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2017年05月10日

松竹大谷図書館、山田洋次監督展第5弾を開催

松竹大谷図書館、山田洋次監督展第5弾を開催

東京・築地にある演劇や映画の専門図書館・松竹大谷図書館にて“「山田洋次監督」展第五弾”が開催されている。

寅さんシリーズの原点も


「山田洋次監督」展第五弾 松竹大谷図書館1



2015年12月に公開され大ヒットとなった映画『母と暮せば』や、2017年5月27日には最新作『家族はつらいよ2』が公開を控える山田洋次監督。現在、映画の公開に併せたかたちで、山田洋次監督に関する特集展示が、松竹大谷図書館の閲覧室内のミニ展示として行われている。山田洋次監督の特集展示が行われるのは、今回で5回目。

「山田洋次監督」展第五弾 松竹大谷図書館2



展示されているのは1975年から1978年までの「男はつらいよ」シリーズ6作品と、1977年に公開された高倉健主演の名作『幸福の黄色いハンカチ』に関する資料。加えて、山田洋次監督の演劇作品の資料も展示される。

「山田洋次監督」展第五弾 松竹大谷図書館3



2017年3月に音楽劇「マリウス」の脚本と演出、5月には前進座「裏長屋騒動記」の監修と脚本を手掛けるなど、舞台にも力を注ぐ山田洋次監督。

今回の展示では、18代目中村勘三郎が主演した作品で山田洋次監督が補綴に携わった歌舞伎「人情噺文七元結」、小津安二郎監督の作品を劇団新派で舞台化した「麥秋」「東京物語」、戦時中の満州映画協会撮影所で映画作りの夢を追った人々を描いた「さらば八月の大地」、そして音楽劇「マリウス」の資料を見ることができる。

音楽劇「マリウス」は、“寅さん”シリーズの原点でもある、マルセル・パニョルによるフランスの人情喜劇・マルセイユ三部作のうち「マリウス」「ファニー」をもとに音楽劇として舞台化した作品。1967年には同じ原作をもとに、倍賞千恵子主演で『愛の賛歌』を手がけており、この原作が山田洋次監督にとって思い入れの強い作品であることが伺える。

そのほか、浅草国際劇場を本拠地に一世を風靡したSKD(松竹歌劇団)のミュージカル「カルメン」や、木の実ナナがSKDの花形スターに扮した『男はつらいよ 寅次郎わが道をゆく』の資料も展示されており、演劇・映画の専門図書館である松竹大谷図書館ならはでの内容が楽しめる。ミニ展示の開催期間は2017年6月28日(水)まで。館内への入場・資料の閲覧は無料。

「山田洋次監督」展第五弾 概要


展示期間:2017年4月28日(金)~2017年6月28日(水)
場所:公益財団法人松竹大谷図書館 閲覧室(東京都中央区築地1-13-1 銀座松竹スクエア3階)
入場・閲覧:無料

公式サイト
http://www.shochiku.co.jp/shochiku-otani-toshokan/

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