この役はもう大泉洋しかいない…|映画『駆込み女と駆出し男』完成報告会見レポ

編集部公式ライターのアスカでございます。

2015年5月16日に全国公開となる映画『駆込み女と駆出し男』の完成報告会見が先月の2月18日、都内ホテルで行われました。主演の大泉洋さん、戸田恵梨香さん、満島ひかりさん、内山理名さん、樹木希林さん、そして原田眞人監督が登壇。この豪華6名で笑いの絶えなかった会見をリポートします。

笑いの絶えない完成報告会見

この『駆込み女と駆出し男』は女からの離縁が難しい江戸時代が舞台。その門をくぐれば離縁できる駆込み寺『東慶寺』を中心に、女と男の出会いと別れ、そして、素敵な人生を描いた作品です。

駆け込み女と駆け出し男

会見で最初に挨拶をしたのは中村信次郎を演じる主演の大泉洋さん。

大泉洋 駆出し女と駆け込み男 記者会見

「井上ひさしさんの『東慶寺花だより』の原作もエネルギッシュでしたし、監督が書いた脚本もエネルギーに満ちていて、勢いを損なわない出来上がったときに時代劇でありながらも物凄く新しい映画ができたなと思った」

とパワーの感じられる作品であることをおっしゃっていました。

続いて、駆込み寺の東慶寺に駆け込む女性・じょご役の戸田恵梨香さんは

戸田恵梨香 駆出し女と駆け込み男 記者会見

「時代劇は初めてやらせていただきました。笑えて、涙もあって、若い世代の人にも楽しんでもらえる作品になったと思います。できるだけ若い人にも観ていただきたい作品です」とコメント。

べらんめえ口調を使ったり、着物の肩を落としたり、とても難しいお吟を演じる満島ひかりさんは

満島ひかり 駆出し女と駆け込み男 記者会見

「撮影してて難しかったし、苦しかったし、でも楽しかったです。かつて私達の先祖だった人が生きていた時代を感じられる映画になっているので、みなさんにも楽しんで観てもらえると思います」

と苦労しながらも、完成した映画に感激した様子。

女侍・戸賀崎ゆう役の内山理名さんは

内山理名  駆出し女と駆け込み男 記者会見

「毎日、刀を片手に稽古をして、撮影に入る前に薙刀、殺陣(たて)などをいろいろ稽古したのが印象に残っています。時代劇を観たことがない人でもテンポ良く観られる作品になったと思います」

と、撮影を楽しんだ様子が伺えました。

戸田恵梨香 樹木希林  駆出し女と駆け込み男 記者会見

三代目柏屋源兵衛を演じる樹木希林さんは「未だに作品の題名が覚えられない」と会場の笑いを誘っていました。

駆出し女と駆け込み男 記者会見

会見場には劇中で実際に使用した柏屋ののれんが用意されていましたが、こちらは樹木希林さんが文字を書いたんだそうです。そのフリを受けてご本人は

「経費節減のために書かされたんですよ。提灯とかにもいっぱい書かされました」

と、樹木希林さんの人の良さがみられる場面も。

原田眞人監督 駆出し女と駆け込み男 記者会見

ご自身も時代劇と戦争映画と西部劇で育ったとおっしゃる原田眞人監督からは

「若いキャストも本当に素晴らしかったし、初めての時代劇でしたけど、みんなと一緒に学んで1つずつ成長することができました。非常に現場も楽しかったです」

とコメントをいただきました。

登壇者への質問タイム

初めて時代劇を撮るにあたって心がけたことと原作『東慶寺花だより』の世界観をどのように描こうと思ったのかという質問に対して、原田眞人監督督は

「江戸から鎌倉までの距離感だったり、主人公たちの生き様、生活、風俗っていうのを描きたかったんですね。作品が女達の連帯や信次郎の成長の物語であるということで、それぞれの背景をリサーチするのに時間がかかった。原作では時代をハッキリ限定していなかったが、幅があるところで戯作者が弾圧されていた天保の改革のころに時代設定しました」と回答。

大泉洋さんと樹木希林さんの役は女達の縁切りを手伝う役。映画での2人のやり取りで印象深い場面はあるかといった質問に、樹木希林さんは「大泉さん演じる信次郎と源兵衛のやり取りでは印象的なのは何にもないんですよね」とぶっちゃけ。

大泉洋さんはすかさず「そんなことないです!あります。多少あります!」と即答。

「なぜ監督が大泉さんを起用したのかを知りたい」とまで言い放つ樹木希林さんに会場は大爆笑でした。

原田眞人監督 駆出し女と駆け込み男 記者会見

原田眞人監督は「マシンガントークでのやり取りがあって、ここが原作で一番好きなシーン。これを読んだときにこの役はもう大泉洋しかいないなと思いました」と、大泉洋さんを起用した意外な理由も明らかにされていました。

作品の中には大泉洋さんが早口のセリフを言うシーンが何度かあるのですが、非情に見応えあるシーンで、その早口ぶりに驚く方も少なくないはず。

樹木希林さんは「観た方、セリフが速すぎてあの話わかりました?」と、ここでも会場の笑いを誘っていました。

完成した作品を観て感じたことについて質問された大泉洋さんは

「いただいた台本がすごく分厚くて、これだけシーンが多いと他の監督はカットしていくんですが、原田監督は撮りながらシーンを増やしていくんですよね。終いには助監督さんがこの映画は4時間になるねなんて。それが2時間23分になってるんだから、観たときにとにかくスピーディーさが感じられました。決して長さを感じさせられない」とコメント。

また、離婚についてどう思うかの質問では

大泉洋 記者会見

「私にとって家庭がすべてで、あの家庭がなくなるのは本当に辛いですし、娘が可愛くて仕方がないですし、離婚すればだいたい娘はお母さんに取られますしね。やっぱりしない方がいいんじゃないでしょうか」と、家庭を大切にする一面を見せてくれました。

最後に監督は「『ラスト・サムライ』が作ってくれた映像が1つ参考になっていて、ぜひあの圓教寺(兵庫県姫路市)の美しい場所を舞台に撮りたいと思っていたので素晴らしい映像になりました。また、今回の出演陣みんな素晴らしかった」とコメント。ぜひ、皆さんにはその美しさを作品でご確認いただきたいと思います。

また、大泉さんは「お話をいただいたとき、江戸時代の女性を助けるという東慶寺の仕組みが面白いと思いました。描かれている世界は現代でも通じるものがあり、様々な女と男の生き様が描かれている作品なので、ぜひ多くの人に観てもらいたいです」と締めくくりました。

大泉洋 駆出し女と駆け込み男

完成報告会見に参加した感想

最初から最後まで笑いっ放しだった会見。会見のコメントからは出演陣のみなさんや監督の意気込みやこだわりが物凄く感じられました。

駆出し女と駆け込み男

美しい映像と笑いと涙の人情エンタテインメント映画『駆込み女と駆出し男』は2015年5月16日(土)公開です。

映画『駆込み女と駆出し男』公式サイト

(文・写真/アスカ)

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