「刑事ゆがみ」の第一印象は“萌え”。ヒズミ役・山本美月インタビュー

フジテレビ系にて毎週木曜夜10時から放送中の木曜劇場「刑事ゆがみ」。本作は、うきよ署の刑事課・強行犯係に務める、浅野忠信さん演じる弓神適当(ゆがみ・ゆきまさ)と神木隆之介さん演じる羽生虎夫(はにゅう・とらお)の凸凹コンビが難事件を解決していく刑事ドラマです。

今回お話を伺った山本美月さんは、敏腕ハッカーとして、弓神刑事の捜査に協力しているヒズミ(氷川和美)を演じています。

過去のある大きな事件によって記憶と声を失っているヒズミですが、彼女はドラマオリジナルのキャラクター。そこで、山本さんにヒズミという存在を演じるうえでのお話を中心に、現場での話題などを伺いました。

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──ヒズミは原作にはいないキャラクターですが、オファーがあったときはどのようなお話だったのでしょうか。

山本美月(以下、山本):最初にプロデューサーさんから、大まかな役どころを聞きました。割と漫画的なキャラクターというか…。ふわっとした設定しかなくて、最後どうなるか決まっていなかったんです。

──その時点では、決まっていなかった?

山本:実は、今も知らないんです。でも、私が、漫画とかアニメが好きなので、「好きな感じの役だと思うよ」と言っていただきました(笑)。

最後が決まっていないぶん、不安はあったんです。でも、私の人間的なところも知ってくれているプロデューサーさんに「今まで演じたことのない、こういう役を演じてほしい」と言っていただけたのがうれしかったですね。その気持ちを受けて、やりたいなって思いました。

──では、最初に脚本を読んだときの印象は?

山本:最初はあまりヒズミが出ていなかったので、自分の役についてどう、というよりは“萌え”だなって思いました! “上司・部下萌え”ですね。そういうところも面白いなって思って読んでました(笑)。

──物語も折り返しで、5話から少しずつ過去が明らかになってきましたが、ヒズミを演じるうえで変わってきたことはありますか?

山本:クールでボーイッシュな中性的っぽいキャラクターをイメージして演じていたんですが、だんだん無邪気になってきています。子供とか犬みたいな(笑)。でも、先の台本を読んで、これはこれでいいのかもしれない、って思うようになりました。その方が、後半に向けて面白くなるような気がして。

──そういう役の変化というのは、弓神さんのキャラクターから影響を受けているところもあるんでしょうか?

山本:弓神さんもですし、監督が細かい演出をしてくださるので、それで少しずつできあがってきているように思います。

──監督からはどんな演出を?

山本:本当に細かいところまで指導してくださって、歩き方一つにしても、さらにガニ股っぽく脚を開くだったり、何か食べてるシーンでは口の周りをもう少しつけてって言われて、汚したりとか。

5話で弓神さんのほうを向きながら、キーボードで文字を打って会話したシーンも、最初はモニターを見て打ち込んでたんです。でも、監督から「見ないでやってみて」って言われて、なるほどと思いました。

でも、私が考えて演じた時も受け入れてくださいます。たとえば、とっさに弓神さんを蹴ったりしたシーンとか。監督のなかのヒズミのビジョンは、すごく的確でわかりやすいです。

──では、脚本に書いてない細かい部分も、現場でどんどん演出がついていくんですね。

山本:1、2話あたりで、帽子で鍵をキャッチするシーンと甘栗を口でキャッチするシーンを当日やることになって。そういう技術が必要なことは大変でしたね。…放送では、カットされちゃってたんですけど(笑)。

──ヒズミはトラウマから言葉が話せないという役どころですが、演じるうえでの苦労はありますか?

山本:話せないことに関しては目とか表情で伝えられるので、苦労している、というほどではないですね。でも、弓神さんはすごく喋るので、つられて、つい返事をしたくなります(笑)。

──浅野さんとのシーンが多いと思うのですが、現場ではどんな感じなんですか?

山本:この前はモンゴル料理の話をしました! あと、「浅野さんって緊張とかするんですか?」って聞いたんです。「するよ〜。でも、大人になるにつれて、緊張の解消の仕方がわかってきた」って答えてくれたんですけど、そこで本番が始まっちゃって。どうやって解消してるんだろう、って気になってるんですけど、聞いていいことなのかわからなくて、なかったことにしようかなって思ってます(笑)。

でも、「大人になって緊張するようになった」という話もしていて、私もそうだったから、みんなそうなんだな、って思いました。

──そんな浅野さんのお芝居から影響を受けるようなことは?

山本:飾ってないところがすごく素敵な方です。でも、真面目に演技してても、それを受け入れてくださっているというか、いい意味で緊張感のない空気を作れるところがすごいなと思います。無理に盛り上げるとかではなく、自然体でそういう雰囲気を作れる方。

一方で、その日の出番が終わったあとにずっとプロデューサーさんと話し合いをしていて、私だけのシーンが終わって、戻ったときにもまだ役衣装のまま話していて。だから、頭の中ではすごく色々考えているんだろうなって。でも、いざ自分がやるときにそういうところを見せないのがすごいと思います。

──ちなみに、強行犯係のわいわいした感じをうらやましく思ったりはしないですか?

山本:うらやましいです! 制作発表のとき、みんなすでに仲がよかったんです。でも、私、誰と話したらいいかわからなくて…。「打ち上げ、大丈夫かな…?」思ってます(笑)。

──では最後に、ヒズミのここに注目してほしいというポイントを教えてください。

山本:やっぱり、ヒズミの過去に何があったかということですね。私自身も弓神さんとの関係性をまだわかっていないので、みなさんと近い目線でヒズミの過去に何があったか注目してます。

記憶は戻るのだと思いますし、そうなったあとの展開をどう演じて行けばいいのかまだ不安ではありますが弓神さんといるときのヒズミはだんだんできあがってきているので、今後を楽しみにしてください!

これまでの「刑事ゆがみ」を見たい方はこちら

これからドラマを見るにあたって、ここまでの話を予習もしたい方はいるはず。予習は2通りの方法で可能です。

(1)民放公式テレビポータル「TVer(ティーバー)」

まず、「民放公式テレビポータル「TVer(ティーバー)」」で、放送済みの最新話を無料で見ることができます。(つまり11月16日放送前なら第5話を見ることが可能)

(2)動画配信サービス「FOD」

「TVer(ティーバー)」では前週分しか見ることができませんが、動画配信サービスの「FOD」では放送済みの全話を鑑賞することが可能です。つまり第6話終了後も、第1話から見返すことができます。気になる方は「FOD」でチェックしてみてください。(※FODは月額もしくはポイント制の有料サービスです。)

「刑事ゆがみ」公式サイト

(撮影:井嶋輝文、取材・文:大谷和美)

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    ライタープロフィール

    大谷和美

    大谷和美

    高校2年の時に観た「バトルロワイアルⅡ」に衝撃を受け、映画の道を志すも、縁あって雑誌編集者に。特撮誌、若手俳優グラビア誌等の編集・ライター、WEB編集者を経て、現在はフリーランスで活動中。人間の感情や社会の闇を描いた邦画が好きで、気づけばR指定のDVDばかり借りていることも。一方、元々好きだったライダー・戦隊などの特撮作品やコメディ映画も好んで観ます。他、元上司のバカタール加藤が主催するニコ生番組「崖の上の生放送」に準レギュラーで出演中。

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