ユニバーサル・スタジオが贈る最新作『スラムドッグス』が11月17日(金)より日本公開される。犬が主役の映画といえば、感動的なストーリーが王道。しかしそんな定説を大きく裏切る、＜愛犬家は鑑賞注意！＞のオトナ向けペットコメディがついに日本に上陸する。

クソ飼い主に捨てられたワンちゃんたちが闇堕ち......飼い主に＜仁義なき復讐＞を果たすまでのドタバタ珍道中を爽快に描く本作。プロデューサーは、『スパイダーマン：スパイダーバース』や『LEGO® ムービー』シリーズのフィル・ロード&クリストファー・ミラー。そして、主人公となるワンちゃんたちのボイスキャストは、ウィル・フェレル、ジェイミー・フォックス、アイラ・フィッシャー、ランドール・パークら、一流俳優たちが務めている。

本作に登場し大活躍するメインのワンちゃんたちは、クソ飼い主に捨てられ復讐を決意したボーダー・テリアのレジー、レジーの復讐に意気投合し仲間に加わる、紅一点のヒロインで毛並みの美しいオーストラリアン・シェパードのマギー、レジーの救世主になる“野良犬界”のカリスマ的存在でボストン・テリアのバグ、そして大きな体と巨大なイチモツと過去にトラウマを持つ心優しきメンタリスト犬のグレート・デーンのハンターの4匹だが、背景に映り込む犬も含めるとなんと総勢90匹以上のワンちゃんが出演している。

劇中でも騒々しさ最高潮の重要な場面となる犬収容所の撮影では視覚効果を使わずに40匹以上の犬をワンショットで撮影することに大成功！そんな素晴らしいワンちゃんたちをまとめ、脚本に書かれていることを実際の犬が再現できるようにしたのが、ハリウッドのペット映画には欠かせない、ベテランのアニマル・トレーナーのマーク・フォーブスだ。

これまでトム・ハンクス主演の『フィンチ』や、本作と同様にワンちゃんが奮闘する『ベンジー』、他にも『わんわん物語』、『僕のワンダフル・ライフ』など、犬が主役の作品で多くの助言や指導を行ってきており、プロデューサーを務めたクリストファー・ミラーは、フォーブスについて「本作を実現させた陰の立役者だ」と称賛。

撮影に際し、ジョシュ・グリーンバウム監督は人間を撮るのと同じように犬達を撮影したいと考えていたため、優秀なトレーナーチームと共に脚本を1ページずつ進めながら、犬達の配置や動き、カメラアングルを全て作り上げていったが、人間が望む通りにお互いに交流させることはそう簡単ではなかったという。


また、主演に抜擢された4匹は、撮影の数か月前にキャスティングされ、「お座り」や「伏せ」といった簡単なしつけさえ出来ていなかったため、ほとんどが一からの訓練が必要な状態でスタート。しかし、そこはベテランのアニマル・トレーナー！特に難しい撮影となった2～4匹の犬が互いに会話しながら歩くショットで、歩くスピードが大きく異なる犬たちがお互いを見ながら前に向かって歩かせるために、トレーナー達にはフレームの脇に隠れながら犬たちが一定の方向を向くように、それでいて歩みを止めさせないよう工夫を凝らした。

計画通りに進まなかった時は、視覚効果監修の元へ向かい、トレーナー達がブルースーツに身を包むことで解決。決して犬たちに無理をさせないように注意深く進められた撮影は監督をはじめ、製作チームもこれまでに経験したことのないものばかりだったが、どの犬もとても優秀で視覚効果に頼る機会は予想していたよりも少なく撮影は進んでいったという。

さらに、主演のワンちゃんたちが言葉を話す少しお下品な大人向けコメディという異色の作品への参加となったフォーブスだが、「ここ数年、『デッドプール』のようなR指定（アメリカでのレイティング）の喋る犬の映画を作る必要があると思っていたんだ。本作の話が来た時、胸が高鳴ったよ」と語り、自身にとっても待望のオファーであったことを明かしている。

そんなマーク・フォーブスを始め、優秀なアニマル・トレーナーチームや製作陣が結託してワンちゃんを第一に考えながら撮影された本作。ワンちゃんたちの素晴らしい演技が紡ぎ出すクソ飼い主への復讐劇と彼らの名演をぜひ劇場でお楽しみいただきたい。

ストーリー

ある日、犬のレジーは、飼い主ダグに家から遠い場所に捨てられてしまう。しかしピュアなレジーは、投げられたボールを取りに行く、いつもの “取ってこいクソッタレ”ゲームだと信じていた。家を目指してさまよっていると、ノラ犬界のカリスマ・バグと出会う。レジーの話を聞いたバグは「捨てられたんだよ。お前は今日から“ノラ犬”だ！」と断言する。飼い主ダグが最低なヤツだと気付いたレジーは、まさかの方法で復讐することを決意。「あいつの大切なチ〇コを噛みちぎってやる！」大胆なレジーの計画に賛同したバグの友達であるマギーとハンターも仲間に加わる。果たして、この復讐チン道中の行方はいかに！？

作品情報

『スラムドッグス』
日本公開：11月17日（金）
監督：ジョシュ・グリーンバウム
出演（声の出演含む）：ウィル・フェレル、ジェイミー・フォックス、アイラ・フィッシャー、ランドール・パーク、ブレッド・ゲルマン、ウィル・フォーテ
脚本：ダン・ペロー
製作総指揮：ニッキ・バイダ、ダグ・メリフィールド、ジェシカ・スウィッチ、ジュリア・ハマー
製作：フィル・ロードp.g.a.、クリストファー・ミラーp.g.a、エリック・フェイグp.g.a.、アディッティア・スード p.g.a、ルイ・ルテリエ、ダン・ペロー
吹替版：ロバート・秋山竜次、マギー、森久保祥太郎、津田健次郎、森川智之ほか　
配給：東宝東和
原題：Strays　US公開：8月18日
国内レイティング：PG12
公式サイト：slumdogs-movie.jp
公式Twitter：https://twitter.com/slumdogs_JP