『リップヴァンウィンクルの花嫁』プレミアムイベントで黒木華、Cocco、岩井俊二が1年ぶりの再会!


『リップヴァンウィンクルの花嫁』のプレミアム上映イベントが3月7日(火)、TOHOシネマズ 六本木ヒルズで行われ、キャストの黒木華さん、Coccoさん、監督の岩井俊二さんが登壇しました。

ファンのあふれるほどの愛情に「受け止めきれなくて壊れそう」と、岩井監督

ちょうど1年前の3月に公開された本作は、黒木さんが演じる七海のさまざまな出会いや別れを通して、人生の波を描く物語。Coccoさんは七海が結婚式の代理出席のアルバイトで出会う不思議な女性・真白を演じました。

1年ぶりのイベントということで、会場には、熱狂的な本作のファンが集結。中には花嫁姿やメイド服で参加している観客も多く見受けられました。

それを見た岩井監督は「公開当時はコスプレをしてきている人はいませんでした。このように直接ファンの方の愛情を見せていただく機会はこれまでなかったので、真白のような気持ち、『受け止めきれなくて壊れそう』」と、劇中で真白が口にしたセリフで喜びを表し、客席の温度も高まります。

「この1年で、映画がきちんと歩いてきた」と、真白役のCoccoさん。

今回の上映イベントにあたって、1年ぶりに本作を見返したというCoccoさん。

「1年前に完成した作品を見た時は、七海を見て『華ちゃんだ~』真白を見て『私だ~』って思ったし、役と自分が混ざっていた。でも今見ると、七海と真白として認識できた。それは、この1年の間に映画がちゃんと歩いてきたからだと思う」と、Coccoさんらしい言葉で感想を。

また、劇中ほとんどのシーンに登場している黒木さんは「本当にたくさんの方が出演されていたので、打ち上げで皆さんそれぞれ『初めまして』ってお互いに挨拶をされていて。私だけがみんな知ってるんです(笑)。それが人生みたいに感じて。七海ちゃんはこんなにたくさんの人と出会っていたんだなって、改めて気がつきました」と感慨深い様子。

また、本作には2016年11月に死去したりりィさんも真白の母親役で出演されていました。


岩井さんは「人はいつか死ぬんですが、訃報を聞いた時には『なぜ!』という思いでした。僕の中ではすでに次回作の構想があって、頭の中で演じている彼女がいたので…。それをお見せできないのが残念です」とりりィさんに対する思いを告げました。Coccoさんは「シンガーソングライターとしてデビューされた方で、私にとって希望の星みたいな人だった。歌手としてスタートして、こんなにすごい女優になれるんだっていう、光だった」と語りました。

さらには「これから1年に1度、上映会をしましょう!」と、プロデューサーから提案が。

七海の誕生日である4月1日を、上映会の候補日に岩井さんが挙げると、Coccoさんが「もし実現できなくても、エイプリルフールだからって言えばいいさ(笑)!」と明るく締めて、上映会は終了しました。

「人生そんなに悪いことはない」と、映画への思いを語った黒木さん。

ラストのサプライズで映画のタイトル入りの銀テープが会場に降り注ぎ、登壇者の顔にも思わず笑顔がこぼれました。

感動で胸いっぱいの様子の黒木さんが最後に、「私はつらいことや悲しいことのほうが、心にズガンときて響いちゃったりして…。そういう人は多いかもしれない。でも七海ちゃんみたいに、人との出会いによって毎日が少しずつ変わって、『人生そんなに悪いことはないな』と思えるようになればいいなって。皆さんの心の支えになる映画になればいいなと思います」と、映画に込めた思いを客席へ贈りました。

映画『リップヴァンウィンクルの花嫁』は日本映画専門チャンネルにて3月26日に映画本編が初放送されるほか、4時間全6話からなる『リップヴァンウィンクルの花嫁 serial edition』が3月31日よりオンエア予定です。

(取材・文:NI+KITA)

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