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2023年07月29日

「警部補ダイマジン」第3話:台場(生田斗真)が連行!? もはや全ての人物が怪しく見えてくる

「警部補ダイマジン」第3話:台場(生田斗真)が連行!? もはや全ての人物が怪しく見えてくる


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生田斗真(主演)×三池崇史(監督)のタッグによる金曜ナイトドラマ「警部補ダイマジン」(テレビ朝日系)が2023年7月7日スタート。

リチャード・ウー(原作)&コウノコウジ(作画)の同名漫画を原作とする本作は、警視庁捜査一課のエース・台場陣(だいば・じん)が法で裁けない犯罪者を“悪をもって悪を制す”ピカレスクサスペンス。主演の生田をはじめ、向井理、土屋太鳳、小澤征悦、高橋克典他豪華キャストが集結した。

本記事では、第3話をCINEMAS+のドラマライターが紐解いていく。

「警部補ダイマジン」第3話レビュー


続々と怪しげな人物が出てくる。と、同時に物語の奥行が出てくるからワクワクもしてくる。

 

才門(向井理)らの命を狙い、目下敵対している秘密結社「44」。

調べていくうちに、「44」の殺し屋・市川(矢柴俊博)は元国会議員秘書をしていた経験があり、今も議員会館に出入りしており、政府との関わりがあることが分かる。

こういう、敵対している組織が国と繋がっていると分かったときの絶望感たるや。急に孤独を感じてしまう。観ているだけなのに。

が、才門はその程度では動じない。目的を達成するために何でもやる覚悟のようだ。
才門に近づいてきた警視庁公安部の理事官・百鬼行人(高橋克典)が「44」の中枢にいる人間ではないかと疑った才門は、持ち掛けられた情報交換に応じる。あっさりと天羽大(宅麻伸)殺害の真犯人を台場(生田斗真)だとバラしてしまう。現状、台場は才門の手持ちの駒のひとつでしかない。

百鬼が「44」に関わっているとすれば、また才門は命を狙われる。しかし、見立てが異なっていれば、百鬼の命が狙われる。

そのことを知った台場は自分よりも才門のほうが殺人鬼だと言う。
事実、百鬼の命は狙われ、暗殺を試みた「44」の人間は死に、警備していた警察官も殺されている。こうして聞くとやはりとんでもない男なのだが、才門は自分の命を賭けているんだよな……というのがただの殺人鬼ではない。
信念があるからこそ、より恐ろしい殺人鬼なのかもしれない。

 

一方、台場は百鬼にバレているだけではなく、刑事の七夕(土屋太鳳)から相変わらず天羽殺しで疑われている。台場が天羽と組んでいるという見立ては間違えているが、天羽が連続幼女誘拐殺人事件の犯人であるという推理は合っている。猪突猛進なだけではないことがわかる。

台場の天羽殺しの証拠を掴もうとしつこく尾行を続けるが……。

 

さらに、「土日の老人」と呼ばれる元内閣特務室トップ・穴水政玄(片岡鶴太郎)が登場。現役時代の銃撃事件以来、神のお告げが頭の中で聞こえるようになったというこれまた怪しい人物である。

台場に天羽殺しの疑惑があると聞くと、逮捕してしまえばいい、と言う。
そんな言葉と共に、罪をでっちあげられ、連行されてしまう台場。

正義感は強いが、あんまり深く考えない台場は足元をすくわれやすい。そんな台場を才門はどのように使いこなしていくのか。

お茶目なところがある才門が好きなのだけれど、物語が過酷になっていくにつれてそういうシーンが減っていくのだろうか。
目的達成のために孤独を極めていきそうな才門が台場によって救われるといいのだけれど……と思わずにはいられない。

(文:ふくだりょうこ)

「警部補ダイマジン」3話をTverで視聴する


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