2017年3月21日(水)、「島ぜんぶでおーきな祭 第9回沖縄国際映画祭」の概要発表会見が吉本興業・東京本部にて開催されました。
オープニングアクトとして登場したのは、おーきな祭ダンス応援団+よしもと沖縄41市町村全力応援芸人+ゆりやんレトリィバァさん。華麗なダンスを披露。
今年は過去最大規模!山原エリアや離島にも会場設置
今年で第9回目となる沖縄国際映画祭。那覇市の波の上うみそら公園をメイン会場に、沖縄県各所で映画・お笑い・音楽・スポーツなど、さまざまなイベントが過去最大規模の12市町村・20カ所以上の会場で開催。
今年は初めて沖縄県北部の山原(やんばる)エリア、さらに、離島の石垣島、宮古島などにも会場が設置されます。
会見は、沖縄出身のコンビ・ガレッジセールと木佐彩子さんの司会で進行。映画祭の上映作品のキャストや、イベントに参加する芸人たちが続々登場しました。
まず登場したのは、会見のために沖縄からはるばるやってきた、よしもと沖縄41市町村全力応援芸人の面々。
一人ずつ挨拶をするも、最初の比嘉さん(初恋クロマニヨン)がボケたため、後に続く人たちも必死でボケを繰り出す羽目になり、やりきれた人もいれば、あきらめる人も。
最後、キャプテンの宮川たま子さんが「どうも、安室奈美恵です〜」とボケたときも、ボケられなかった人は、そのくやしさでちょっとリアクションが薄かった模様。
でも、みなさん奮闘しようとしていた雰囲気は十分伝わりましたよ!
間宮祥太朗、稲葉友らが登場。しずる・池田は映画に「出てないでやんす」?
映画祭で上映される作品のキャスト陣として舞台に上がったのは、木村祐一さん、間宮祥太朗さん、稲葉友さん、川村ゆきえさん、しずるの池田一真さんと村上純さん。
笑福亭仁鶴さんら107人の芸人にインタビューをしたドキュメンタリー『ワレワレハワラワレタイ ウケたら、うれしい。それだけや。』で聞き手をつとめた木村祐一さん。
「内容は逆に笑いはないです。僕が前で怖い顔をしていますから(笑)」と話しつつも「オリエンタルラジオ、ピース、渡辺直美など初公開の人もいるので」とアピール。
なお、木村さんは、GACKTさん主演の『カーラヌカン』にも出演しています。
間宮祥太朗さん主演の『お前はまだグンマを知らない』は、群馬県愛にあふれた“グンマー”たちが登場する作品。
「原作者の井田先生にインタビューをしたとき、圧倒的な熱量の群馬愛を感じた」たエピソードも明かした間宮さんですが、自身の出身地を聞かれると「横浜です」とあっさり白状。
そのあたりもネタにしていきたいそうです。
『N.Y.マックスマン』で主役を演じた稲葉友さん。
「仮面ライダーやスーパー戦隊シリーズに出ていた人がぞろっと集まっていたので、各世代のいろいろなヒーローが混ざり合っていたので面白い空気ができあがっていた」と撮影現場を振り返りました。
これは、特撮ファンにはたまらない作品となっていそうですね!
福島県棚倉町を舞台にした『豆腐の角に頭ぶつけて生きる〜#TANAGURA〜』で豆腐屋の娘を演じた川村ゆきえさんは、豆腐をぶつけるシーンで苦労をしたそう。
「やわらかいかなと思ったら、すごく弾力がありはねかえるので、ポジションの取り方がとても大変でした」とコメント。
耳かきをめぐる三角関係を描いたコメディ『耳かきランデブー」出演者として登壇したしずるの二人。
ところが、会場で映し出された画像に映っているのは村上さんのみで、池田さんは「あっしは出てないでやんす」と、作品には全く出演していないことを告白。
「あっしは村上の旦那の付き添いでやんす。社員さんに「なんで来たんだって』いわれましたが、あっしが聞きたいでやんす」となぜか江戸口調で弁明する池田さん。
ガレッジセールに「思いつくままでいいんですが、撮影現場の雰囲気はいかがでしたか?」と聞かれると、「大変ギスギスした現場で…」と話しだし、これに、村上さんが「してないよ!ほっこりした現場でした」と突込み、会場を笑わせていました。
–{中尾明慶と小出恵介、ジミー&さんまになりきる苦労を明かす}–
中尾明慶、ジミー大西役は「できることならやめたいなと思った」
今年の沖縄国際映画祭では、明石家さんまさんが企画・プロデュースを手掛けたオリジナルドラマ『Jimmy〜アホみたいなホンマの話〜』が、Netflixでの配信に先駆けて特別上映されます。
そこで、本作でW主演をつとめたジミー大西さん役・中尾明慶さんと明石家さんまさん役・小出恵介さんが、そろって登場。
ジミー役のオファーを受けたとき、「できることならやめたいなと思った」という中尾明慶さん。さんま役の小出恵介さんも本当に悩んだそう。
1話の撮影前に、さんまさんとジミーさん、中尾さんと小出さんの4人でリハーサルをしたそうで、「おニ人が最初から最後まで1話をやるんですよ。それを僕らが見て『あ〜、もう絶対越えられないないな』と思いながら、なんとかそこを目指した」(中尾さん)というエピソードを明かしました。
また、小出さんは、現場での中尾さんについて「全然感じが違いましたよ。今まで見た中で一番真面目だった。本当にプレッシャーがあったんだろうなと」と語り、一方、中尾さんは小出さんについて「かっこよかったです。さんまさんもかっこいい方だから、小出くんの持つかっこよさといい感じにリンクしていた」と称賛。
その後、本作のモデルになったジミー大西さん本人が、舞台に姿を現しました!
自身の役を演じた中尾さんについて「ジミーは中尾さんのほうがうまい」謎の回答をしたジミーさん。
その後も、ガレッジセールから「自分が100%だとしたら、中尾さんは何%ジミーでした?」と聞かれると、「1000%」と答え、思わずガレッジセールから「本人超えちゃった!」の突っ込みが。
さらに、ドラマの見どころを聞かれると、「実は、さんまさんから『台本も見るな。何もかも見るな』といわれているので、まったくわからないんです」と内容を全く知らないことを白状。
ガレッジセールが「よく、舞台に上がってきましたね」と驚く中、さらに、この会見も、前日に電話で「おいで」といわれて、到着してからも誘導されるままに舞台に上がっていることを明かしていました。
会見で行われた質疑応答でも、ドラマで描かれるさんまさんとジミーさんの関係についての質問が上がります。
中尾さんと小出さんは「きれいな師弟関係だと思いました。多くはいわないけれど、思いは非常に伝わる」(小出さん)「出会いがあって別れていく、ある意味お二人のラブストーリー」(中尾さん)と回答しました。
これを受けて、振られたジミーさんは「僕は、ニ人(中尾さんと小出さん)の関係性はあまり知らないもので…」とまさかの天然発言。
その後、質問の趣旨を理解し、「若」と呼んでいるという恩師・さんまさんについて「ここまで育てていただいて、葬式も若があげてくれる約束していますので、今、保険もかけていない状態です」とコメントし、会場を爆笑の渦に包みました。
–{あの芸人が沖縄で「全裸」宣言?}–
尼神インター、ミキらが映画祭に意欲
さらに、会見では、映画祭イベントに参加予定の吉木千沙都さん、岡崎朋美さん、天竺鼠、尼神インター、ミキ、ゆりやんレトリィバァ、女と男が登場。
初参加となる尼神インター。誠子さんは「“ノーリアクション乳首洗濯ばさみ”を映画祭の中で絶対やりたいと心に決めている。とにかく身体をはりたい」と抱負を語り、相方の渚さんが「OK出たら、全裸もいこ」とそそのかすと、「私、全裸も全然OKなんで」と意欲を見せました。
こちらも初参加の兄弟漫才師・ミキ。弟の亜生さんが「一度か二度、にぃにぃと沖縄に行ったことがあるんですけれど、そのとき、にぃにぃがあまり楽しめてなかったんで…」と話しだすも、兄の昴生さんに「なんで、こんなとこでだけにぃにぃっていうの?」と突込まれる羽目に。結局、「昴生氏と楽しみたい」と他人行儀なコメントで締めました。
昨年も映画祭に参加したゆりやんレトリィバァさん。去年については「盛り上がっていました」とお客さん目線でコメント。現在、売れっ子で忙しくなっていて、もしかしたら次は半生がドラマで?という話題が上がると、「佐々木希さんに演じてもらいたい」と大胆に要望していました。
同じく昨年に続いての参加となる天竺鼠。川原さんはゴーヤーを被った姿で登場し、ずっとポケットに手を突っ込んだままでしたが、周りから「態度悪いねん!」「手を出せ!」と突っ込まれ、「えらいさんもたくさんいる中で、ポケットに手を入れてすいません」と謝罪。ただし、基本、手をポケットから出すことはほぼありませんでした…
そして、会見終盤で舞台に現れたのは、記者として会場に入っていた女と男。
舞台に上がるなり、“井上小公造”こと市川さんが「尼神インターの誠子さんが、東京に引っ越すので着なくなった服を後輩にあげようと大阪の劇場の楽屋へ持っていったけれど、ダサすぎて誰もとらなかった」「ミキの昴生くんは、楽屋でおにぎり4つ食べた」など、芸人さんの小ゴシップを暴露。
映画祭では、実際に市川さんが出演者たちの楽屋に押しかけてゴシップを仕入れて配信していく予定だそうです。
多彩な登壇者が繰り広げるトークやパフォーマンスでおおいに盛り上がった会見。
この日、舞台に上がったメンバーの活躍も期待できる「島ぜんぶでおーきな祭 第9回沖縄国際映画祭」は、2017年4月20日〜23日まで開催予定。
沖縄本島から離島まで広がった映画のおーきな祭に、みんなでめんそーれ!
(取材・文:田下愛)
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