妻夫木聡「確実に心に残る映画」映画『愚行録』初日舞台挨拶


2017年2月18日(土)に封切られた映画『愚行録』の初日舞台挨拶が有楽町の丸の内ピカデリーにて行われ、主演の妻夫木聡をはじめ、満島ひかり、小出恵介、臼田あさ美、市川由衣、松本若菜、中村倫也、石川慶監督が登場しました。

本作は貫井徳郎の第135回直木賞候補小説を映画化したミステリー作品。雑誌記者・田中武志(妻夫木)が、エリートサラリーマンと美しい妻、かわいいひとり娘という“理想の家族” を襲った一家惨殺事件を追う物語。

冒頭、本作で事件の真相に迫る、週刊誌記者・田中武志役を演じた妻夫木は「この話は、この先、生きて行く中で、自分ってなんなんだだろうと考えさせられるパワーを持った作品であると思うので、最後までスクリーンの画の中に引き込まれていってもらえたら嬉しいなと思います。」と冒頭の挨拶。

この役を引き受けた決め手を聞かれた妻夫木は「一言で言うと直感。企画書をいただいて石川監督と原作を読んで、直感でこれはやりたいと思った。『愚行録』の内容もすごく興味があったし、石川監督の存在にも興味を惹かれた。」とコメント。

田中(妻夫木)の妹で大きな秘密を抱える光子役を演じた満島は「『愚行録』の撮影がちょうど去年の今頃でした。この作品は石川慶監督の長編デビュー作品です。とにかく画が美しいので、それも楽しんでもらえたらいいなと思います。」とコメント。

舞台挨拶後半では劇中、光子(満島)の「私、秘密って大好き」というセリフにちなんで、キャストの「秘密」を話してもらうことに。

秘密を聞かれた妻夫木は「秘密にしている訳では無いんですけど、今日は勝負パンツを履いてます。」と突然の告白をして会場を沸かせると「上手になんでも出来るように『ジョーズ』のパンツを履いてます。あまりにも履きすぎて穴が空いてたんで先日、僕自分で縫いました。」と会場を爆笑させました。

田向浩樹役を演じた小出は「この映画の番宣でブルゾンちえみさんと共演させてもらって初めてお会いしたんですけど、綺麗ですよ。」とコメントして「それが秘密ですか?」と司会からツッコまれる場面も。

「いや、あのおととい風呂上がりにバーンと小指をぶつけて今、血まみれなんですよ」と続けると「小指恵介?」と妻夫木に返され、場内は爆笑の渦に。

昨年9月に第1子を出産した、稲村恵美役の市川は「3日前に自分の息子をつれて、予防接種を受けたんですけど、その帰り道にギックリ腰になりまして、今立っているのがやっとです。コルセットをして鍼を刺したまま、ここに立ってます。絶対、皆さんと初日舞台挨拶に立ちたいと思ってたので気合いで立ってます。」と告白し、共演者を驚かせていました。

本作で長編映画デビューを飾った石川慶監督はロマン・ポランスキーらを輩出したポーランド国立映画大学で学び、撮影監督にも同じくポーランド出身のピオトル・ニエミイスキを起用しています。

秘密について聞かれると石川監督は「撮影監督のピオトルに撮影中は神奈川の高津というところのウィークリーマンションに住んでもらったら、そこを東京と思ったらしく、撮影が終わった後に「東京はどこが一番良かった?」と聞いたら「高津がワンダフル」と言ってました。」とにこやかな表情でコメントしました。

最後に妻夫木は「これから僕たちが挑んだ、深い泥沼に浸かると思います。明るいお話では無いんですが、映画にはいろんな種類があると思います。心に残る映画は数少ないものだと思いますが、この『愚行録』は確実に皆さんの心に残る映画だと思っております。人間は本当に愚かなことであるからこそ、僕たちが作った愚かな部分を見ていただいて、皆さんの何かの役に立ってくれるんじゃないかなって思っています。今日は初日から来て頂いて、本当にありがとうございました。」と締めて会場を後にしました。

豪華キャストによる演技のアンサンブル、3度の衝撃から炙りだされる人間の本性。日本映画史に挑むエンターテインメント映画『愚行録』は2017年2月18日(土)から全国ロードショー中です。

映画『愚行録』公式サイト:http://gukoroku.jp/

(取材・文:中川マナブ(東京散歩ぽ)
(C)2017「愚行録」製作委員会

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