「男女の友情はありえるか?」という問いに答えは見出せるのか

■橋本淳の「おこがまシネマ」

どうも橋本淳です。

20回目の更新。急に寒くなってきて、冬が全力疾走で迫ってきている気がしますね。あったか肌着を引っ張り出して、寒さ対策に必死な毎日を送っております。

さて、今回ご紹介する映画は、、

『月極オトコトモダチ』

(C)2018 MAYU AKIYAMA / MOOSIC LAB

何を隠そう、私、橋本淳も出演してます作品です。まさに烏滸がましくも紹介ですね。

お許しを、何卒よろしくお願いします。

この作品は毎年開催されている映画×音楽の祭典MOOSIC LAB(ムージックラボ)の長編部門にエントリーしている作品です。

過去に数々のミュージシャン、監督、俳優を輩出している映画の祭典。今年は長編部門に10作品がエントリーされています。その内の一本。

そして素敵なことに、月極オトコトモダチは、第31回東京国際映画祭・日本映画スプラッシュ部門にも正式出品も決定しております。

“男女の友情はありえるか”

その普遍的かつ答えが見出せないことをテーマにし、観る人の心がざわざわする、一筋縄にはいかない作品となりました。

webマガジンの編集者・望月那沙。30歳を目前に仕事に恋愛に色々と焦りも感じていた。次の連載のテーマを探していた那沙は、あるきっかけで、「男女関係にならない為のスイッチがある」という男 柳瀬草太に出会う。そして、実はその柳瀬が”レンタル友達”という聞きなれない仕事をしていることを知る。那沙は、その柳瀬とレンタル友達の契約をし、ある検証をし始める。

那沙にはルームシェアをしている友人、珠希がいる。珠希は歌手を目指しつつも、なかなか上手くいかない現実にぶつかっていた。那沙は柳瀬と何回も会い、仲良くなっていく。しかし仲良くなっても、それは契約上の関係、那沙は色々な感情を抱えていく。一方、珠希と柳瀬は音楽という共通言語で関係が近づいていた。3人の思い、夢、本心が複雑に交錯していく、一筋縄にはいかない不思議なラブストーリー。

(C)2018 MAYU AKIYAMA / MOOSIC LAB

監督は、映画美学校フィクション・コース第18期高等科修了制作作品『ギャルソンヌ -2つの性を持つ女-』で第11回田辺・弁慶映画祭コンペティション部門に入選した穐山茉由。今作で長編デビューとなります。

出演は、主人公・望月那沙役に徳永えり。レンタル友達・柳瀬草太役に橋本淳。那沙の同居人、音楽を志している珠希役に芦那すみれ。那沙の後輩、ユリ役に野崎智子。webマガジン編集長役に山田佳奈。

音楽担当に、入江陽×BOMI。このコラボレーションが作品の世界観をまとめ上げる。

撮影は、今年の6月くらいに行いました。自主制作で作られる作品なので、スケジュールもタイトです笑。1週間という時間で撮りきるというハードなスケジュール。スタッフもほぼ30代(上の方もいらっしゃいますが)という若い組で、僕自身同年代で映画を撮ったいうのは初めてで、とても新鮮でした。

穐山監督の不思議な脳内を具現化するために、キャスト、スタッフは奔走し、気づけば見たことのない島に着いていたという感じです。

監督の発想は、普通に思えることも視点を変えて見てみると、実に歪んでいて、演じる側も大変なことが多かったですが(大変でした)、それを理解するというより体を通すことで、予想だにしなかった場所に飛べたことが何より幸せでした。

柳瀬草太という役はどこかベールに包まれていて、本心が心の奥の奥に隠されている青年でしたので、”いかに掴ませないか”ということを念頭に置いて、演じていました。

普通に進むと思われたストーリーが、徐々に突きつけられる流れに向かう不思議な本作。

観た人の数だけ、様々な感想が出るような作品です。映画を観た後にカフェなどの談義が盛り上がるこの作品をぜひご覧ください。

『月極オトコトモダチ』上演スケジュール

第31回東京国際映画祭
TOHOシネマズ 六本木ヒルズ SCREEN1
・10/28 10:30〜
・10/30 17:35〜

MOOSIC LAB 2018
・11/18 21:10〜 《新宿 K’s cinema》
・11/23 19:00〜 《新宿 K’s cinema》
・11/28 21:10〜 《新宿 K’s cinema》
・12/5 18:20〜 《UPLINK渋谷》
・12/7 21:10〜 《新宿 K’s cinema》

今回は特に、、おこがましく紹介させていただきました。どうぞよろしくお願い致します。

(文:橋本淳)

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    ライタープロフィール

    橋本淳

    橋本淳

    2004年(平成16年)テレビ『WATER BOYS2』で本格的に芸能活動を開始。2005年(平成17年)に『魔法戦隊マジレンジャー』の小津 魁/マジレッド役に抜擢される。 以後、テレビ『連続テレビ小説 ちりとてちん』『大河ドラマ 軍師官兵衛』『PATグランパ!』『悦ちゃん』、『CHASE』、『刑事ゆがみ』など。映画『婿入金魚』、『At the terrace テラスにて』、舞台『黒いハンカチーフ』『書く女』『月・こうこう、風・そうそう』『クレシダ』『キネマと恋人』『君が人生の時』城山羊の会『相談者たち』など多数の作品に出演。 シネマズby松竹では【おこがまシネマ】を第2、4水曜に隔週連載。「烏滸がましくも、まだまだ青臭さの抜けない、橋本淳という役者が、映画を紹介するページです。嗚呼、烏滸がましや烏滸がましや」

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