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2024年03月17日

美しくも恐ろしい、ブランドン・クローネンバーグの世界<『インフィニティ・プール』公開間近!>

美しくも恐ろしい、ブランドン・クローネンバーグの世界<『インフィニティ・プール』公開間近!>


デヴィッド・クローネンバーグを父に持ち、自身も『アンチヴァイラル』『ポゼッサー』など独特の世界観に溢れた秀作を送り出し、カルト的な人気を誇る鬼才ブランドン・クローネンバーグ監督の長編3作にして、最大の話題作『インフィニティ・プール』が4月5日(金)より新宿ピカデリー、池袋HUMAXシネマズ、ヒューマントラストシネマ渋谷他にて全国公開となる。

父から受け継いだ変態性と数々の英才教育により鍛えられた確かな着眼点と切り口、そして類稀なる美的センスでオリジナリティー溢れる不可思議で、恐ろしく、どこか可笑しくもある、スタイリッシュでスリリングな唯一無二の世界観を発表し続けるブランドン・クローネンバーグ。

最新作『インフィニティ・プール』の公開を記念してデビュー作からの軌跡を振り返って紹介したい。

『アンチヴァイラル』(2013)

(C)2012 Rhombus Media(Antiviral)Inc.

セレブリティのウイルスをマニアに注射するクリニックの若き注射技師シドは、希少価値の高いウイルスを外部に持ち出し、闇マーケットに横流しするという違法行為に手を染めていた。ある日、究極の美の持ち主ハンナが原因不明の重病に冒されて突然死亡。

その直前、ハンナから直接採取したウイルスを自らの肉体に注射していたシドも、異様な幻覚症状に見舞われる。ハンナを死に至らしめた特殊なウイルスの唯一の宿主となったシドは、何者かに追われ始める。そしてウイルスをめぐる巨大な陰謀の真相究明に乗り出すのだが……。

2012年・第65回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門に出品されたSFミステリー。デビュー作にしてすでに高い完成度を誇る近未来サイバーパンク・ミステリー作で、グロテスクで退廃的な近未来、しかし洗練された抜群の映像センスで世界に衝撃を与えた。

『ポゼッサー』(2022)

(C)2019,RHOMBUS POSSESSOR INC,/ROOK FILMS POSSESSOR LTD. All Rights Reserved.

タシャは、殺人を請け負う企業に勤務するベテラン暗殺者。上司からのミッションで、特殊なデバイスを使ってターゲットに近しい人間の意識に入り込む。そして徐々に人格を乗っ取っていきターゲットを仕留めたあとは、ホストを自殺に追い込んで“離脱”する。すべてが速やかに完遂されていたが、あるミッションを機にタシャのなかの何かが狂い始める……。

ある日、まるで自分が自分でないような感覚に襲われ、急遽自身の人格を再創造する必要に迫られたというクローネンバーグ。本作は、その彼自身の経験から着想を得て製作されたという。父譲りの徹底した人体破壊描写が炸裂しつつも、オリジナリティーあふれる世界観で存在感を示した。

『インフィニティ・プール』(2024)

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『パラサイト 半地下の家族』の配給会社NEONが製作を手掛けた本作は、クールなルックスで大人気のスカルスガルド兄弟の長男アレクサンダー・スカルスガルド(『ターザン:REBORN』「ビッグ・リトル・ライズ」)とタイ・ウェスト監督作『Pearl パール』で大ブレイクを果たしたミア・ゴスが初共演し、全米でスマッシュヒットを記録。

本国ではスランプに陥り徐々に堕落していく作家ジェームズを演じたスカルスガルドの体当たりの熱演と、そんな彼を奇妙で恐ろしい世界に誘う女、ガビ役のミア・ゴスによる怪演が大いに話題となった。

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裕福な若い夫婦が訪れた美しいリゾート地“リ・トルカ島”。その国では、観光客はどんな犯罪を起こしても大金を払えば自分のクローンを作ることができ、そのクローンを身代わりとして死刑に処すことで罪を免れることができるという身の毛もよだつ残酷なルールが存在していた……。

本作は当初、アメリカ映画協会(MPAA)より17歳未満入場禁止映画であるNC-17のレーティングを付けられたがクロ―ネンバーク監督による再編集の結果、北米ではR指定(17歳未満は成人保護者の同伴必須)での公開となった。

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昨年のサンダンス映画祭のミッドナイト・セクションの注目作としてプレミア上映され、自分の身代わりにクローンが処刑されるのを目の当たりにするという新たな禁忌を見せつけ世界をざわつかせた本作がいよいよ日本上陸!

『インフィニティ・プール』作品情報

4月5日(金)新宿ピカデリー、池袋HUMAXシネマズ、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか 全国順次公開!

【予告編】


【ストーリー】
高級リゾート地として知られる孤島を訪れたスランプ中の作家ジェームズは、裕福な資産家の娘である妻のエムとともに、ここでバカンスを楽しみながら新たな作品のインスピレーションを得ようと考えていた。ある日、彼の小説の大ファンだという女性ガビに話しかけられたジェームズは、彼女とその夫に誘われ一緒に食事をすることに。意気投合した彼らは、観光客は行かないようにと警告されていた敷地外へとドライブに出かける。それが悪夢の始まりになるとは知らずに……。

【クレジット】
監督・脚本:ブランドン・クローネンバーグ

出演:アレクサンダー・スカルスガルド、ミア・ゴス、クレオパトラ・コールマン、トーマス・クレッチマン、ジャリル・レスペール

配給:トランスフォーマー 

公式HP:https://transformer.co.jp/m/infinitypool/

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