山田洋次×今井翼で、仏の国民的人情喜劇を舞台化!音楽劇『マリウス』
フランスの人気作家、マルセル・パニョルによる戯曲を脚本・演出 山田洋次、主演・今井翼で舞台化する音楽劇『マリウス』が2017年3月に東京・日生劇場にて上演される。
山田洋次×今井翼で、フランスの国民的人情喜劇を舞台化!
1931年。地中海の爽やかな風が吹きぬける港町。セザール(柄本明)が経営するカフェは暇をもてあました男たちが集まる町のサロンだ。一人息子のマリウス(今井翼)は船乗りになって海に出ることを夢見ている。幼なじみのファニー(瀧本美織)とは相思相愛の仲なのになかなかお互いの思いを打ち明けられず周りの大人たちをやきもきさせていたが、ある夜遂に結ばれる。―しかし幸せもつかの間、マリウスは船に乗るチャンスを掴み、ファニーは彼の夢を叶えるために身を引き、長い船旅に送り出してしまう。―しかしその後、ファニーは妊娠したことを知る。もちろん父親はマリウスだ――
映画「プロヴァンス物語 マルセルの夏」などの原作で知られるフランスの人気作家、マルセル・パニョルによる戯曲マルセーユ三部作(「マリウス」「ファニー」「セザール」)は、マルセーユ独特の陽気でのんびりと生きる市井の人々と港町の風情をコメディタッチで描いた国民的な古典喜劇。コメディフランセーズで上演し大ヒットし、舞台はロングラン。映画化もされ、あたかも山田洋次の”寅さん”シリーズのごとく、フランス国民に今なお愛され続けている作品。
このたび上演される『マリウス』は、同じ原作をもとに舞台を日本に移した映画『愛の讃歌』(1967年)を監督した山田洋次が、自ら脚本・演出を手掛け、オリジナルのフランスバージョンでの舞台化に挑む音楽劇だ。先日行われた会見で、山田洋次は本作について“寅さん”シリーズの下敷きになった作品だといい、「学生時代に出合い、僕の中にずっと鉱脈のように流れ続けていた。フランスにも浪花節が、落語のような笑いがあるのか!と驚いた。人間へのひたむきな愛情。いつか舞台化できたらと思っていたが、いまはまさに夢のような気分」と述べている。
主演は、タッキー&翼としての活動のほか、テレビ・舞台のみならず歌舞伎にも参加し演劇界で注目を集める今井翼。歌やダンスを盛り込んだ浮き立つように楽しい音楽劇となるとのこと。
そしてマリウスの恋人・ファニー役を瀧本美織が演じるほか、柄本明、林家正蔵、綾田俊樹、広岡由里子、阿南健治、有薗芳記、田中利花、田口守、ジャニーズJr.の七五三掛龍也、松野太紀、北山雅康らが出演する。
音楽劇『マリウス』は、2017年3月6日(月)から27日(月)まで、東京・日生劇場にて上演。チケットは現在発売中。
音楽劇『マリウス』上演情報(松竹株式会社)
http://www.shochiku.co.jp/play/others/schedule/2017/3/post_310.php
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