乃木坂46 能條愛未、『ラ・ラ・ランド』を語る その3
画像はクリックで拡大・高画質表示できます。
乃木坂週刊映画、今回は『ラ・ラ・ランド』についての”その3”。今回は楽曲と演技について語って頂きました。
前回までの記事
・乃木坂46 能條愛未、『ラ・ラ・ランド』を語る その2
・乃木坂46 能條愛未、舞台「カードファイト!! ヴァンガード」への意気込み
・乃木坂46 能條愛未、『ラ・ラ・ランド』を語る その1
・乃木坂46 能條愛未、17枚目シングル「インフルエンサー」について語る
・乃木坂46 能條愛未、5周年ライブの振り返りと“能條牧場”について
→それ以前の記事はこちらから
『ラ・ラ・ランド』概要
(C)2016 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved. Photo credit: EW0001: Sebastian (Ryan Gosling) and Mia (Emma Stone) in LA LA LAND. Photo courtesy of Lionsgate.
オーディションに落ちて意気消沈していた女優志望のミアは、ピアノの音色に誘われて入ったジャズバーで、ピアニストのセバスチャンと最悪な出会いをする。そして後日、ミアは、あるパーティ会場のプールサイドで不機嫌そうに80年代ポップスを演奏するセバスチャンと再会。初めての会話でぶつかりあう2人だったが、互いの才能と夢に惹かれ合ううちに恋に落ちていくー。
本作は第89回アカデミー賞で史上最多タイとなる14ノミネートを達成。デイミアン・チャゼル監督の監督賞やエマ・ストーンの主演女優賞など計6部門を受賞しました。
魅力的な楽曲の数々
『ラ・ラ・ランド』は本当に魅力的な楽曲に溢れています。
Another Day of Sun
オープニングの"Another Day of Sun”は、とても元気の出る曲。映画の冒頭でかかるのですが、一気に心を鷲掴みにされて映画の世界観に入り込むことができました。朝に聴いたりすると元気が出そうな気もします。
Someone In The Crowd
“Someone In The Crowd”はミアがパーティーに行く前のやり取り、そしてパーティーへ行ってから盛り上がるシーンでかかります。“Another Day of Sun”でテンションが上ったところで、よりテンションを上げてくれる曲でした。このオープニング2曲の盛り上がりは本当に大好きです。
画像はクリックで拡大・高画質表示できます。
A Lovely Night
映画が少し進んでからかかる“A Lovely Night”。ミアとセブが二人でダンスをするシーンですが、まだ二人は恋人関係にはなっていません。お互い好意を持ち始めているけれど、どこか探っている感があるのが少しおかしくも感じます。そうは言っても大人な駆け引きをしている感じもあって、見ていて美しさも感じるシーンでした。
City of Stars
映画の中で何度かかかる“City of Stars”。セブが一人で歌うシーンもあれば、ミアと二人で歌うシーンもあります。歌詞は毎回同じなのに、毎回違う曲のように聞こえてくる曲でした。映画の中で一番好きな曲でもあります。楽曲や演出の良さも感じながら、二人の演技や歌声によって違う曲のように感じたのかなとも思いました。
画像はクリックで拡大・高画質表示できます。
Audition
編集部より
“Audition”に関しては前回の記事内で語って頂いております。
→乃木坂46 能條愛未、『ラ・ラ・ランド』を語る その2
Epilogue
これは歌ではないのですが、映画のクライマックス、最大の見せ場でかかる音楽。明るい場面もあれば、しんみりと見せる場面もあって、音楽に感情が宿っているように感じました。このシーンは何度も見て噛み締めたいと思う、この映画最大の見どころだなと振り返って改めて思います。
画像はクリックで拡大・高画質表示できます。
“演技の演技”に心打たれた
この映画の中で最も印象に残った演技はミアが女優のオーディションを受けるシーンです。とても感情移入して見てしまうシーンでした。
最初の方のコーヒーをかけられた服で挑んだオーディションなんかは、「こんなにうまくても門前払いされてしまうんだ」と思ったほど素敵な“演技の演技”だと思いました。
ミアはこの時目に涙を浮かべていますが、泣こうとして泣いているのではなく感情がそこに宿っているように見えました。
「これで落ちちゃうなんてハリウッドどんだけ厳しいのだろう…」と冷静に驚いてしまったほどです。
ミアを演じたエマ・ストーンさんはこの演技でアカデミー賞主演女優賞を受賞されました。歌やダンスの素晴らしさももちろんですが、こういった“演技の演技”こそ、最大の演技としての見どころなのではないかと私は思いました。
『ラ・ラ・ランド』は明るいミュージカルのシーンもありながら、ほろ苦い大人の恋愛も描いている映画です様々な感情を刺激され、心揺さぶられる映画です。是非みなさんもこの映画で心揺さぶられてくださいね。
画像はクリックで拡大・高画質表示できます。
■「乃木坂週刊映画」をもっと読みたい方は、こちら
(取材・構成:シネマズ編集部/撮影:MAKOTO TSURUTA)
能條愛未 プロフィール(Ami Noujo Profile)
能條愛未
1994年10月18日 神奈川県生まれ 血液型 A型
乃木坂46 一期生メンバー
月に10本は必ず見るというほどの映画好き。
映画、舞台と女優としての活動の場をひろげるほか、バラエティーでも持ち前のセンスで活躍中。
■「乃木坂週刊映画」をもっと読みたい方は、こちら
無料メールマガジン会員に登録すると、
続きをお読みいただけます。
無料のメールマガジン会員に登録すると、
すべての記事が制限なく閲覧でき、記事の保存機能などがご利用いただけます。