増當竜也

映画コラム

戦後75年、終戦記念日に捧げる2つの戦争映画

また8月15日、終戦記念日がやってきます。今年は終戦からちょうど75周年という点でも、どことなく感無量なところもありますが、映画もまた数多く戦争を題材にしたものを作り続けてきています。今回はその中から2本、戦後秘話をアメリカの側から描いた『...
映画コラム

『思い、思われ、ふり、ふられ』レビュー:世代を越えて楽しめる青春キラキラ映画の秀作

Ⓒ2020映画「思い、思われ、ふり、ふられ」製作委員会 ©咲坂伊緒/集英社少女漫画などを原作とする十代の恋愛模様を面白おかしく、そして可愛くも切なく描いた青春キラキラ系映画は、今やひとつのジャンルとして日本映画界に定着した感があります。さす...
映画コラム

『ハニーボーイ』レビュー:子役とステージパパの確執から窺える人間ドラマ

(C)2019 HONEY BOY, LLC. All Rights Reserved. かつて芸能界では「子役が大人になって大成するのは難しい」などと言われたりしていたものですが、よくよく振り返ると必ずしもそうとは言い切れず、要はその人自...
映画コラム

真夏に見る真冬の駅伝の醍醐味!『風が強く吹いている』

Photo by Tomasz Woźniak on Unsplash 東京2020も甲子園もなくなった今年の夏ではありますが、公園などではマスクをしながらジョギングしたり運動している人をよく見かけます(熱中症にはくれぐれもご用心ください)...
映画コラム

『ジョーンの秘密』レビュー:スパイとして逮捕された老女の真相を描く衝撃作

(C)TRADEMARK (RED JOAN) LIMITED 2018コロナ禍でハリウッド系の超大作が軒並み公開延期となっていく中、イギリス諜報部員007ことジェームズ・ボンドの活躍を描くスパイ・アクション・シリーズ最新作『007/ノー・...
映画コラム

『君が世界のはじまり』レビュー:思春期の普遍的焦燥を見事に描いた青春群像劇

(C)2020「君が世界のはじまり」製作委員会ふくだももこ監督と主演・松本穂香といえば、お父さんがお母さんになってしまった一家を微笑ましく描きながら、性別の垣根を優に越境させ得た快作『おいしい家族』(19)を手掛けた名コンビです。そして今回...
映画コラム

怒劇の巨匠・森﨑東監督が愛の名匠であったことも物語る『時代屋の女房』

森﨑東監督が本年7月16日に92歳で亡くなられました。猥雑かつ大らかな笑いの中に庶民の怒りを忍ばせた重喜劇たる“怒劇”の担い手として多くの映画ファンにリスペクトされ続けた森﨑監督の代表作の1本『時代屋の女房』をご紹介したいと思います、その前...
映画コラム

『カラー・アウト・オブ・スペース―遭遇―』レビュー:SF恐怖の醍醐味が炸裂!

(C)2019 ACE PICTURES ENTERTAINMENT LLC. All Rights Reserved いよいよ8月、真夏の到来ではありますが、夏といえばホラー! もっともホラーにもさまざまなジャンルがあるわけでして、今回ご...
映画コラム

『追龍』レビュー:60年前の黒社会と警察の癒着から香港の“今”を見る

(C)2017 Mega-Vision Project Workshop Limited.All Rights Reserved.現在の香港の情勢をニュースなどで見聞きするたびに、暗澹たる気持ちにさせられます。特に警官や機動隊による民衆への...
映画コラム

これから訪れる「真夏」にお届けしたいホラー映画4選

Photo by Ján Jakub Naništa on Unsplash なかなか梅雨が明けず、暑いという実感を得られているのかすらあやふやな2020年の7月ですが、それでもやはり夏は夏。そして夏といえば、ホラー映画!今回は特選の4タイ...