有村架純らが撮影エピソードを語る!「RAILWAYS」シリース最新作『かぞくいろ』

地方のローカル線を舞台に、人と人とのつながりや、自分の生き方を見つめ直す姿を温かく描き、多くの世代から愛される人気シリーズとなった映画「RAILWAYS」。シリーズに新たな作品『かぞくいろ』(2018年公開予定)が生まれることが決定。

本作は、熊本・八代~鹿児島・川内を結ぶ<肥薩おれんじ鉄道>を舞台に、シリーズ初となる「女性運転士」の物語。主人公・晶役に有村架純、また、晶の義父・節夫役に國村隼、晶の息子の担任教師・佐々木ゆり役に桜庭ななみと、世代を超えた多彩なキャスト陣で物語を描く。

この度、現在撮影真っ只中の本作『かぞくいろ』の撮影現場レポートおよびメイキング写真が解禁。すでに1月10日からクランクインし、都内ロケを経て現在は九州西海岸の雄大で美しい風景が広がる肥薩おれんじ鉄道沿線での撮影が順調に進んでいる。

インタビューでは、キャスト・監督それぞれが撮影の状況や作品に対する思い、ロケ地での印象などを語った。

有村架純(以下、有村)
「奥薗晶(おくぞの・あきら)役を演じさせていただいております、有村架純です。本当に一つ一つのシーンを、監督が一生懸命私たちを演出してくださって、私たちもそれに一生懸命応えたいという想いでやっていて、素敵なシーンがたくさん出来上がったらいいなぁと思っています。家族再生のお話ですので、観てくださる方に晶の葛藤や奮闘を見守ってもらいたいですし、駿也も本当に毎日、毎シーン全力でやっているので、晶と駿也の関係性も楽しみにしてもらえたらいいなと思います。残りわずかですが、精一杯頑張りたいと思います。」

國村隼(以下、國村)
「奥薗節夫(おくぞの・せつお)役をやらせていただいております、國村隼でございます。私は晶という自分の息子の後妻さんが、いきなり孫を連れて訪れるという、まったく初めての役といってもいい節夫さんを演じています。さらにRAILWAYSというこの鉄道の映画を今回は肥薩おれんじ鉄道さんに全面的に協力いただいています。おれんじ鉄道の沿線の景色もいっぱいにこの映画の中に映し込めて、みなさんに観ていただくことができると思います。色んな意味でこの「かぞくいろ」を楽しんでいただける映画になると思います。」

桜庭ななみ(以下、桜庭)
「佐々木ゆり(ささき・ゆり)役を演じています、桜庭ななみです。ゆりという役は駿也君の担任の先生、そして子供ができる一人の女性なのですが、初めてのことだらけで、ゆり先生と一緒に私も成長できたらなと思いながら撮影を頑張っています。私は鹿児島出身で、小さいときにおれんじ鉄道に乗ったりしていました。そういった意味でおれんじ鉄道が主役となる、この映画に参加できるということがすごく嬉しいです。」

歸山竜成(以下、歸山)
「奥薗駿也(おくぞの・しゅんや)役の歸山竜成(きやま りゅうせい)です。この撮影が始まる前からもリハーサルや、電車のことをたくさん調べて、役作りをすごく頑張ってきました。撮影はその日のカットが全部終わると、「終わったぁ、やったぁ!」と思うけれど、改めて思うとまた最初のシーンに戻りたいなと(終わるのが)すごく寂しくなってきています。」

吉田監督
「本日はお忙しい中、お集まりいただきまして、ありがとうございます。これまで本当に撮影は快調に進んでおります。すごく手ごたえのあるシーンがたくさん撮れております。」

──有村さんへ。晶は、等身大の女性ではありますが、母として、そして運転士として、強い心を持って前に進んで行く女性かと思います。改めて晶役のオファーを受けた時のお気持ちを教えていただけますか?」

有村
「私はもうすぐ今月で25歳になり、母親役を演じられる歳になったんだなと思いますし、自分の演じる役の幅が少し広がる年齢になったんだなぁとも実感し、とても嬉しく思っています。でも実際に駿也を晶が生んだわけではないので、その複雑な血のつながっていない・血縁関係のない親子という晶の戸惑いと私自身が感じる戸惑いはきっと一緒のような気がしました。そこをあまり考え込むというよりは、友達にも見えるし、姉弟にも見えるし、そういった関係が築ければいいなと思っています。」

──國村さんへ。晶と駿也君と突然再会をされて、最初は戸惑うけれども、次第に心を通わせていくという節夫さんを演じていらっしゃいますが、今のお気持ちはいかがでしょう。

國村
「晶ちゃんと駿也君に息子が死んだことを知らないまま、骨壺を見せられる所から始まるのですが、その息子の死を知らないという親子の関係性であった父親がそこをどう感じるのかをイメージするところから、今回節夫さんに入っていきました。親として何ができていて何ができていないのかを、晶たちが来ることによって節夫さんは自分自身に問いかけながらいたのかと思います。(今後)エンディングを迎えるときに、「かぞくいろ」というタイトルの通り、実の息子には伝えられなかった一つの「家族の形」を、晶ちゃんと駿也君と共に一生懸命模索しながら作っていければ、きっと観ているお客さんにも伝えられるのではないかと思います。」

──桜庭さんへゆりは晶と同い年で、そして一人で子供を育てる役どころですが、演じられて今のお気持ちはいかがでしょうか。

桜庭
「とても難しい役に向き合いながら撮影を頑張っています。晶さんは実際に自分の生んだ子供ではなくて、血のつながっていない子供を育てながらという所でたくさんの戸惑いがあると思います。私が演じるゆりも相手に家庭がある中で、子供ができるという役を演じているので、架純ちゃんと一緒のシーンはお互いの役柄にひとつでも勇気を与えられるような励ましあうようなシーンになっているので、毎シーン緊張感があります。実際にも架純ちゃんとは同い年なので、現場では話し合いながら25歳同士頑張っています。」

──吉田監督へ。監督は去年からロケハンでこの土地に訪れて準備されてきた中ですが、改めて鹿児島と熊本の魅力をお伺いできますでしょうか。

吉田監督
「ロケハンの時とはだいぶ寒さが違うのですが、やはりシナリオを自分たちで書かせてもらっているので、この場所でしかない物語にしたいと思っています。東京ではない空の広さであったり、風が海辺で強いので雲が流れるのが早く、刻一刻と風景が変わっていく。また光の演出が変わっていくのも面白く、それを味方につけながら、この場所でしかできない映画になるなと強く感じております。」

──肥薩おれんじ鉄道に乗られてみて、この鉄道にどのような魅力を感じましたか。桜庭さんに関しては、思い出を交えながらお伺いしたいです。

有村
「東京では本当に人が多く、満員電車に押し潰されそうになりながら日々乗っているかと思いますが、(肥薩おれんじ鉄道は)一両だけで人を乗せてその人を送り出していく、本当に静かに進んでいく電車だと思います。そういう空間は私生活では最近なくて、この電車に乗ると自分自身と向き合える時間があるというか、一駅一駅は長く乗っているわけではないですが、ゆったりと自分自身と向き合える電車だと撮影をしながら感じています。とても素敵な電車だと思います。」

國村
「単車両でしかも気動車で、電気ではなくディーゼル機関で動いている、なぜか生き物のような、人に通ずるような温かみを感じます。車窓から広がる景色がとてもバリエーションに富んでいて、海岸線で海の綺麗な景色が広がっているかと思えば、山に入っていき、少し行けば川を下ったり、人間の生活がそこに垣間見えるような気がします。このバリエーションに富んでいる景色の印象が人間の温かみを感じさせてくれるのに繋がっているのかなと思っております。」

桜庭
「私は転校した友達の家へ一人でおれんじ鉄道に乗って行ったことを思い出しました。一人で乗ったのですごく緊張したのを覚えています。途中から乗ってきたお婆さんにすごく話しかけてもらって、それがとても温かいエピソードとして残っています。地元のみなさんの温かさを改めて思い出させてくれる、素敵な電車だと思います。」

──最後に吉田監督から一言お願いします。

吉田監督
「地方で映画を撮影させていただくということは、ここで生きている、暮らしている方たちの場所をお借りして、多大なるご協力の元に撮影をしなければ、決して良い作品にはならないと思っております。みなさんに愛される映画になるようにワンカットも手を抜くことなく、スタッフ・俳優陣とみんなで丁寧に丁寧にモノづくりをして、50年、鹿児島・熊本のみなさんに愛していただける映画になるように引き続き、頑張っていきたいと思います。」

『かぞくいろ』ストーリー概要

奥薗晶(有村架純)は、夫の修平とその連れ子の駿也(9歳)と3人で幸せに暮らしていたが、突然夫を亡くしてしまう。そのことを伝えるために、晶は夫の故郷である鹿児島県で鉄道の運転士をする義父・節夫(國村隼)に会いに行く。妻に先立たれ、修平とも長い間疎遠だったため、節夫は突然知らされた息子の死と、初めて会う晶と駿也をどう受け止めたら良いかわからず困惑するが、経済的な理由で東京で暮らせなくなり行くあてがないという晶と駿也を、鹿児島の家に住まわせることをやむなく許す。こうして、血のつながらない3人の共同生活が始まった。生活のため仕事を探す晶は、節夫と同じ肥薩おれんじ鉄道の運転士の募集を見つけ、面接試験を受けることにする。電車の運転士は、亡き夫・修平の夢でもあり、晶は父を失って寂しがる鉄道好きの駿也を少しでも慰めたいと思っていた。運よく晶は採用され、研修のために鹿児島を離れて研修センターに行くことになる。駿也としばらく離れることを思い寂しくなるが、運転士の仕事を覚えるために懸命に研修に打ち込む。その頃、家に残された節夫と駿也は、ぎこちないながらも少しずつ心を通わせるようになる。ある日、駿也がクラスの友達に怪我をさせてしまう。血のつながらない子の子育てに悩む晶は、駿也の担任教師のゆり(桜庭ななみ)と同い年ということもあり、親しくなる。ゆりもまた、恋愛に悩み、自分の生き方に迷っていた。二人は、互いに励まし合い、理解し合う。駿也は、学校で10歳を祝う「二分の一成人式」という行事を晶に伝えることができない。家族のことを発表する課題を与えられ、自分には血がつながった親がいないと思い悩んでしまう。一方晶も、仕事がうまくいかず、運転手としても思い悩んでしまう。子育ても、運転士の仕事も、節夫との関係もうまくいかなくなり、家を飛び出してしまう晶。バラバラになってしまった3人は、また一緒に暮らすことができるのだろうか・・・?

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