『モアナと伝説の海』は男性でも楽しめる!まるで少年漫画のような映画。

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ディズニー最新作『モアナと伝説の海』。予告でも歌がふんだんに使われていて、もしかしたら子供や女性向けかな?と思いつつ見てみました。

そしたら少女が世界を救うため、大海原にでて大冒険する、いわゆる「冒険活劇もの」じゃありませんか!これは子供や女性はもちろん、男向けてでもあります。

あらすじ

世界を生んだ女神テ・フィティ。そのため彼女の心を求めるものは多く、ついに神の釣り針を持つ英雄マウイに盗まれ闇が生まれました。その闇はテ・カァという炎と大地の悪魔で、マウイの盗んだテ・フィティの心を狙い、マウイと戦います。その戦いで神の釣り針とテ・フィティの心は海へ沈んでしまいました。
それから1000年、島モトゥヌイで生まれたモアナは、外洋に出たいと思っていました。しかし、モトゥヌイにも闇の魔の手が伸びてき、このままでは島も滅びてしまう……。そこでモアナは島に流れ着いたテ・フィティの心に導かれ、マウイと彼の釣り針を見つけ、テ・フィティの心を戻す旅に出ます。

モアナとマウイのバディ感がワクワクハラハラさせてくれる

会って早々、モアナを英雄である自分のファンと勘違いし、オールにサインしてしまうマウイ。しかもその間全然モアナの話を聞きません。ひたすら一方的に喋って、船を奪って逃げようとします。最初の方は、戦闘になっても息も合わず、行動もバラバラでした。

しかし、彼の力の源である神の釣り針を探す手伝いをしたことから、彼女の強さや勇気に敬意を抱き、モアナを認めていきます。

それからは船の操作を教えたり、ラストバトルでもマウイは囮になり敵を引きつけ、モアナのサポートに徹するなどいいバディになっていきます。

さらに上記通り、バトルが結構多いのです。マウイは髪の釣り針を持つデミゴッドという神様と人間のハーフなので強くて当然なのですが、モアナはただの人間。にも関わらず、海賊との戦いではモアナの方が戦っています。しかも結構強い(笑)

モアナはバトルヒロイン?これはディズニー版『マッドマックス 怒りのデス・ロード』

監督が『マッドマックス 怒りのデス・ロード』インスピレーションを受けたと公言していたりします。本当に海賊船の動き方や音楽隊の存在が『マッドマックス』なのです。

ロープを伝って海賊船を移動しまくるモアナは、車と車を飛び移ったり、ポールに掴まって移動する『マッドマックス 怒りのデス・ロード』の主人公マックスそのもの。

監督自身がいかにこのシーンに力を入れリスペクトを送っているかは、見れば一目瞭然でした。本当すごい迫力で、一瞬「なんのアクション映画を見ているんだろう?」という気分になりました。

特に海賊との戦いで、モアナはよく戦い、アクション面で見せてくました。既存の華奢なプリンセス像とは違い、肉体派の新たなプリンセス像といいましょうか。

だからこそ、女性だけでなく男性にも受けると感じるのです。

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もちろんマウイもかっこいい

序盤はマウイの力の源である神の釣り針を失っている状態で本来の力は使えませんが、操船技術はモアナよりはるかに高いです。そのため海に出てから釣り針がなくても頼りになる存在。

しかしやはり見せ場は釣り針が戻ってから。この釣り針を持つことで、変身能力がついたり、戦闘でも頼りになる存在に。特に巨大な悪魔テ・カァと戦うときはマウイの力が必要になるのです。いろいろな動物に姿を変えながら、バンバン攻撃していく、この戦いのシーンも大迫力でした。

海の描写がとてつもなく綺麗、お茶目で頼れるしもはや第三の主人公?

モアナが住んでいるモトゥヌイ島の内海は水がとても澄んでいて、外海は深い青です。海洋冒険映画なので、海の描写が細かいのは当然といえば当然ですね。

それだけでなく、予告でも少し流れていますが、この海が人格があるかのように、要所要所でモアナを助けてくれます。その波の造形や描写がとてつもなく美しい。まるで人格があるかのように繊細に描かれているのです。

同作についてはモアナ、マウイに続く第三の主人公といっても過言ないでしょう。最後まで活躍しますし。

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まとめ

もちろん自分が泣いたところもありました。例えばモアナを海に旅立つ後押しとなるお婆さんの存在。しかし、彼女が海へ出てもずっと近くで見守ってくれているのです。そして最後まで彼女を導いてくれるのです。

最初から最後までこのお婆さんとのシーンが幻想的でとても綺麗です。

そしてディズニー作品らしく歌が素晴らしい。特に予告でも使われている「How Far I’ll Go」、これ劇中で何回も流れるんですよね。大体モアナを勇気付けたりするところで流れるため、とても盛り上がりました。

話はいたってシンプルだし、笑えるシーンも泣けるシーンも歌もバトルも良くてとてもバランスのいい映画でした。ディズニーのプリンセスものと男性は躊躇ってしまうかもしれませんが、まったく心配ありません。男が見ても楽しめる映画でした。

(文:波江智)

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