特撮ファン必見の雑誌2冊!その魅力を詳細に解説

■オジンオズボーン・篠宮暁の“特撮”向上委員会

本屋さんに行って「宇宙船」と「東映ヒーローMAX」の新刊が両方並んでると、とても幸せな気持ちになります。

小さい頃、「週刊少年ジャンプ」を毎週楽しみにしていたあのワクワクと似ていたりします。

新刊が同時に出たときの僕の楽しみ方は、大体毎回同じ。

まず「宇宙船」の特写を眺めて、スーツやマスクのディティールを確認。

アップ用とアクション用の違いやスタッフさんのメモが書かれているので、そこもしっかりチェック。

続いて仮面ライダー、スーパー戦隊の制作チームのインタビューを熟読。

インタビュー対象が被っていないので、交互にページをめくりながら。

両方の雑誌で同じ方にインタビューされていても、ライターさんの聞き方次第で内容が結構違ったりするので見逃すことはできません。

プロデューサー、脚本家、監督の記事を読むと裏側の一端が掴めるし、作品への熱量の源みたいなものも垣間見ることができ、より一層作品が好きになります。

次は「宇宙船」の野中剛さんのページへ。

とにかく、この野中さんの絵が毎回毎回文句なしのカッコよさ。

「メタルヒーローシリーズ」で、もしかしたらこんな展開もあったかもしれないよねというのを、見開き2ページでドドんと描いてくれてるんです。

絵の迫力もすごいですが、この「もしかしたら」が本当に見たい設定ばかりで、ついつい想像せずにはいられなくなってしまいがちです。

そこからは「東映ヒーローMAX」を再び手に取り、スーツアクターさんへのインタビューが載ってる仮面俳優列伝や、切通理作さんの特撮濃度が高いコラムをじっくりと読み、最後にキャストのインタビューを読むというのが同時刊行された時のルーティンです。

もちろん、「宇宙船」のウルトラマンの記事も見逃すことなく。

今回の10月発売刊でいうと、「宇宙船」の『仮面ライダーセイバー』の特写がまずたまりませんでした。

セイバー、ブレイズ、バスターに関しては劇中で活躍していた姿のアップをチェック。

そしてエスパーダを眺めながら、初めて見る剣斬のスーツに興奮。

幼少期まだネットが無かった時代、新ヒーローを初めて知るのは本屋さんの店頭に置かれていた「てれびくん」や「テレビマガジン」の表紙でした。

大人になった今は、あの高揚感を「宇宙船」そして「東映ヒーローMAX」で感じさせてもらってます。

両誌とも『仮面ライダーセイバー』のプロデューサー・高橋一浩さんにインタビューされてるんですが、どちらも読み応えあり。

「ヒーローMAX」の柴﨑貴行監督と脚本の福田卓郎さんの話も、「セイバー」を見る上で絶対に知っておいた方がいいお話でしたし、『仮面ライダーゼロワン』の大森敬仁プロデューサーの記事からは、コロナ禍によって作品が受けた影響を知ることができます。

またセイバーのスーツアクターの浅井宏輔さん、キラメイレッドのスーツアクター伊藤茂騎さんという、スーアク第七世代の記事も必見。

『魔進戦隊キラメイジャー』については、「ヒーローMAX」で塚田英明プロデューサーのインタビューが、「宇宙船」では脚本の三条陸さんのインタビューがそれぞれ載っているため、どちらも読むことを強くお薦めします。

今現在、こうして雑誌から情報を得ることができる幸せな状況ですが、これが当たり前とはまったく思ってません。

昔はこの二誌に加え、「特撮ニュータイプ」という雑誌があり、特撮雑誌三つ巴の時代がありました。

隔月刊行という驚異的な発刊スケジュールだったんですが、突然休刊となってしまいました。

「東映ヒーローMAX」も昔は年4回、季節ごとに発売されていたんですが、いつしか年2回になりました。

昔はしょっちゅうできた特撮誌二冊買いが、いつしかなかなか出来ない状態になってきて、僕はこの状態が当たり前ではないと思うようになりました。

だからこそ新刊が手元にきたときは、毎回同じレベルでうれしいと感じます。

「宇宙船」様、そして「ヒーローMAX」様。

いつも我々特撮ファンの胸を熱くしていただき、ありがとうございます。

これからも応援しています。

(文:篠宮暁)

【オジンオズボーン・篠宮暁の“特撮”向上委員会】
第176回:CMSイクサベルトを入手!製作陣の熱量を感じたポイント、DX版イクサベルトとの違いは?
第175回:『仮面ライダーセイバー』2号ライダーのブレイズから動物モチーフのデザインについて考察
第174回:『仮面ライダーセイバー』の世界観を創造する技術とは?創意工夫で進化する特撮を語る

以前の記事はこちらから

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    ライタープロフィール

    オジンオズボーン・ 篠宮暁

    オジンオズボーン・ 篠宮暁

    松竹芸能所属 オジンオズボーンのボケ担当。持ちギャグは1000個を超える。特撮が好きで、実際に特撮作品にも数本出演。半年に一回やる特撮のトークライブでは、特撮作品の出演者や監督を招いてトークを展開したりしている。

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