映画コラム

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『零落』圧倒的な“孤独”の中で“色気”を放つ斎藤工という稀有な存在

▶︎『零落』画像を全て見る胃の調子が悪い。浅野いにお原作、竹中直人監督の『零落』を観たせいだと思われる。創作に携わる人間の奥底でぐるぐると攪拌された“業”のようなものを、延々と見せつけられた。胃がきゅーっとなった。心臓を直接鷲掴みにされた気...
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Snow Manの主演映画を「映画×主題歌」で振り返る|『わたしの幸せな結婚』公開記念

目黒蓮の初主演作『わたしの幸せな結婚』が公開された。デビューからこれまでに、Snow Manのメンバーが主演を務めた映画も増えてきた。新たな主演作に出会うたび、主演となるメンバーの新たな一面が知れるだけでなく、彼らの楽曲にも新たな色が加わり...
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『フェイブルマンズ』から考える、スピルバーグと宮崎駿の共通点・相違点

▶︎『フェイブルマンズ』画像を全て見る昨今、名だたる映画作家による半自伝的な作品が数多く作られている。グレタ・ガーウィグの『レディ・バード』(2017年)、アルフォンソ・キュアロンの『ROMA/ローマ』(2018年)、ケネス・ブラナーの『ベ...
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第95回アカデミー賞詳報:ドラマチックで歴史的な受賞結果に

『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』© 2022 A24 Distribution, LLC. All Rights Reserved.2022年のアカデミー賞は『コーダ あいのうた』の感動的な受賞劇や『ドライブ・マイ・カ...
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『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』変な作品だって?こんなに誠実な映画ないだろ

▶︎『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』画像を全て見るいきなりの私事で恐縮だが、本原稿は締切をとっくに過ぎている。だが「締切を飛ばした宇宙」があるのならば「締切を守って提出した宇宙」もある筈だ。マルチバース上に存在する筆者...
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【日本アカデミー賞】歴代最多受賞作品TOP5を振り返る!

映画業界最大の祭典第95回アメリカアカデミー賞の授賞式が3月12日(日本時間13日)に控える中で、日本でも第46回日本アカデミー賞が3月9日(金)に授賞式が行われます。投票制度や会員構成など賞レースのオオトリを務め、前年の日本映画の総決算イ...
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映画『Winny』:今社会に問う、「技術」の存在意義 事実に基づいた激動の7年間

2000年代、日本のインターネット文化に激震を起こした『Winny裁判』の顛末を描いた映画『Winny』が3月10日に公開されます。本作で取り上げられるファイル共有ソフト『Winny』とは、特定のサーバを介さずユーザー同士が直接ファイルのや...
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<考察>『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』から考えるマルチバース論

▶︎『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』画像を全て見る3月3日(金)から公開されている『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』。この映画は、破産寸前のコインランドリーを経営する中国系アメリカ人移民のエヴリンが...
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『ドラえもん のび太と空の理想郷』が大人にも響いた理由

▶︎『ドラえもん のび太と空の理想郷』画像を全て見る3月といえば……やっぱり映画『ドラえもん』!3月3日(金)に映画『ドラえもん のび太と空の理想郷』が公開されました。筆者は初日に観に行き、心に響きまくったので興奮気味に語らせてください。※...
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“戦うパパ”だけじゃない!リーアム・ニーソンの魅力がわかる作品「5選」

リーアム・ニーソン。その名前を聞いただけで「トラブルに巻き込まれてもなんとかしてくれるに違いない」──そう思えてしまう。なんだろうこの安心感。還暦をとうにすぎ、70歳になったいまも第一線で活躍を続けるニーソンの最新作『ブラックライト』が公開...