松尾太陽は自分を追い込む系男子?ドラマ『花にけだもの~Second Season~』インタビュー

中村ゆりかさん、杉野遥亮さん、松尾太陽さん、甲斐翔真さん、入山杏奈さんら、今をときめく若手俳優達が出演し一躍話題となったdTV×FOD共同制作ドラマ『花にけだもの』。

ファン待望となる続編『花にけだもの~Second Season~』が3月23日(土)から配信スタートとなります。今作は前作から2年半後を舞台に、登場人物達が卒業後の進路について悩み、葛藤する姿が描かれます。

前作に引き続き、今作でもクールで無口だけど実はとても優しい性格の和泉千隼を演じた松尾太陽(まつお・たかし)さんにお話を伺いました。

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──まず最初に『花にけだもの~Second Season~』が決まったときのお気持ちを教えてください。

松尾太陽(以下、松尾):素直にうれしかったですね。また千隼を演じることができるんだっていう喜びを感じました。前作の『花にけだもの』が終わったときに、自分でも「あ~終わっちゃった…」って思っていたので。

──「花けだ」ロスですか?

松尾:そうです(笑)。「花けだ」ロスが僕の中でもあったので、セカンドシーズンができるっていうのは素直にうれしかったし、いい意味で、また千隼と向き合っていろいろ悩んでいけるんだなって思いました。

──今作では、それぞれが卒業後の進路について悩み、葛藤していくというオリジナルストーリーが描かれますが、台本を読んだときの印象はいかがでしたか?

松尾:卒業して大人になるってどういうことなんだろう?っていう悩みだったり、自分が進みたい進路を選ぶと周りの人達と離れ離れになってしまうという葛藤だったり、それぞれ高校3年生らしい悩みを抱えてぶつかっていくストーリーになっていて、恋愛がメインの前作に比べて、よりいっそう人間ドラマ感が増したなって思いました。

──共演者の方々と現場で再会してみていかがでしたか?

松尾:全然変わらなかったですね。和気あいあいとしていて、気を使うこともなく遠慮せずにできる現場のままでした。

──前作と同じく、いい空気感そのままの現場だったんですね。

松尾:むしろ自分的には前作よりも今作の方がいい空気感だった気がします。前作では序盤、自分が「和泉千隼ってなんなんだろう?」ってモヤモヤすることも多かったので、そういう意味では今作の方が役にもスッと入っていけました。

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──共演者の方々とは久々の再会でしたか?

松尾:いえ、(杉野)遥亮と(甲斐)翔真とは本当に仲が良いので、前作の撮影を終えてからもプライベートでよくご飯に行っていましたね。セカンドシーズンが決まったときもみんなで「よかったね」って話しましたし、今作の撮影が終わった後も、「ここはこうだったよね、ここ大変だったなぁ」とか話していました。

──今作で苦労されたところはどこでしたか?

松尾:電話で誰かと話しているというシーンが多くて、目の前に相手がいない状態で演技をするというのは慣れていなかったので、撮影に入る前はどうやってやろうかなって悩んでいました。自分の携帯を使ってイメトレもしていたんですけど、難しかったですね。

──前作から今作までの間に、成長したなと感じるところはありますか?

松尾:成長なのかは分からないのですが、自分がもっとこうしたい、ああしたいって思うことが増えてきました。これまでは台本に書いてあることや監督の指示に従ってやっていくことを大事にしていて、もちろんそれは大事なことではあるんですが、僕的にはその脳しかなくて。でも「花けだ」を通して、もっとこうしていいんだよ、もっと遊んでいいんだよって、スタッフの皆さんが伝えてくれたので、そういった意味では、まだ完全ではないですけど、成長できているのかなって思いますね。

──素敵なスタッフさん達に囲まれた現場だったんですね。

松尾:そうですね。でも、僕自身は大きくは成長していないですね(笑)。僕は成長したなって思ったら止まっちゃうと思っているんです。まだ成長していないな、もっとこうしたいな、ああしたいなって、自分自身がもっとこうなってやるって熱い気持ちを持っていないとダメなので。あえて、成長したなとか、自分ってこんなこともできるようになったんだというふうには思わないようにしています。

──松尾さんは自分を追い込んでいくタイプなんですか?

松尾:どちらかというとそうですね。追い込んだときに見えてくるものもあると思うので。

──すごくストイックですね。

松尾:ストイックって自分でいうのは恥ずかしいんですけど…(笑)。そうしないと気が済まないんです。追い込まないと、自分に甘えているなってずっとモヤモヤしてしまうんです。それがすっごく嫌で。そういう自分がすごく嫌いなので、だからあえて厳しくしています。

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──そこまで自分に厳しくするということは、そうなるキッカケとなった何かがあるということなんでしょうか?

松尾:どの現場においても、僕は毎回反省点をあげていくんですけど、その反省点がすごく多いんです。何が原因かというと、いつも緊張してしまうからで。緊張のせいで自分が思っていたようにできないということが多くて。それってすごく悔しいなって思うんですよね。

緊張のせいで自分のベストな状態に持っていけないって、周りからしたらそんなの知らないしって話にもなるし、だったらもっとベストな状態に持っていけるようにしなよって思われるだろうし。あくまでも僕の個人的な見解ですけど。そう考えたときに、もっと自分を追い込まないとダメだなって思ったんです。それこそ前作の「花けだ」で千隼のイメージを作り上げるのも難しかったので、そのときももっと自分を追い込まないとって思っていましたね。

──大事な場面で緊張をしてしまうというのは誰しも経験したことがあるとは思うのですが、その緊張を解くために心がけていることはありますか?

松尾:自分はそのことで頭がいっぱいになってしまうんですよね。朝起きて準備しているときも、歩いているときも、レッスン中もそのことを考えちゃうんです。で、それをやりすぎると結果的に何が起こるかというと、別の仕事もベストに持っていけなくなるんです。そういう悪い連鎖が起きちゃうので、やっぱり息抜きって大事だなって思いました。趣味や好きなものに一度逃げて、気持ちを落ち着かせてから改めて考えると全然違ったりしますね。

──息抜きは何をされているんですか?

松尾:僕は食べることが好きなので、好きなものを食べます。最近だと体を動かすことの爽快感も分かってきたので、運動をしたり。意外とそういうことで解決できるなって思いました。

──「花けだ」では中村ゆりかさん演じる久実が大切にしているクマのぬいぐるみも印象的ですが、松尾さんが昔から大切にしているものはありますか?

松尾:小学生の頃におばあちゃんが作ってくれた小さいコケシのキーホルダーですね。ずっと大切にしています。コケシの顔も手書きで書いてくれていて、おばあちゃんもおじいちゃんもそういう手作りの物が好きでよく作っているんです。以前は毎日持ち歩いているポーチにつけていたんですけど、最近は家に置いて大切にしています。

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──本作は“けだもの男子”がテーマになっている作品ですが、松尾さんが「けだものになる瞬間」ってどんなときですか?

松尾:松尾太陽ではなくなりますけど、「超特急」のタカシとしてライブをしているときは“けだもの”になっているかな。それ以外だと、プライベートでも仕事をしているときでも、わりとこういう感じなので…(笑)。

──おっとりされていますもんね(笑)。

松尾:ふふ…(笑)。

──それは自然とスイッチが切り替わるんですか? それともあえて意識をされているんですか?

松尾:いや、変えようとしているわけではないんです。ライブ会場で自分の耳を通して聞こえる音だったり、目の前にファンの皆さんがいるんだって感じたときに、自然と気持ちが上がってくるというか。本当に最高潮のところまでいくと、正直ライブのことは覚えていないんですよ。でもそうなれることがライブならではの、自分の在り方、生き方なんじゃないかなって感じられるので、そういう“けだもの”になる瞬間も好きなんです。

──今後、こういう俳優になっていきたいなど、目標はありますか?

松尾:クールな役柄を演じさせていただくことが多いので、『花けだ』を通してまずクールな松尾太陽っていうものが板に付いたらなって思います。

──クールキャラといえば松尾太陽、というような?

松尾:そうですね。そうなれたらいいなって思います。そこもしっかりと目指しつつ、でも『花けだ』で翔真が演じている竜生みたいな、正反対の明るい役柄もやってみたいです。今までそういうキャラクターはやったことがないので。

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──こういっては失礼かもしれませんが、普段の松尾さんからは全く想像がつかないです(笑)。

松尾:自分で想像しても笑っちゃうぐらいです(笑)。でも、そういう役にも挑戦してみたいですね。

──では最後に改めて、『花にけだもの~Second Season~』を楽しみにしているファンの皆さんへメッセージをお願いいたします。

松尾:今作では、みんなが自分の進路を決めて、どういう道を進んで、どういう職に就こうかと考えているストーリーになるので、今の時期、春に変わるこの季節にピッタリの作品なんじゃないかなと思います。自分って一体何を求めているんだろう?何が好きなんだろう?って改めて考えることもできると思いますし、感情移入もしやすいと思います。いろんな人達に向けて届けられる作品だと思いますので、たくさんの方に見ていただき、楽しんでいただけたらうれしいです。

松尾太陽さんの喜怒哀楽エピソード

「花けだ」撮影現場での喜怒哀楽にまつわるエピソードを教えてもらいました。

松尾太陽の「喜」

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再びこのメンバーで『花にけだもの~ Second Season~』ができたことですね。正直な話、今の時代的にも続編ができるってことは稀なことだと思うんです。だから本当に有り難いことだなって、すごくうれしかったです。

松尾太陽の「怒」

人や何かに対して怒ることはほとんどないので、自分に対して怒った話なんですが…。この現場に限らず、シーンによっては監督の指示やアドバイスを消化しきれずに、思ったようにできないこともあるんです。そういうときはなんで自分はできないんだろうって、自分が許せなくなることがあります。でもそういう気持ちとしっかりと向き合って、ちゃんと考えて、噛み砕いて、こう思うなっていう気持ちを演技を通して伝えられる瞬間もあって。そのときはすごく気持ちいいです。今回の撮影でもそういう瞬間がありました。

松尾太陽の「哀」

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今作ではみんなと一緒のシーンが少なかったので、そこが哀しかったです。前作では一緒のシーンが多かったので、演技について密に話し合いながら撮影することができていたんですけど、今回は「少ないなぁ…」って思いました(笑)。でもだからこそひとつひとつのシーンに力を入れていかないとって気持ちでやっていましたね。

松尾太陽の「楽」

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全部楽しかったんですけど、特にというと、僕含めた5人のメンバーやクラスメイトの子達と一緒にパーティーをするっていうシーンですね。「花けだ」の打ち上げをしているような気持ちにもなって、カメラには映っていないかもしれないですけど、千隼じゃなくて松尾太陽になっていた部分もあったかもしれないです(笑)。素の表情が出てしまうぐらい楽しかった撮影でしたね。

『花にけだもの~Second Season~』は3月23日(土)から配信スタートです。
https://video.dmkt-sp.jp/ft/s0007100

(撮影:HITOMI KAMATA、取材・文:榎本麻紀恵)

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    ライタープロフィール

    榎本 麻紀恵

    榎本 麻紀恵

    女性向けメディア、エンタメメディアの編集を経て、現在はフリーの編集、ライターとして活動中。美少女、美少年を愛でるのが生きがい。映画は絶対一人で観たい派。特撮、アイドル、2次元など、夢のあるものが大好きです。

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