『ダーティ・グランパ』は、ザック・エフロンがデ・ニーロ演じるハチャメチャジジイに翻弄される!

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2月16日から公開される『グレイテスト・ショーマン』に出演しているザック・エフロン。『ハイスクール・ミュージカル』や『ヘアスプレー』などで人気を得た実力派の若手男優の彼が、一人の名優に翻弄されまくるハチャメチャなコメディ映画があります。

映画の名は『ダーティ・グランパ』、名優の名はロバート・デ・ニーロ!

デ・ニーロといえば、どうしても『タクシー・ドライバー』をはじめとするマーティン・スコセッシ監督作品や『ミッション』『アンタッチャブル』など衝撃の問題作に多数出演してきた名優のイメージが強いのですが、実は彼、コメディにも多数出演しています。

本作も、そんなコメディの一本なのですが、ではその笑撃の内容は?

ハチャメチャな祖父と
堅物の孫の珍道中!

結婚を間近に控えた真面目な弁護士ジェイソン(ザック・エフロン)が、亡くなった祖母の葬儀に赴いたところ、そこで祖父ディック(ロバート・デ・ニーロ)から、夫婦の思い出の場所フロリダまで行きたいので同行してほしいと頼まれます。

正直あまり気乗りはしないものの、渋々引き受けたジェイソンでしたが、実はこの祖父、久しぶりに独身に戻った喜びからか、朝っぱらから酒を飲み始めたり、ゴルフ場でナンパし始めたりと、道中ハメを外しまくり!

あきれ果てるジェイソンですが、ディックはさらにデイトナビーチへ繰り出そうと提案し、そこでさらに暴走モード突入!

やることなすことすべてが予測不能のディックじいさんにさんざん振り回され、このままでは輝かしいキャリアも結婚もおかしくなってしまいかねない事態にまで突入していくジェイソンの運命やいかに?

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名優の貫禄が醸し出す
重厚なる笑い!?

Hで自由奔放な祖父と堅物の孫、正反対の二人が織り成すハチャメチャ珍道中を通して、人生を謳歌することの素晴らしさを問いかけるドタバタ・バディ・コメディ、それが『ダーティ・グランパ』です。

とはいえこの作品、ブラックジョーク満載で、下ネタもいっぱい(セリフもかなり際どいというか、そのものズバリのものばかり!)。

そんな大スター、デニーロの飄々としたナンセンス・ジジイ演技を前に、若手実力派筆頭のザック・エフロンもタジタジというか、何とデ・ニーロにカンチョーまでされてしまうのですから、もう哀れで面白すぎる!
(一方で、この稀代の名優と共演していることの喜びまですこぶる伝わってきます)

思えば80年代までは映画賞を揺るがす問題作に多数出演していたデ・ニーロですが、やがて『俺たちは天使じゃない』『恋に落ちたら』『ミート・ザ・ペアレンツ』などのコメディなど小品にも才を発揮するようになっていきます。

ただし、やはり長年のキャリアと貫禄、そしてアクの強さゆえ、どの作品でも圧倒的な迫力で、見ているこちらまでひれ伏してしまうほどなのです。

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本作でも彼は酒に煙草は当然のこと、AVを見ながらアレを始めたり、若い女性をナンパしたり(何とホントにHまでしちゃう!)と、なんとパワフルなスケベジジイか!

正直、特に『ゴッドファーザーPART II』や『タクシー・ドライバー』などに衝撃を受けた世代からは、こういったデ・ニーロの姿を目の当たりにしての賛否両論ありますが、齢70を越えてのバイタリティこそ、この名優ならではの賜物と、私などはニンマリしてしまうのでした。

監督は『ブルーノ』『ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期』などの脚本家として知られるダン・メイザー。

今回の過激な下ネタ・セリフは脚本で練られたものなのか、アドリブだったのか聞いてみたい……と思っていたら、やはり現場でアドリブが連発していたとのことでした!

[この映画を見れる動画配信サイトはこちら!](2018年2月16日現在配信中)
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(文:増當竜也)

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ライタープロフィール

増當竜也

増當竜也

増當竜也 Tatsuya Masutou 鹿児島県出身。映画文筆。 朝日ソノラマ『宇宙船』『獅子王』、キネマ旬報社『キネマ旬報』編集部を経て、フリーの映画文筆業に就く。 取材書に『十五人の黒澤明』(ぴあ刊)、『特撮映画美術監督・井上泰幸』(キネマ旬報社刊)など。 編集書に『40/300 その画、音、人』(佐藤勝・著)『神(ゴジラ)を放った男/映画製作者・田中友幸』(田中文雄・著)『日記』(中井貴一・著)『日記2』(中井貴一・著)『キネ旬ムック/竹中直人の小宇宙』『同/忠臣蔵映画の世界』『同/戦争映画大作戦』(以上、キネマ旬報社刊) その他、パンフレットやBD&DVDライナーノートへの寄稿、取材など多数。 ノヴェライズ執筆に『狐怪談』『君に捧げる初恋』『4400』サードシーズン(以上、竹書房刊) 現在『キネマ旬報』誌に国産アニメーション映画新作すべてのレビューをめざす『戯画日誌』、『衛星劇場プログラムガイド』誌に、毎月オンエアされる松竹映画名作群の見どころなどを紹介する『シネマde温故知新』を連載中。

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