片岡愛之助、語る! ~歌舞伎座スペシャルナイト開催~

■「キネマニア共和国」

10月26日夕刻より第28回東京国際映画祭プレゼンツ『歌舞伎座スペシャルナイト』が開催された。
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第2回目となる本年は、片岡愛之助による歌舞伎舞踊『雨の五郎』の上演と、名匠・黒澤明監督が終戦直後に『勧進帳』を題材に撮り上げた映画『虎の尾を踏む男達』を上映。

『雨の五郎』上演後、片岡愛之助がマスコミの前に現れ、今回の上演および催しについて語ってくれた。

「久々の歌舞伎、さらに歌舞伎座での舞台ということもあり、非常に嬉しゅうございました。さまざまな国の方々や、花道の向こうには華やかな着物の方々(ミス・インターナショナル30名)もいらっしゃったり、いつもよりちょっと違う空気を感じましたが、要所要所できっちり拍手してくださったりして、みなさん意外と良く歌舞伎をご覧になられているのかな、と思いました」

今回、この演目を選んだ理由は?

「今回は海外からもたくさんの方が来られていたので、言葉では理解できなくても楽しんでいただけるものを選んでみました。
 外国の方からは、歌舞伎ってとかく敷居が高そうとか難しそうとか思われがちですが、決してそんなことはないんです。歌舞伎座には英語でご鑑賞できるイヤホンガイドというものもございますので、最初はガイドを聞きながら楽しんでいただき、二度目はガイドなしで観ていただくと、より深くわかっていただけるのではないかと思います」

歌舞伎の鑑賞には、意外と2階席も魅力的なのだそうだ。
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「1階席も良いですが、2階席から観たほうが、むしろ歌舞伎の美しい動きを堪能できるのですよ。ですから2階3階と、階を変えながらご覧になる楽しみもあるかと思います。
こうした国際映画祭を通して、歌舞伎座で演じることの役者冥利。

「これからも歌舞伎に精進してまいりますし、またテレビなど歌舞伎以外のお芝居、ミュージカルなどにも挑戦していこうと思いますし、一方では上方歌舞伎役者・片岡愛之助もお見捨てなく、どうぞよろしくお願いいたします!」
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(文:増當竜也)


    ライタープロフィール

    増當竜也

    増當竜也

    増當竜也 Tatsuya Masutou 鹿児島県出身。映画文筆。 朝日ソノラマ『宇宙船』『獅子王』、キネマ旬報社『キネマ旬報』編集部を経て、フリーの映画文筆業に就く。 取材書に『十五人の黒澤明』(ぴあ刊)、『特撮映画美術監督・井上泰幸』(キネマ旬報社刊)など。 編集書に『40/300 その画、音、人』(佐藤勝・著)『神(ゴジラ)を放った男/映画製作者・田中友幸』(田中文雄・著)『日記』(中井貴一・著)『日記2』(中井貴一・著)『キネ旬ムック/竹中直人の小宇宙』『同/忠臣蔵映画の世界』『同/戦争映画大作戦』(以上、キネマ旬報社刊) その他、パンフレットやBD&DVDライナーノートへの寄稿、取材など多数。 ノヴェライズ執筆に『狐怪談』『君に捧げる初恋』『4400』サードシーズン(以上、竹書房刊) 現在『キネマ旬報』誌に国産アニメーション映画新作すべてのレビューをめざす『戯画日誌』、『衛星劇場プログラムガイド』誌に、毎月オンエアされる松竹映画名作群の見どころなどを紹介する『シネマde温故知新』を連載中。

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