スコット・イーストウッド「小さい頃からゴジラ大好き!」パシリム新作インタビュー

©Legendary Pictures/Universal Pictures. 

4月13日公開の『パシフィック・リム:アップライジング』について、前回は長編映画デビューを飾ったスティーヴン・S・デナイト監督とジェイク・ペントコスト役のジョン・ボイエガのインタビューを紹介。今回は同じく来日を果たした新キャスト、ネイト・ランバート役のスコット・イーストウッドに話を聞くことができたのでご紹介しよう!

スコット・イーストウッドインタビュー

 ──『パシフィック・リム:アップライジング』は多文化なところが素晴らしかったです。アジア人やロシア人などいろんな背景を持つ人が出演していますが、世界中の素晴らしいキャストと仕事をするというのはどんな印象でしたか?

スコット:多文化であり、グローバルな映画だと思います。キャストの皆さんからはいろいろな話を聞くことができてとても楽しかったですね。自分たちがどこから来ているのか、どんな国なのか、子どもの頃どんなだったのか、自分が信じているもの・信じていないものなど、それぞれ違いますから。グローバルな作品を作ると、やはりいろんな人生観や世界観を持った人たちが集まります。通常だったら触れないようなものの見方に触れることが出来るのはとても重要なことで、私自身も1人の人間として成長できます。

──新田真剣佑さんとはどんな会話をされましたか?

スコット:すごく素晴らしい役者ですよね。彼とは日本の映画についてたくさんの話をしました。私も黒澤明監督の『用心棒』など日本映画のファンで、そういった作品にさかのぼって今日に至るまで、日本映画はほかの世界にも大きな影響を与えてきた印象があります。

──日本の子どもたちにとってロボットに乗り込んでロボットを操縦するのは憧れです。今回の作品でイェーガーに搭乗した感想を聞かせてください。

スコット:アメイジング! 最高でしたね。僕ももともと怪獣映画やモンスター映画の大ファンで、ロボットものや「ウルトラマン」といった作品のファンなんです。小さい頃から「ゴジラ」も大好きですしね。だからこういった映画を作れたことは、観客の皆さんが楽しんで何か響くものがあるような、特に子どもの心に響くような怪獣・ロボット映画に出演できたことは最高の気分でした。

──前作の冒頭では主人公は兄弟でイェーガーを操縦していました。もしも「兄弟で乗れ」と命令されたらスコットさんはどうしますか?

スコット:ノー! 絶対イヤですね(笑)。だってなにを考えているのか知りたくはありませんから(笑)。ボイエガとなら大丈夫ですよ、もう一緒に乗り込んで強いつながりを持っていますからね!

 ──今回の作品で苦労されたことを教えてください。

スコット:今までの作品と比べて、私にとって1つの異なった挑戦になりました。こういった作品はグローバルなものでありスケールも壮大で、本当にいろんなことが起きたりもしてたくさんの要素が詰め込まれています。その中で一緒に共同作業をして物づくりをしていかなければならないので、プロセスとしては時間がかかるんです。少しづつパーツを集めていって全体像を作りあげなければいけませんからね。

──ボイエガさんはアクションシーンに苦労したそうですが、スコットさんはいかがでしたか?

スコット:とても楽しめましたが、ただ正直言えば楽しいときと辛いとき両方ありました。でもそれは、まさにこういった映画を作る上での特色でもありますね。毎日12時間から15時間ほど撮影したり現場でスーツを着てファイトしなければならず、もちろん疲れたりもしますがやはり最後に完成した作品を観ると「やったぜ!」とか「これはイケてる!」というふうに感じます。

──カットされてしまったシーンもあるのでしょうか。

スコット:ありますよ、ものすごく(苦笑)。ファイナルカットで削られてしまった場面もたくさんあって、たとえば僕とボイエガのシーン以外にもジン・ティエンやマコとの場面が、作品をタイトにしてちゃんとペース配分を考えたものにするため止む無くカットされています。

──近年、大作・話題作へのスコットさんの出演が増えてきました。作品選びのポイントはどこにあるのでしょう。

スコット:作品に何を求めるのか、実はよく変わるタイプなんです。たとえば題材で選ぶときもあれば、自分にとって何らかの挑戦になるような作品を引き受けたくなることもあります。今回の場合は、SF作品というものに出演したことがなかったのでそういった意味でも出たいと思えましたし、なにより前作の大ファンでもありましたから。だから“何を求めるのか”が毎回変わる感じなんです。

──ネットでは“次の「ウルヴァリン」役はスコット・イーストウッドだ”と言われていますが、もしイェーガーとウルヴァリンが闘ったらどちらが勝つと思いますか?

スコット:アハハ! どうしようかな。良い質問ですね(笑)。……ウルヴァリンは表面的には勝ち目がなさそうなんですが、私はアンダードッグを応援したくなるタイプなのでウルヴァリンを応援しようかな……。でも、良い勝負になるのは間違いないですね。ただしその場合は両方に出演することはできないので、ウルヴァリン役をほかの人に演じてもらわないといけませんが(笑)。

──そういったクロスオーバーに興味はありますか?

スコット:クロスオーバーなら『ゴジラ』や『キングコング』といった作品で出来たらやってみたいですね。こういうアイコン的な怪獣キャラクターが集まる世界、ユニバースがあっても面白いかもしれません。ただ、ジプシー・アベンジャーでもゴジラには勝てるかどうか分からないですよね。だってゴジラは究極のモンスターではありませんか?

──『パシフィック・リム』シリーズの続編の可能性はあるのでしょうか。

スコット:計画はありますよ。もし皆さんが「アップライジング」を気に入って支持してくれたなら第3作も有り得ます。スピンオフについても、もっとキャラクターを掘り下げるチャンスをもらえたら良いなと私も考えています。

 ──デナイト監督とは役柄についてどういった話をされたのでしょう。また、本作が監督の長編デビュー作になりましたが監督との仕事はいかがでしたか?

スコット:監督とよく話し合ったのは、ボイエガが演じるジェイクとネイトの関係性ですね。物語は元は親友だった2人が衝突して、それから再び仲を取り戻すまでにたくさんのことが起こります。その2人の関係性を、まずは最初にたくさん話し合いました。彼は作品に対してすごく独特なビジョンを持っていましたし、「ウルトラマン」だとか巨大ロボットといった昔ながらの特撮作品の大ファンであって、そういったことも踏まえて自分なりの最高のバージョンを作ろうというその姿勢が僕はすごく良いなと思えました。

──スコットさんは日本のアニメなどポップカルチャーをご覧になったことはありますか?

スコット:私は「ポケモン」を観ながら育った世代ですからね。10歳くらいの頃にポケモンやそのほかのアニメ、ゴジラに出会って、口をあんぐり開けながら一所懸命観ているような子どもでした。

──では、お気に入りのポケモンは?

スコット:それも良い質問ですね(笑)。…… うーん、“ピカチュウ”かな? だって、あれほどのアイコンはいないと思いますよ! チャーミングだしちょっと変わっていて、やっぱりピカチュウですね(笑)。

──もしも、日本映画としての『ゴジラ』作品から出演依頼があったら引き受けてもらえますか?

スコット:すぐにオーケーとは言えないけど、内容次第では“やりたい”と思えるでしょうね。

──スコットさんのインスタグラムを拝見していると、日本でもあちこちに出掛けられてますね。「ANA」とパートナーシップも結ばれています。

スコット:ANAは最高のパートナーで本当に素晴らしい航空会社だと思うし、世界を旅した僕から見ても世界でベストの航空会社だと思いますよ。

──日本での滞在はいかがですか?

スコット:前回日本に来たのは去年の12月でしたが、そのときも今回も最高でした。僕にとって、日本という国は本当に興味深い国の1つなんです。街や食べ物が清潔で、皆さんのお互いをリスペクトする姿勢や、日本の建築もそうですが自分たちが作るもの1つ1つにプライドを持って皆さん挑んでいる姿が素晴らしいと思います。それに、あるべきところにあると言うか秩序だっていて美しいと感じましたし、日本の文化についても僕はとても素晴らしいと思っています。何度でも来たいと思えるほど、僕は日本に恋をしましたね。

──『パシフィック・リム:アップライジング』は日本の多くのファンが待ち望んでいた作品です。こういった巨大ロボ・怪獣作品が日本人は大好きですし、ファンに向けてメッセージをお願いします。

スコット:先ほどお話ししたように多文化かつグローバルな作品で、家族揃って観に行くのも良いし10歳の子どもでも50歳の大人でも楽しめる映画です。映画の中核には、どんなバックグラウンドを持っていようともみんなで1つになるという素晴らしいメッセージが込められています。日本でもアフリカでもインドでも、どこから来ていてその人が誰かということも関係ありません。今起きていることに対してみんなで1つになって問題を解決していこうというのは、今日の世界にとってとても重要なメッセージだと思います。

まとめ

デナイト監督やボイエガと同様に、日本に対する並々ならぬ愛情を明かしてくれたスコット・イーストウッド。そういったキャスト・スタッフに支えられて完成した『パシフィック・リム:アップライジング』を、彼らの言葉も参考にしながら鑑賞してみるのも良いかもしれない。スクリーンの中で展開されるド迫力のバトルシーンを目に焼きつけるために、ぜひ劇場で彼らと“ドリフト”してほしい!

(取材・文:葦見川和哉、撮影:生熊友博)

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