『蜘蛛の巣を払う女』ほか、2019年の幕開けに観たい、注目の北欧サスペンス映画3作品

スウェーデンのベストセラー・ミステリー「ミレニアム」シリーズをハリウッドで映画化した「ドラゴン・タトゥーの女」シリーズ最新作『蜘蛛の巣を払う女』の公開が2019年1月11日(金)に決定。この『蜘蛛の巣を払う女』のほか、映画界を賑わせている<北欧サスペンス>3作品を紹介する。

近年国内外問わずよく耳にするようになったホラー映画のヒットの波。昨年は低予算ながらその脚本の巧みさでアカデミー賞<脚本賞>をサブライズ受賞した『ゲットアウト』や『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』、今年では『クワイエット・プレイス』、『へレディタリー/継承』など相次ぎ公開されヒットを飛ばしている。そんな中、独特の存在感を醸し出す<北欧サスペンス>が確固たるジャンルとして確立されていることに注目したい。
題材として多く描かれるのは、易々と表面化することのない覆い隠された政治腐敗や弱者への暴力などの深い闇だ。北欧独特の寒々しい空気に包まれながら次第に明らかになる過去、思いもよらない真実をめぐりいつしか観客はのめり込んでいくのかもしれない。

<北欧サスペンス>を一気に知らしめたのは、全世界で累計9,900万部以上の売り上げを誇るベストセラー・ミステリー「ミレニアム」シリーズといっても過言ではないだろう。どんな試練にも耐え抜き立ち上がって戦い続ける強烈なキャラクター<ドラゴン・タトゥーの女=リスベット。映画『ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女』として本国スウェーデンではシリーズ3作が映画化。ハリウッドでは、鬼才デヴィッド・フィンチャーがメガホンをとり、ダニエル・クレイグ&ルーニー・マーラのタッグで2011年に映画化され大ヒットを記録した。その「ドラゴン・タトゥーの女」シリーズ最新作『蜘蛛の巣を払う女』がついに公開される。未体験のスリルをけん引する<北欧サスペンス>映画をピックアップした。

『蜘蛛の巣を払う女』 <1/11(金)全国ロードショー>

“トラウマ的衝撃” 再び! 張りめぐらした残虐な罠に、絡めとられ、堕ちるドラゴン・タトゥーの女 <リスベット>!

デヴィッド・フィンチャーの製作総指揮のもと、新たに監督を託されたのは『ドント・ブリーズ』で世界中を恐怖に陥れた新鋭監督、フェデ・アルバレス。主人公リスベットの忌まわしい記憶と葬り去ったはずの残酷な過去を炙り出す。かつてないほどクールで妖しいヒロイン・リスベット役を演じるのは、人気TVシリーズ「ザ・クラウン」『ブレス しあわせの呼吸』、『ファースト・マン』の公開も控える実力派女優、クレア・フォイ。リスベットの過去の真相を握るカミラを演じるのは、『ブレードランナー 2049』での熱演が記憶に新しいシルヴィア・フークス。『ドラゴン・タトゥーの女』に続き、ついにハリウッドでシリーズ最新作の映画化が実現。新たなる製作陣とキャストを迎え、“今世紀最高のミステリー”の新章が再び幕を開ける。冷え切った空気が人の心まで凍てつかせるストックホルムの厳しい冬。背中にドラゴンのタトゥーを背負う天才ハッカー、リスベット・サランデルに仕事が依頼される。「君しか頼めないー私が犯した“罪”を取り戻して欲しい」人工知能=AI研究の世界的権威であるフランス・バルデル博士が開発した核攻撃プログラムをアメリカ国家安全保障局から取り戻すこと。それは、その天才的なハッキング能力を擁するリスベットにしてみれば簡単な仕事のはずだった。しかしー、それは16年前に別れた双子の姉妹、カミラが幾重にもはりめぐらした狂気と猟奇に満ちた復讐という罠の一部に過ぎなかった―。

『THE GUILTY/ギルティ』 <2/22(金)新宿武蔵野館他全国公開>

犯人は音の中に潜んでいる―
事件解決のカギは電話の声だけ。88分、試されるのはあなたの<想像力>

(C)2018 NORDISK FILM PRODUCTION A/S

「電話からの声と音だけで、誘拐事件を解決する」というシンプルな設定ながらも、予測不可能な展開で観る者を圧倒させ、第34回サンダンス映画祭で観客賞を受賞するなど話題を呼んだデンマーク発の異色サスペンス。緊急通報指令室のオペレーターであるアスガー・ホルム(ヤコブ・セーダーグレン)は、ある事件をきっかけに警察官としての一線を退き、交通事故による緊急搬送を遠隔手配するなど、些細な事件に応対する日々が続いていた。そんなある日、一本の通報を受ける。それは今まさに誘拐されているという女性自身からの通報だった。彼に与えられた事件解決の手段は”電話”だけ。車の発車音、女性の怯える声、犯人の息遣い…。微かに聞こえる音だけを手がかりに、“見えない”事件を解決することはできるのか―。

『テルマ』 <2/20、DVD 発売予定>

少女の中の、“願い(タブー)”が目を醒ます 神に背く許されぬ初恋は、封印されたはずの“恐ろしい力”を呼び起こす

(C)PaalAudestad/Motlys

監督・脚本を務めるのは、ラース・フォン・トリアーの遺伝子を継ぐ今や北欧を代表する監督となったヨアキム・トリアー。トロントやニューヨークなど名高い映画祭で賞賛され、美しくも恐ろしいイノセントホラーを完成させた。胸躍る青春の扉を開け、大人への階段を上り始めた少女テルマ。だが、その先には想像もしなかった“見知らぬ自分”が待ち受けていた―。ノルウェーで公開後5週連続TOP10にランクインし、多くの若者から支持を得た新感覚の北欧ホラー映画。

ノルウェーの人里離れた田舎町で、信仰心が深く抑圧的な両親のもとに育った少女テルマ。なぜか彼女には、幼少期の記憶がない。オスロの大学に通うため一人暮らしを始めたテルマは、同級生のアンニャと初めての恋におちる。募る欲望と罪の意識に引き裂かれながらも、奔放な彼女に強く惹かれていくテルマ。だが、それは封印されたはずの“恐ろしい力”を解放するスイッチだった。両親が隠し続けてきたテルマの悲しき過去が明かされる時、自分すら知らない“本当の自分”が目覚め始める―。

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