしまい、逮捕には至らないだろう。そして、逃げ切れば、指示役として暗躍し続けるだろうし、さやかも危険に脅かされ続ける。
一気に片をつけなければ、とみなとみらい警察署の強行犯係の面々も一丸となって取り組む。

なかなかの大掛かりの作戦だが、サクサク進んでいく。
闇バイトに応募した仲井戸はほかのバイト2人を確保。3人いるバイトの中で一番迫力があるのが仲井戸なので何も心配なく観られる……。

そして、仲井戸たちはさやかと共に阿久津のマンションへ乗り込む。
証拠を隠そうとした阿久津を寸でのところで取り押さえ、逮捕。あざやか!

桐谷健太と、阿久津役の佐野玲於と言えば、前クールではドラマ「インフォーマ」でバディを組んでいた。そんな2人が別の作品で相まみえるのはなかなかに胸アツだ。
できれば、仲井戸による阿久津の取り調べは観たかった……。


そして、時は流れ、半年後。阿久津の裁判が始まった。刑事と検事、判事たちはそれぞれの日常を送っていた。しかし、変化も。検事の矢部律子(中村アン)は東京特捜部への異動が決まった。
目黒(磯村勇斗)と判事の諸星(吉瀬美智子)は絶妙な距離感を保っている。アプローチする目黒、まんざらでもない諸星。
二階堂とみなみ(比嘉愛未)はみなみの兄である仲井戸から交際を許可するような発言が飛び出したが、その関係は曖昧なまま……。

これはまたいつか続編もありそうな予感。
それまでは、仲井戸たちがきっとハマの平和を守ってくれていることだろう。

(文:ふくだりょうこ)

「ケイジとケンジ、時々ハンジ。」最終話をTverで視聴する(期間限定)

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(C)テレビ朝日

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