ベジャール代表作の舞台裏に迫る『ダンシング・ベートーヴェン』公開決定

没後10周年となる振付家モーリス・ベジャールの代表作のひとつ「第九交響曲」の舞台裏を捉えたドキュメンタリー映画『ダンシング・ベートーヴェン』が12月に日本公開されることが決定した。

ダンサーたちは伝説のステージへと挑んでいく


スイス、ローザンヌ。『第九交響曲』出演のために過酷な練習に取り組むモーリス・ベジャール・バレエ団のダンサーたち。第二幕のメインをジル・ロマンから任せられた才能豊かなソリスト、カテリーナは踊る喜びに満ち溢れていた。ある日、カテリーナは妊娠が発覚しメインを下ろされてしまう。一方で、お腹の子の父となるオスカーは生まれてくる子のために良き父親になろうとしていた。キャリアが中断されることへの不安と産まれてくる子供への愛情のあいだで揺れ動くカテリーナ。様々な想いを抱えながらダンサーたちは、東京での第九のステージに挑む――

ダンシング・ベートーヴェン メイン



映画『ダンシング・ベートーヴェン』は、21世紀のバレエ史上最高傑作と呼ばれた「第九交響曲」の舞台裏を捉えたドキュメンタリー作品。

ステージが出来上がるまでの度重なるリハーサルの様子や、ベジャールの後継者ジル・ロマン芸術監督のもと新たに踏み出したベジャール・バレエ団の様々な文化的背景を持つダンサーたちが織りなす様子に密着。「第九交響曲」が放つ壮大な世界観のもと、ダンサーという職業の苦悩や情熱を浮き彫りにし、ひと時限りのスペクタクルロマンを築き上げる姿に迫る。

ベジャール・バレエ団に所属する大貫真幹ら日本人ダンサーの活躍も収められた本作。メガホンをとるのは、『ベジャール、そしてバレエはつづく』のアランチャ・アギーレ監督が務める。

ベジャール・バレエ団と東京バレエ団、そして世界的指揮者ズービン・メータ率いるイスラエル・フィルハーモニー管弦楽団という奇跡の競演が生み出した稀代のステージ。総勢350人が携わり「歌い、踊り、生きる」強さを感じさせる作品となっている。

映画『ダンシング・ベートーヴェン』は、2017年12月23日(土)より、ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国公開。

ダンシング・ベートーヴェン ポスター



(C)Fondation Maurice Béjart, 2015 © Fondation Béjart Ballet Lausanne, 2015

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