2018年 “実話もの” 傑作20選!

2018年もたくさんの映画が公開されましたが、中でも“実話もの(伝記)映画”が充実していたことをご存知でしょうか。ここでは公開日の順番に、とくにオススメしたい2018年の実話ベースの映画20作品を一挙にご紹介します!

1:デトロイト

デトロイト(字幕版)

1967年に起きた暴動、その中でも地獄のような“尋問”をたっぷりの時間を使って描くという内容です。『ハート・ロッカー』や『ゼロ・ダーク・サーティ』のキャスリン・ビグロー監督らしいドキュメンタリックな映像、メインの舞台に行く前の“当時の暴動が起きていた街の空気”を丹念に見せていく演出がこれ以上なく効果を発揮しており、本物の映像にしか見えないほどのリアリズムを作ることに成功していました。作劇も秀逸で、とくに序盤の“黒人警官が白人警官にコーヒーを振る舞うシーン”で当時の彼らの関係が自然に感じられるようになっています。良い意味でキツくてしんどい内容ですが、だからこそ悪しき歴史を“体感”で振り返るという意義があります。

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放送作家のはしもとこうじの実話をベースとした家族の物語です。斎藤工が初めて監督を手がけた作品で、70分という短い上映時間ながら“人間関係がじわじわと見えてくる”秀逸なドラマに仕上がっていました。画作りはもちろん、タバコやバッティングセンターといった何気ないものが後に重要な意味を持つようになるなど、大の映画ファンとしても知られる斎藤工のこだわりが随所に感じられました。出演者は高橋一生、松岡茉優、金子ノブアキ、蛭子能収、佐藤二朗、リリー・フランキーなど豪華で、多数のお笑い芸人さんの出演も違和感なくハマっていました。

3:ビッグ・シック ぼくたちの大いなる目ざめ

ビッグ・シック ぼくたちの大いなる目ざめ

パキスタン出身の男性コメディアンと、アメリカ人女性のカップルが、結婚に向けて文化の違いによる数々の障壁を乗り越えていく様が描かれたドラマです。それぞれの“家族にある偏見”や“ルールの問題”は誰にでも思い当たるところがあるでしょう。アカデミー賞脚本賞にノミネートされていたことも納得の普遍性と問題提起、エンターテインメント性も存分にある内容になっていました。とくに“ハンバーガー店でのやり取り”だけで泣けるシーンは秀逸! エンドロールで提示される“ある事実”にも驚けますよ。

4:15時17分、パリ行き

15時17分、パリ行き(字幕版)

高速鉄道で発生した銃乱射事件と、それに至るまでの若者3人の人生を描いた作品です。何よりの特徴は“事件に遭遇した本人が出演している”ことで、半ばドキュメンタリーのような要素を持つこと。『アメリカン・スナイパー』や『ハドソン川の奇跡』など、重圧なドラマと実話ものとしてのリアリズムを両立させることにも定評がある、クリント・イーストウッド監督の手腕が遺憾無く発揮されていました。“何気ないことがやがて意味を持つ”物語が好きという方や、“運命”を信じたいという方にオススメします。

5:ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書

ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書 (字幕版)

ベトナム戦争が泥沼化していた頃、政府がひた隠す真実を明らかにすべく奔走した人々の姿を追ったドラマです。複雑な人間関係を描きながらも混乱しない整理された話運び、“決断”の時の緊張感と高揚感、“詰め寄るようなカメラワーク”が躍動感を生むなど、エンターテインメント性も存分に高い内容になっていました。スティーブン・スピルバーグ監督は『レディ・プレイヤー1』という「オタク万歳!」な娯楽作を手がける一方で、本作や『ブリッジ・オブ・スパイ』などの大人向きの映画も手堅く仕上げているのですから、やはり偉大な巨匠と呼ぶしかありません。

6:ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男

ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男 (字幕版)

就任したばかりの英国首相ウィンストン・チャーチルが、ヒトラーとの和平交渉か徹底抗戦かという、究極の選択を迫られる様を描いた作品です。凄まじいのはゲイリー・オールドマンの“なりきり”ぶり。アカデミー賞で主演男優賞を、辻一弘がアカデミー賞でメイクアップ&ヘアスタイリング賞を日本人で初めて受賞したことも大納得の、“本人にしか見えない”凄まじい役作りがありました。堅い内容になりすぎることもなく、人間くさいチャーチルにはしっかり感情移入ができるでしょう。クライマックスの地下鉄での市民との交流はほっこりと笑顔になれました。ちなみに、2018年は同じくチャーチルを扱った映画『チャーチル ノルマンディーの決断』も公開されていました。

7:タクシー運転手 約束は海を越えて

タクシー運転手 ~約束は海を越えて~(字幕版)

パッと見では人情系のほのぼのとした映画にも思えますが、実は前述した『デトロイト』にも近い、一歩間違えば死んでもおかしくないほどに過激で大規模なデモ活動に巻き込まれてしまうという内容です。癖のある役を多く演じてきたソン・ガンホが冴えない普通のタクシー運転手を好演しており、“異文化交流もの”としても楽しく、ハラハラドキドキするサスペンスとしても見応えがあり、韓国の歴史を知るという意義も存分にあります。2017年の韓国No1.ヒットも大納得の、もっと多くの人に観て欲しい作品です。

8:アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル

アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル(字幕版)

アメリカ人のフィギュアスケート女子選手として初めてトリプルアクセルに成功したものの、その後はスキャンダルで世間を騒がせた女子スケーター選手のトーニャ・ハーディングの半生を追ったドラマです。愚かしい犯罪行為(その犯行は本当に杜撰すぎて笑ってしまうほど!)のせいで坂を転がり落ちるように状況が悪化していく様は可笑しく、一方で主人公のスケートへの努力が本物であることがわかる様は切なくて仕方がありませんでした。事件は未だに真実がわからないところがあるのですが、本作ではそのことすらも皮肉的な演出に生かしています。主演が『スーサイド・スクワッド』のマーゴット・ロビーであることはもちろん、子役を演じているのが『gifted/ギフテッド』のマッケンナ・グレイスということにも注目。そして“映画史上最低最悪のデブ(断言)”も凄まじいインパクトを与えてくれます。個人的には、今回ラインアップした実話もの映画の中で最も大好きな作品です。

9:モリーズ・ゲーム

モリーズ・ゲーム(字幕版)

モーグルのオリンピック候補というトップアスリートであったのに、26歳にしてセレブが集う高額ポーカールームの経営者と転身した実業家モリー・ブルームを追った内容です。違法賭博運営の罪でFBIに逮捕されてしまうまでの過程をじっくりと、時には“理不尽”なものとして描き出しています。『ソーシャル・ネットワーク』や『スティーブ・ジョブズ』(2015年)などのアーロン・ソーキンが脚本を手がけたこともあり、会話のテンポは早く、上映時間にみっちりと情報が詰め込まれていました。破天荒で特殊な人生を描いているようで、主人公の悩みや挫折、そして“救い”は誰にでも共感できるものになっているということもポイントです。ジェシカ・チャステインは『女神の見えざる手』でもそうでしたが、確固たる信念と価値観を持つ女性にピッタリでした。

10:ボストン ストロング ダメな僕だから英雄になれた

ボストン ストロング ~ダメな僕だから英雄になれた~(字幕版)

ボストンで起こったテロ事件から生き残ったものの、勝手に世間から英雄と呼ばれることが重荷になってしまう……というドラマです。自己評価が低い人は“褒められる”ことが辛いこともある、というダメ人間特有の心境をたっぷりと描いてくれました。一瞬にして命が失われてしまうテロの恐ろしさも十二分に描けており、『プリズナーズ』や『ナイトクローラー』のジェイク・ギレンホールが感情移入しやすい“どこにでもいる平凡なダメ人間”にピッタリとハマっているのも見どころ。観た後は「どこかで誰かを救うことができているのかも」などと、ちょっと自分を肯定できるようになるかもしれません。

※『ボストン・ストロング』はこちらの記事でも紹介しています↓
□『ボストン ストロング』は五月病の特効薬!その3つの魅力はこれだ! 

11:ゲティ家の身代金

ゲティ家の身代金(字幕版)

1973年に起こった、アメリカの大富豪ジャン・ポール・ゲティの17歳の孫が誘拐された事件を描いた作品です。何よりの特徴は、この大富豪が並のケチではなかったということ。身代金の支払いを拒否することはもちろん、その後もハラワタが煮えくりかえるような言動を連発、全編に渡りクズエピソードに事欠きません。ケヴィン・スペイシーがスキャンダルで降板し、クリストファー・プラマーを代役に立てて大部分を撮り直したということでも有名ですが、実際の本編を観てみると違和感は全くありませんでした。『エイリアン』や『グラディエイター』でおなじみリドリー・スコット監督らしい堅実な画作りの他、真っ当に息子を心配するミシェル・ウィリアムズの鬼気迫る演技にも注目です。

12:オンリー・ザ・ブレイブ

オンリー・ザ・ブレイブ(字幕版)

巨大山火事に命懸けで立ち向かった消防士たちの奮闘を描いたドラマです。気高い男たちの友情だけでなく、前述した『ボストン ストロング』と同様の自己評価が低く若干クズでもある若者(新米の消防士)の成長が描かれるのも見どころ。メインとなる山火事に至るまでの人間関係が、丁寧かつたっぷりと時間をかけて描かれていました。“仕事”を真摯に描いている映画には、やはりハズレがありません。ジョシュ・ブローリンやジェフ・ブリッジスはもちろん、『セッション』のマイルズ・テラーがまたしても名演を見せていますよ。

13:バトル・オブ・ザ・セクシーズ

バトル・オブ・ザ・セクシーズ (字幕版)

1970年代に全世界が注目したテニスマッチ“Battle of the Sexes(性差を超えた戦い)”を映画化した作品です。女子の優勝賞金が男子の8分の1であるなど理不尽な男女格差の激しいテニス界の現状を変えようとする様はそれだけで痛快! ライバルとなるベテラン男性テニスプレイヤーが悪人と呼べる人物ではなく、なんとも憎めないことも含めて大好きになれました。一風変わった(でも必然性もある)テニスの試合の演出にも驚けます。ちなみに、2018年は『ボルグ/マッケンロー 氷の男と炎の男』という同じく伝説的なプロテニスプレイヤーを描いた映画が公開されており、こちらも本人がのりうつったかのような俳優の演技と、試合の迫力が半端ではないことになっていました。

14:泣き虫しょったんの奇跡

 ©2018『泣き虫しょったんの奇跡』製作委員会 ©瀬川晶司/講談社

将棋の棋士、瀬川晶司五段の自伝的小説の映画化作品です。描かれるのは、テレビや新聞で華やかに取り上げられる勝者ではなく、それよりもはるかにたくさんいる敗者たちの心情です。今まで知り得なかった将棋の世界、表舞台に立たなかった彼らの人生を想うだけで、ついつい涙腺が緩んでしまいました。松田龍平はちょっと『舟を編む』と同じくコミュ障っぽいけど純朴でもある役が良く似合っています。他にも妻夫木聡がわずかな出演時間ながら説得力のある芝居を見せ、野田洋次郎に良い意味でオーラがなくて普通の良い友だちっぽくて、染谷翔太のキャラが相変わらずイラっとできて(褒めています)、渋川春彦がベストタイミングで最高のアドバイスをしてくれて、上白石萌音がめちゃくちゃ可愛かったりと、豪華俳優陣の役どころが素晴らしいですよ。

15:ブレス しあわせの呼吸

 © 2017 Breathe Films Limited, British Broadcasting Corporation and The British Film Institute. All Rights Reserved

首から下が動かなくなった実在の男性ロビン・カベンディッシュの半生を追った難病映画です。いわゆる“お涙頂戴”な演出はほとんどなく、不謹慎にならないユーモアが散りばめられ、QOL(クオリティ・オブ・ライフ)にひとつの答えを出し、まさかのハラハラドキドキのサスペンスまでもが展開! ドラマ性、エンターテインメント性、メッセージ性を併せ持つ映画として申し分のない内容になっていました。本当に死にそうに見える(絶望している)アンドリュー・ガーフィールドの一世一代の名演にも注目です。俳優アンディ・サーキスの初監督作ながら、まるでベテラン監督が手がけたような完成度を誇っていました。

※『ブレス しあわせの呼吸』はこちらの記事でも紹介しています↓
□『ブレス しあわせの呼吸』5つの魅力!ユーモアと冒険に満ちた難病映画の秀作!

16:止められるか、俺たちを

 (C)2018 若松プロダクション

『実録・連合赤軍 あさま山荘への道程』や『キャタピラー』などで知られる若松孝二監督の元で、助監督をしていた実在の女性を主人公とした映画です。昭和時代の雰囲気はそれだけで面白く、当時の(ちょっと不便でもある)映画製作の過程も丁寧に描かれています。物語は淡々としているように見えて、終盤のとある展開に向けて周到に積み立てられているということもポイント。振り返ってみれば、1つ1つのセリフに重みを感じることができるでしょう。主演の門脇麦の体当たり演技はもちろん、井浦新が普段のイメージとは違う若松監督を見事に体現できていることにも注目です。

17:日日是好日

(C)2018「日日是好日」製作委員会 

茶道教室での25年の日々を綴った、森下典子のエッセイの映画化作品です。季節の移ろいと時間経過を美しく描き、それが茶道の精神にもつながっているという作劇は映画という媒体にもぴったりでした。ナレーションをうまく使った好例とも言えるでしょう。9月に樹木希林が亡くなったことを想うと、ラスト近くの茶道の先生のセリフがより心に染み入りました。黒木華と多部未華子がいとこ同士という関係で、めちゃくちゃ可愛いというのも最高ですよ。茶道に馴染みがないという方、または「茶道ってめんどくさそうだな」と思っている方にこそオススメします。

18:ボヘミアン・ラプソディ

(C)2018 Twentieth Century Fox 

伝説的ロックバンドのクイーン、その中でもフレディ・マーキュリーに焦点を当てた作品です。“映画史に残るラスト21分”という触れ込みは伊達ではなく、その“ラストのために”積み立てた物語こそが相乗的に感動を増幅させてくれます。フレディ・マーキュリーの今までの苦悩と想いがラストで昇華され、それを観客として観届けることができるのですから。もちろん、それは出演者の本人が憑依したかのような熱演と、省略しすぎない堅実な演出があってこそ。クイーンに詳しくなくても問題なく楽しめる、全ての人にオススメできる内容になっていました。そして、日本では4週連続で前週の興行収入を上回るという特大ヒットを爆進中! 間違いなく映画館で観てこそ真の感動がある作品であり、かつ長く愛される音楽映画になっていくでしょう。

19:母さんがどんなに僕を嫌いでも

 (C)2018「母さんがどんなに僕を嫌いでも」製作委員会 

同名コミックエッセイの映画化作品で、子供への暴言や虐待が日常化し、勝手な理由で施設にも預けてしまう“毒親”への向き合う様が描かれています。その過程および最終的な結論には賛否が分かれるかもしれませんが、子にとって母親がどれだけ掛け替えのない存在であるか、今一度確かめる機会になり得るでしょう。主演の大賀と、最低の毒親を演じた吉田羊が素晴らしいのはもちろん、『レディ・プレイヤー1』の森崎ウィンが見た目も言動も薄っぺらなおしゃべり根性曲がり(でも悪いヤツじゃない?)を嬉々として演じているのも素敵です。

20:パッドマン 5億人の女性を救った男

安全かつ安価な生理用ナプキンの普及に奔走し、米タイム誌の“世界で最も影響力のある100人”にも選ばれたアルナーチャラム・ムルガナンダムを追ったインド映画です。前半は主人公の奮闘と悔しさを“これでもか”と描き、それがあってこそ後半の躍進に心から嬉しくなり、クライマックスには『ボヘミアン・ラプソディ』に通ずる“当時の再現”もある……など、最初から最後まで「面白い!」と思えるところばかり。主人公の名前が変わっていることもあり創作部分も多いようですが、彼の功績は間違いなく本当のこと。それを知ることができただけでも、この映画に感謝を告げたくなりました。なお、2人の娘をレスリング選手として育てようとする父の奮闘を描いたインド映画『ダンガル きっと、うまくいく』も公開されていました。

※『パッドマン 5億人の女性を救った男』はこちらの記事でも紹介しています↓
□『パッドマン 5億人の女性を救った男』がインド映画の新たな名作である「5つ」の理由!

おまけその1:他にも実話もの映画がたくさん公開されていた!

その他に2018年に公開された実話もの映画を挙げると、お母さんが隣の若い男とダイナマイト心中する(!)という信じられない実話を元にした『素敵なダイナマイトスキャンダル』、1990年代初頭のパリのエイズ患者たちの団体の抗議活動を追った『BPM ビート・パー・ミニット』、ウォーターゲート事件を内部告発するリーアム・ニーソン主演作『ザ・シークレットマン』、女性画家のモード・ルイスを描いたサリー・ホーキンス主演作『しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス』、テロとの戦いに身を投じたグリーンベレー隊員たちの活躍を描いた『ホース・ソルジャー』、ホームレスの男性が一夜にして資産家になったという実話をもとにした『ロンドン、人生はじめます』、ナチス政権下のベルリンで終戦まで生き延びた約1500人のユダヤ人の実話である『ヒトラーを欺いた黄色い星』、国連史上最悪と言われる汚職事件を描いた『バグダッド・スキャンダル』などがあります。本当に多い!

さらに、史上最悪のタイの刑務所を疑似体験できる『暁に祈れ』が現在公開中です。他にも、シチリア島で実際に起きた誘拐事件をモチーフにしたファンタジックなラブストーリー『シシリアン・ゴースト・ストーリー』が12月22日より、筋ジストロフィーでありながら夢や欲望に素直な男の生き様を綴った『こんな夜更けにバナナかよ』が12月28日より公開となります。

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□『暁に祈れ』が良い意味で地獄映画である「3つ」の理由

その他、フィクショナルな要素も多いに含みますが、『グレイテスト・ショーマン』、『空飛ぶタイヤ』、『モリのいる場所』、『家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています』、『菊とギロチン』、『スターリンの葬送狂騒曲』、『バッド・ジーニアス 危険な天才たち』、『ライ麦畑で出会ったら』、『チューリップ・フィーバー 肖像画に秘めた愛』、『Merry Christmas! 〜ロンドンに奇跡を起こした男〜』なども、実在の人物や出来事に着想を得て作られています。

さらにさらに、来年2019年からも『喜望峰の風に乗せて』、『ライ麦畑の反逆児 ひとりぼっちのサリンジャー』、『フロントランナー』など、実話ベースの映画が続々と公開! 実話ものの映画が好きだという方は、ぜひこちらもチェックしてください。

おまけその2:“映画を作る映画”も充実していた!

余談中の余談ではありますが、2018年に充実していたジャンルが他にもありました。それは、“映画を作る映画”です。

インディペンデント映画ながら大ヒットどころか社会現象化した『カメラを止めるな!』は“ゾンビ映画を撮ろうとしていたら本当にゾンビに襲われちゃった”という内容で、『ブリグズビー・ベア』は監禁され続けた青年が大好きな作品の映画版の制作に乗り出すという奇想天外なあらすじで、『今夜、ロマンス劇場で』はモノクロ映画の中のヒロインと現実世界の青年の恋模様が描かれ、『レディ・プレイヤー1』は言うまでもなく映画やアニメやゲームへの愛情を高らかに唄っていて、前述した『止められるか、俺たちを』もその1つなのですから。

実話ものでもフィクションでも、2018年は歴史に残る映画が次々と生まれて嬉しい限り。以上に挙げた映画で見逃した作品がありましたら、ぜひ年末にご覧ください!

(文:ヒナタカ)

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