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2023年11月26日

ハリウッド女優が製作&主演を兼任した作品4選|エミリア・クラーク『ポッド・ジェネレーション』公開記念

ハリウッド女優が製作&主演を兼任した作品4選|エミリア・クラーク『ポッド・ジェネレーション』公開記念


12月1日(金)公開のSF ラブコメディ『ポッド・ジェネレーション』は女性監督のソフィー・バーセスが監督と脚本を務めた作品。「映画史上、『2001年宇宙の旅』のスタンリー・キューブリックをはじめ、サイエンスフィクションの映画を監督するのは男性ばかりでした」と話すバーセスは、昨今のテクノロジーと人間の二者間に横たわる関係性について描きたいと思い、『ポッド・ジェネレーション』を制作した。

主演は、世界的人気のドラマシリーズ「ゲーム・オブ・スローンズ」でエミー賞4度ノミネート経験のあるエミリア・クラーク。ハイテク企業に勤め、“ポッド妊娠”という新しい出産方法に心惹かれるレイチェルを演じているクラークは、本作の製作総指揮も務めている。

コロナ禍のアメリカの映画業界において、規模の小さい本作は資金集めが簡単ではなかった。そんな時にエミリアが自ら製作総指揮として入ることを提案したという。「エミリアがいかにこの映画に真剣に取り組み、最後までやり遂げようとしているかの意思表示でもあり、結果的にヨーロッパを中心に出資を集めることができた」とバーセスは明かす。

ハリウッドには、クラークのように意欲をもって作品の製作に携わり、また主演も務める女優たちがいる。本作の公開を記念して、男性中心であったハリウッドをけん引する彼女たちの作品を紹介する。

『ポッド・ジェネレーション』(12/1 公開)
製作総指揮・主演:エミリア・クラーク

© 2023 YZE – SCOPE PICTURES – POD GENERATION

AIが発達した近未来のニューヨークを舞台に、持ち運び可能な卵型の《ポッド》で赤ちゃんを育てることを選択したあるカップルの変化を描いた物語。ハイテク企業に勤めるレイチェル(エミリア・クラーク)は、新しい出産の方法を提案する最新テクノロジーに心惹かれる。一方、自然界の多様性を守ろうと日々奮闘している植物学者のアルヴィー(キウェテル・イジョフォー)は、自然な妊娠を望む。そんな二人が《ポッド妊娠》を選択し、出産までの10ヶ月間でどのような《新時代の育児》と向き合うのかを、優しく、時にコミカルに描く。

エージェントからレイチェルに似ているところがあるからピッタリだとエミリア・クラークを勧められ、オンライン会議で初めて彼女と会ったソフィー・バーセス監督は、エミリアの美しく、脆さ、強さ、ユーモアなどを兼ね備えていて調和を感じる人柄に、完璧に演じてくれるだろうと思ったそう。その言葉通り、レイチェルの複雑な心境の変化を見事に演じ切っている。自ら製作総指揮に入るほど、作品と真剣に向き合った彼女の素晴らしい演技に注目だ。

『バービー』(23)
製作・主演:マーゴット・ロビー

(C)2023 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved.

ピンクに彩られ、すべてが完璧で《夢》のような毎日が続くバービーランド。いつもハッピーな人気者のバービーとボーイフレンドのケンが連日繰り広げるのはパーティー、ドライブ、サーフィン。ところがある日、突然バービーの身体に異変が起こる。 原因を探るために人間の世界へ行く2人。しかし、そこはバービーランドとはすべて勝手が違う現実の世界、行く先々で思わぬトラブルに巻き込まれてしまう。

ファッション・ドール、“バービー”をマーゴット・ロビーとライアン・ゴズリングの共演で実写映画化した。マーゴット・ロビーのプロダクションが製作に携わり、彼女自身もプロデューサーを務めた。同社は『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY』(20)、『プロミシング・ヤング・ウーマン』(20)などを製作している。

『タミー・フェイの瞳』(21)
製作・主演:ジェシカ・チャスティン

(C)2021 20th Century Studios. All rights Reserved.

1970年代から80年代にかけ、テレビ伝道師として活躍していたタミー・フェイとジム・ベイカー夫妻の波乱万丈な人生を描いた実録ドラマ。タミーをジェシカ・チャスティン、ジムをアンドリュー・ガーフィールドが演じた。プロデューサーとしても関わったジェシカ・チャスティンは、タミー本人になりきった役作りが評価され、第 94 回アカデミー賞で主演女優賞に輝いた。その他、『AVA/エヴァ』(20)、『355』(22)など多くの作品で出演とともにプロデューサーを務めている。

『アトミック・ブロンド』(17)
製作・主演:シャーリーズ・セロン

(C)2017 COLDEST CITY, LLC.ALL RIGHTS RESERVED.

シャーリーズ・セロンが女性エージェントを演じたスパイアクション。冷戦末期のベルリン、二重スパイによって奪われた世界情勢に多大な影響を及ぼす極秘情報が記載されたリストの奪還と、二重スパイを見つけ出すよう命じられたロレーン・ブロートン(シャーリーズ・セロン)が各国のスパイと死闘を繰り広げる。

40代を超えてド派手なアクションに挑み、凄腕の女スパイを熱演したシャーリーズは、製作会社デンバー&デライラを 2003 年に設立。『モンスター』(03)、『ヤング≒アダルト』(11)、『スキャンダル』(19)などを製作している。

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