松岡広大と松島庄汰がベテラン俳優の極意を学ぶ!「ボスポリ」で共演する事務所の大先輩・東根作寿英を直撃

朝ドラこと連続テレビ小説の『半分、青い。』で演じた役が話題になるなど、バイプレイヤーとして活躍中の東根作寿英さん。「2時間サスペンス」ドラマをはじめ、これまで出演したドラマは175本以上にものぼるとか。そんな東根作さんの俳優生活30周年を記念した舞台『Boss&Police 〜ガケデカ後藤誠一郎〜』が、2019年1月9日(水)から13日(日)まで東京・渋谷の「CBGKシブゲキ!!」にて上演される。

そこで、本作で共演する事務所の後輩、松岡広大さんと松島庄汰さんとの鼎談を実施し、若手のふたりに“ベテラン俳優の極意”を探ってもらった。

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──東根作さんは、松岡さんと松島さんにどんな印象をお持ちですか?

東根作寿英(以下、東根作):このふたりとは、ドラマ『ベイビーステップ』で共演していたんです。たしか、ベイビーとステップという役だったかな。

松岡広大(以下、松岡)・松島庄汰(以下、松島):違います(笑)!

東根作:というような、息の合った子たちです(笑)。それは冗談で、ふたりとも若いのにしっかりしていて、熱いハートを持っているんですよ。なので、今回、僕の記念公演に出てもらえるのはすごくうれしいです。

松島:ドラマで共演させていただいたときは、包容力があって“お父さん”のようでした。でも、まだ“裏の顔”を見ていないので、舞台の稽古で見られるのかなとドキドキしています(笑)。

松岡:稽古は長いですからね(笑)。東根作さんは本当に背中が大きくて、佇まいや現場での居方を見ていてすごく勉強になりました。なので、“裏の顔”もしっかりと受け止めたいと思っています(笑)。

東根作:舞台が終わった後もみんな仲よくいられたらいいね…。

松島・松岡:そんなことを言うのはやめてください(笑)!

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──今回は、松岡さんと松島さんから鼎談を通して学んだ“ベテラン俳優の極意”を最後に発表していただきたいのですが、大先輩の東根作さんにおふたりから聞きたいことはありますか?

松島:とてもいい機会なので、本気の質問をしたいのですが、僕は現場でプロデューサーさんやスタッフさんたちとコミュニケーションをとることがあまり得意ではないんです。でも、これは大事なことでしょうか?

東根作:“ガチ”な質問だね(笑)。それは僕も悩んだ時期があったよ。コミュニケーションがすごくうまい俳優さんもいるからね。でも、それは無理をしてまでやることはないと思うんだ。それよりも、演技で自分を見せることが大事だと思うよ。

スタッフさんたちも入れ替わりが激しいから、その場その場で自分の演技をしっかりとこなすことが一番なんじゃないかな。それが正解かどうかはわからないけどね(笑)。

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松岡:東根作さんは、自分の“見え方”は気にしますか? 例えば、この人からはこう見えたほうがいいから、こうしようとか、そういう自分の見せ方は大事にしたほうがいいんですか?

東根作:そこまで今の年齢で考えられているのはすごいね。でも、僕は何も考えていない(笑)。素でいたほうが、すごくリラックスができるんだよ。緊張したり、自分を偽っていると、ちゃんと演技ができないからね。

でも、なにかをまとっていたほうがいい演技ができる人もいるからそれはそれぞれかもしれない。だから、いろいろ模索したほうがいいかもね。まだ若いんだし!

松岡:素でいることが大事なんですね。

東根作:うん。少なくても、僕はそうしてきたよ。

松島:30年で一番プレッシャーを感じたお仕事は何でしたか?

松岡:それは聞きたい!

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東根作:たくさんあるよ(笑)。なかでも一番は、前日にFAXで専門用語たっぷりの台本がきて、それをさらりと言ってほしいというもの。それはさすがに難しくて、カンペを用意してくれたんだけど、それを読むのも演技にならないから、NGを何回も出してしまって。

それから15年後、同じ監督でまた専門用語が必要な役を与えられて、とにかく練習をして成功したら、やっとトラウマが払拭されて。この仕事は、成功体験でしか過去のトラウマを乗り越えられないんだよね。

松島:俺も、中国のドラマに出たときに1か月特訓してきた中国語の台本が撮影の3日前にほぼ変わって、セリフ量も3倍になっていたことがあったんですよ。そのときは中国行きの飛行機に乗りたくなくなるくらい拒否反応がでました。結局は日本語で話して、吹き替えにしてもらったんですが、いつかリベンジをしたいですね。

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東根作:俳優は、一度役を与えられたら絶対にやらなくちゃいけないって思うからね。でもその気持ちが大事だと思うよ。

松岡:先輩にもそういう経験があるのだと思うと、すごく心強いです。ちなみに、ONのスイッチの切り替えはすぐにできるタイプですか?

東根作:そうだね。現場に行ったらスイッチがはいるかな。終わってみんなとごはんを食べたら、すぐにOFFになるからね。

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松島:いつも後輩を連れてごはんに行くタイプですか?

東根作:いや、僕はそういうタイプではないかな。だからこの舞台でもこのふたりを連れてごはんに行く予定はないですね(笑)。

松島:連れてってくださいよ~!

松岡:ビックリした! 断られるの早い(笑)!

東根作:あはは。じゃあ1回くらいは行こうか(笑)。でも、ふたりはまじめだからなぁ。とくに広大は18歳のころからドマジメだったよね。たしか、悔しいときに押すツボを知っていて。

松島:え! ツボ!?

松岡:あはは! そうなんです。我慢できないときに押すツボってどこかなって思って、本を買って読んでいたところを東根作さんに見られていたんですよ(笑)。

松島:え!? 18歳だろ! そんな我慢してたら早死にするぞ!

松岡:あはは。1年くらいで押さなくなったから大丈夫!

松島:1年も押してたのかよ(笑)!

──あはは。それでは、今回ふたりが東根作さんから学んだことを教えてください。

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松島:素でいること、「作らない」ことです。後輩の目の前で“後輩をごはんに連れて行かない”と言う先輩、初めて見ましたから(笑)。でも、そんなナチュラルな姿がとても魅力的ですし、この職業が長続きする秘訣なのかなと思いました。

松岡:「成功体験でしか超えられない」です。30年間も俳優を続けていて、これまで大きな失敗もあったと思うんですが、それを超えられるのもお芝居だということを聞いて勇気づけられました。

東根作:うれしいですね。このふたりと舞台をするのがさらに楽しみになりました。稽古中にごはんに連れていくかはわからないですけど(笑)、いい舞台ができそうです。

松島・松岡:(爆笑)。

(撮影:生熊友博、取材・文:吉田可奈)

『Boss&Police 〜ガケデカ後藤誠一郎〜』あらすじ

千葉県九十九里浜署の巡査長、後藤誠一郎が、闇組織のボスである大久保龍之介を逮捕するという衝撃的なニュースが飛び込んだ。

千葉のゴッドファーザー、房総半島の暴走王などの異名を持ち、『迷宮入りした事件の黒幕に大久保あり』と言われた男にとって、平凡な巡査長に捕まるという大失態は、自身のメンツが潰れるだけでなく、組織の秩序にも関わる一大事であり、後藤には『壮絶な逮捕劇を繰り広げた敏腕刑事』になってもらうしかなかった。

闇組織のボスと平凡なポリス、後輩の頭の固いマジメポリスも加わり、後藤は敏腕刑事への道を転んではつまずきながらも少しずつ前に進み、ついに敏腕の階段、いや、敏腕の崖を上り詰めるのだが…

『Boss&Police 〜ガケデカ後藤誠一郎〜』公演概要

【期間】 2019年1月9日(水)〜1月13日(日) 全8公演
【劇場】CBGKシブゲキ!!
【料金】6500円(全席指定・税込)
【企画】東根作寿英
【脚本】福島カツシゲ
【演出】大歳倫弘(ヨーロッパ企画)
【CAST】東根作寿英、松岡広大、松島庄汰、溝口琢矢、小林 博、モロ師岡
【公演に関するお問い合わせ】アミューズチアリングハウス 03-5457-3476(祝日を除く月〜金 15:00〜18:30 ※2018/12/29(土)~2019/01/08(火)は年末年始休業)
【チケット一般発売日】2018年11月24日(土)AM10:00〜
【チケット取り扱い】チケットぴあ 0570-02-9999(Pコード:490-224)
http://w.pia.jp/t/bosspolice/(PC・MB 共通)
セブン-イレブン、チケットぴあ店舗で直接販売
【チケットに関するお問い合わせ】チケットぴあインフォメーション 0570-02-9111(10:00〜18:00 ※1/1休み)
https://twitter.com/stageBossPolice

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    ライタープロフィール

    吉田可奈

    吉田可奈

    80年生まれ、フリーライター。西野カナなどのオフィシャルライターを務める他、さまざまな雑誌で執筆。23歳で結婚し娘と息子を授かるも、29歳で離婚。座右の銘は“死ぬこと以外、かすり傷”。著書に、『シングルマザー、家を買う』がある。

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