今、一番脱げる「私」。藤田恵名、独占インタビュー

“アイドル戦国時代”と言われはじめ随分と時間が経過した。AKB48を筆頭に、音楽業界では今もなお女性グループによる楽曲がヒットチャートを席巻しているが、女性のソロシンガーにも再び注目が集まっている。

中でも、大原櫻子、井上苑子、新山詩織や藤原さくらといった、女優としても活動する“アクトレスシンガー”の活躍は、目を見張るものがある。

「今、一番脱げるシンガーソングライター」

盛り上がりをみせるアクトレスシンガー界隈で、強烈なキャッチコピーを掲げ、歌手、女優、そしてグラビアアイドルと、マルチな活動で注目を集めるのが藤田恵名だ。

藤田恵名 血を吸う粘土 強めの心臓 インタビュー6

Fカップという魅力的なボディを、全裸という表現で惜しげもなく見せつけてくれたジャケットが印象的な、メジャーアルバム2枚目となる「強めの心臓」を先日リリースし、トロント国際映画祭でワールド・プレミアが行われ、第4回ホラー秘宝まつりでの上映も好評だった映画『血を吸う粘土』へも出演、今注目の藤田にシネマズが独占インタビューを実施した。

ミスiDのメンバーと挑んだ「叫び」の現場

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映画『血を吸う粘土』より (C)2017「血を吸う粘土」製作委員会 キングレコード/ソイチウム

――映画『血を吸う粘土』は、昨年の『EVIL IDOL SONG』に引き続き、ホラー映画への出演ですね。今回の映画では、いつもの藤田さんとはまた違った雰囲気で、すぐに藤田さんであると判別がつきませんでした。

暗い感じだし、幸薄い感じの役でしたので、ネイルはせずに、髪色も黒くして役作りをしました。普段の自分とは間逆な感じですよね(笑)

――恐怖のはじまりというか、非常に重要な役どころですよね。あの強烈な特殊メイクには驚きましたね!

特殊メイク自体、シーンによって大きく変わるところもあって、時間がかかりました。私は、ホラー映画を撮っているというよりは、何回も変身できたという感じです(笑)

叫ぶシーンが、撮影スケジュール的に私が最初だったんです。ホラー作品なので「叫ぶ」ところは重要なシーンの一つなので、ここで思い切ってやれるかどうかが、今後の現場の空気を変えるなと思い、昨年の映画も思い出しながら、思い切って叫びました。

――今回発売されたアルバムにも収録されている、映画の主題歌「私だけがいない世界」のMVでも、映画の世界観をそのままに、同様に特殊メイクに挑戦されていますよね。

裸で泥人形のようになっているシーンは、全身を泥色に塗ったので、とても時間がかかりました。それよりも、セットを作り込むほうが大変だったと思います。スタッフさんも、映画のスタッフ陣がそのまま来た感じで、MVというよりは、ひとつの映画作品を作るぐらいの規模感で時間をかけて製作しています。

――今回の主題歌は、元々あった楽曲を、映画用に書き直したものだそうですね。

映画は、ミスiD2017のメンバーが出演しているんですが、元の曲はそのミスiDの選考中の時に作ったものです。タイトルの「私だけがいない世界」は、ミスiDのキャッチコピーのひとつで、ミスiDを受ける気持ちを曲にしていたんです。それが、映画の主題歌になるということで、改めて映画用に歌詞を書き直しました。最初ライブで歌う時は、前の歌詞と間違えそうになる時も結構ありましたね(笑)

血を吸う粘土2
映画『血を吸う粘土』より (C)2017「血を吸う粘土」製作委員会 キングレコード/ソイチウム

――映画では、他のミスiDのメンバー(武田杏香・杉本桃花・牧原ゆゆ)と、あまり仲が良くない感じのシーンも多いですが、実際の現場ではどうでしたか?

他の3人と私は少し歳が離れているんですが、今時の子っぽいというんでしょうか、3人ともいい意味で馴れ合いが無い感じでした。

――ギスギスしていたということですか?

そうではないですよ(笑)待ち時間とかって、アイドルの子たちだと自撮り写真を撮りあったりみたいなのがあるんですが、そういうのが一切なくて、付かず離れずの良い距離感でしたね。一人ひとりが自立している感じ。

プライベートなところを知らないで、上映までの期間を過ごしたので、それぞれの人となりが分からないままに一緒にいたし、だけど一緒のシーンの時には役でしっかりぶつかってと、馴れ合いの無い良い関係でしたね。

ヌードに込められた思い。剥き出しでも“深み”を

藤田恵名 血を吸う粘土 強めの心臓 インタビュー5

――話を戻しまして、音楽について伺いたいのですが、東京に出る前はガールズバンドでドラムをされていたんですよね。

和太鼓をやっていたというだけで、ドラムになったんです(笑)本当はボーカル希望でしたけどね。

――その当時のバンドはCDも出し、テレビCMのタイアップがついてと精力的に活動されていたようですが、なぜそこからソロに?

その時、母親が病気で寿命を宣告されたんです。元は歌をやりたいということで活動していて、母もそれを応援してくれていたので、「今、私が母に出来ることは何か?」と考えたら、もう一度歌手として活動することだと思ったんです。

――しかし、バンドの活動を続けながら、やがてソロデビューという方法もあったと思うんですが、なぜ単身東京へ?

そのまま地元にいたら、“丸め込まれてしまう”というのと、“今、思いきらなくちゃいけない”という両方の気持ちがあって、東京に出てきた感じです。そして、何よりも姉のおかげです。

――美人のお姉さんですね。

藤田恵名Instagramより 右側が藤田の姉

東京へ行きたいと話した時に、姉が全部のお金を出してくれたんです。「がむしゃらにやっておいで!」と背中を押してくれて、もしそれがなかったなら、まだ福岡にいたかもしれません。色々なきっかけが全部合わさって、今の自分がいると思います。

――歌手という選択肢を選ばれる中で、楽曲提供を受けるという選択肢もあったと思うのですが、なぜ自身で製作するように?

バンドをする前に、少しだけソロアイドルとして活動していたこともあったんです。だけど、当時はMISIAさんや宇多田ヒカルさんみたいな歌手になりたいと思っていて……。自分が思っている活動と違う中で、1曲製作するのにかかる製作費用を考えると「それってモッタイナイ」なんて考えるようになって(笑)だからもう一度、歌手として活動する時に、これは自分で作ったほうがいいなと思うようになったんです。

藤田恵名 強めの心臓 ヌードグラビア3
アルバム「強めの心臓【脱衣盤】」より

――藤田さんといえば、強烈なヌードグラビアのジャケットが印象強い方も多いと思います。今後も、肌の露出は続けていく?

主観では、実はもう水着でやりたくないなという思いはありつつ、まだ私を見つけてくれていない人にも届いて欲しいという気持ちがあります。今はお客さんも面白がってくれているけど、いつかは着衣でライブをしたいなと。

――そもそも、なぜ「脱ぐ」という選択肢に?

グラビアとしての活動もある中で、例えば「手ぶら」みたいな過激なものを、ただグラビア写真として撮るのは消耗品になってしまうと思ったんです。それだったら、一番自分の気持ちがこもっているCDのジャケットになれば、一生残っていくものになるなと。

藤田恵名 血を吸う粘土 強めの心臓 インタビュー9

――今回のアルバムではラップも披露していますが、最近の楽曲はかなりギターサウンドが印象的だなと。影響を受けた音楽アーティストはいますか?

音楽のルーツとしては、SPEED、PUFFY、モーニング娘。、椎名林檎さんやチャットモンチーとかなんです。だけど、ギターサウンドという意味では、向井秀徳さんにかなり影響を受けています。ギターを弾けるようになって、楽曲へのアプローチの仕方も変わった感じはありますね。

――今後はどういったところに楽曲が届いて欲しいですか?

ありがたいことに男性ファンがとても多いんです。だけど、音楽自体は、女の子に届いて欲しいという気持ちで作っているところが大きいので、もっと女性のファンが増えてくれたらいいなと思っています。

――今回のアルバムのジャケットは“全裸”ですが、これはある意味、藤田さん自身の全てをさらけ出したものが、楽曲に詰まっているということですかね?

そう、だからこそ、女の子に聴いて欲しいんです。あとは自分自身ももうちょっと歳を重ねて、剥き出しでも深みが出るような人物になっていきたいですね。

――今後も、演技と音楽の両方の活動を?

表現するという選択肢として、平行して続けられたらいいなと思います。

藤田恵名 血を吸う粘土 強めの心臓 インタビュー12

(取材・文 黒宮丈治)

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